発酵食品とは

その他

皆様 ごきげんよう
今日はせっかくの日曜日ですが、お家にいらっしゃる方が多いと思います。
こんな時にしっかり体調管理できるようにしておくことが大切です。
自粛がとけたら、しっかり働き、思いっきり遊びたいですから、、、

前回お話しした発酵食品について続きで書かせて頂きます。

発酵ってなに?

発酵ってなんでしょうか?
発酵とはカビ、酵母、細菌などの微生物が炭水化物やたんぱく質などの有機化合物を分解する過程で、人に有益な物質を作り出す事。
では、発酵と科学的にほぼ同じ事で腐敗もありますが、どう違うのでしょうか?
人にとって有益な事は発酵、有害な事は腐敗と分けています。ですから、社会の伝統や習慣、個人の好みなどで差があるかもしれません。
また発酵は食品ばかりではなく、抗生剤や抗癌剤などの医療や、アミノ酸精製などの食料生産、生ごみや排水処理などの環境、持続可能なエネルギー開発などいろいろな分野で開発が進んでいます。

今回は発酵食品の魅力を書いてみます。

発酵食品の魅力

)保存性がよい
発酵食品の多くは麹菌や乳酸菌などの発酵菌が大量に繁殖して、腐敗菌が増殖できないのです。

)風味がある
発酵する事で味がよくなったり、食欲をそそるような香りをもつようになるのです。
食物を発酵させる事で産生されるアミノ酸や核酸などによってうま味がでてくるのです。
チーズやパン、日本酒などの美味しい香りは食物が発酵する過程で微生物の作用により、さまざまな香気がができるのです。

3)栄養価 健康向上
今までに書きましたが、発酵によってビタミンやアミノ酸などいろいろな栄養成分が作られます。
●腸内環境の改善
腸内細菌は健康維持に貢献する善玉菌、健康に悪い悪玉菌、どちらでもない日和見菌に分かれ、日和見菌は腸内で善玉菌が優勢の時は善玉菌に、悪玉菌が優勢の時は悪玉菌に味方します。
ヨーグルト、漬物などの乳酸菌はそれ自身も善玉菌であり、他の善玉菌を助けます。納豆菌は悪玉菌の働きを抑制します。これらの発酵食品をとることで腸内環境が整い、免疫力が向上するのです。
●代謝アップ
発酵食品に含まれるビタミンB群は代謝促進効果が期待できます。
納豆はビタミンB2, 麹菌はビタミンB1,B2、B6,パントテン酸を多く含み、お酢は血行促進作用があります。
●血中悪玉コレステロールを下げる
納豆、味噌などの発酵食品にはイソフラボンが含まれていて、これが悪玉コレステロールを下げる効果が期待されています。脳血管疾患や心筋梗塞などの動脈硬化の予防になります。
●抗酸化作用
赤ワインや味噌にはポリフェノールが多く、抗酸化作用があります。
抗酸化作用は活性酸素の発生を抑え、生活習慣病予防やアンチエイジングに効果があります。
●ストレス改善
発酵食品とストレスと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
漬物、ヨーグルトには、GABAという神経伝達物質が多く、神経の興奮を鎮めリラックスさせる効果もあるのです。

おおまかに発酵について書かせて頂きました。
現代に生きる私達にはとくに発酵食品を頂く事が必要な気がいたします。
食事をもう一度考えるヒントになったら 幸いです。
良い一日をお過ごし下さいますように祈っています。





投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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