春の薬膳  6

薬膳

皆様 ごきげんよう
今年の春は、暖冬の影響があり、なかなか暖かくならず、台風のような風雨があったり
不安定なお天気が続いています。
体調管理も大変ですね。
今日 子供が家にいるので怒りすぎて、のどが痛いと言っていらした方がいましたが、
実は、精神的にいらいらするのも栄養が関係していることもあるのです。
こんな時 時間が取れる方は是非 食べ物について勉強してみて下さい。

春に適した食材

発汗作用で邪気を発散する 食材


しょうが、ねぎ、しそ、コリアンダー

健脾作用のある食材

うるち米 玄米 サツマイモ じゃがいも 大豆 おくら 小松菜
ねぎ ブロッコリー れんこん オレンジ りんご いわし 鶏の卵

献立   鶏肉のワンタンスープ


材料
鳥のひき肉 150g セロリ 半本 人参 少々  ワンタンの皮 1袋
鳥ガラのスープ 醤油 塩 胡椒 生姜 ごま油 片栗粉

作り方
1)鳥のひき肉に生姜、醤油、塩、胡椒、ごま油、片栗粉を混ぜて、ワンタ
  ンの中身を作り、ワンタンの皮で包む。
2)鳥ガラスープに、千切りにしたセロリとみじん切りにした人参をいれ、
  その中に1のワンタンをいれて、最後に塩コショウで味を調える。

ポイント
気を補う鶏肉と、肝によく、気をめぐらすセロリとの組み合わせで元気をもらいましょう

献立  イチゴとブルーベリーのデザート


材料
豆乳 400cc にがり 4cc
イチゴ ブルーベリー 適量  メープルシロップ 少々

作り方
1)豆乳ににがりを加え、良く混ぜて、5分蒸す。
2)イチゴ、ブルーベリーはよく洗い、食べやすい大きさに切る。
3)1がさめたら、2をのせ、メープルシロップをかける。

ポイント
脾胃の調子を整える旬のイチゴに、肝や目に良いブルーベリーをのせたデザートメープルシロップと一緒に棗シロップを加えると風味がでるかも、、

献立   菊花のプーアール茶


材料
乾燥菊花 クコ 少々 プーアール茶

作り方
ティーポットに菊花、くこ、プーアール茶をいれて熱湯を注ぐ

ポイント
菊花は身体を冷やす効果があり、春になって急な気温の上昇から起こるのどの痛みや咳に効く。棗を加えると、脾胃の働きが整う。

食材紹介

鶏肉 脾胃       食欲不振 体力低下 げっぷ しゃっくり
   アルギニン、オレイン酸、コラーゲン、パントテン酸、イノシン酸、
   VA,VB,VK
   ささみは高たんぱく、低脂肪で消化吸収がよい
   骨付き肉はコラーゲンを多く含む

豆乳  肺脾大腸     気管支が弱い、口渇、貧血、低血圧
    オリゴ糖、フラボノイド、アミノ酸、リノール酸、リノレン酸、C
    a,Fe,K,Mg,VB,VE

セロリ  肝肺膀胱     高血圧 充血 お血 精神安定
     食物繊維、メチオニン、アイピン、セネリン、セダノライド、テ
     ルペン、ポリフェノール、コエンザイムQ10、VB1,VB2
     VC,VE,VU,Fe,Ca,

イチゴ  肝脾胃      暑気あたり 慢性下痢 咳 痰 消化不良
     食物繊維、アントシアニン、フラボノイド、エラグ酸、VC,葉
     酸

ブルーベリー  肺脾胃   目の疲れ アンチエイジング
        食物繊維、アントシアニン、カテキン、VE

菊花  肝肺    頭痛 咽痛 精神安定 めまい 目の充血 かすみ目
    クサンテノン、アントシアニン、VA

プーアール茶  肝胃    吐き気 下痢 胃もたれ 脂肪燃焼
        タンニン、カテキン、カフェイン、フラボノイド、アミノ
        酸。ビタミン、ミネラル

今日はデザートやお茶についても書いてみました。すぐ作れそうなものばかりです。
是非試してみて下さい。




投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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