アーユルヴェーダの1日の過ごし方 朝

アーユルヴェーダ

皆様 ごきげんよう
ずいぶん暖かくなりました。私達にどんな事があろうと、きちんと季節が変わっていきまです。自然は素晴らしいですね。そして、そんな季節をいつまでも楽しんでいかれる事を祈ります。

今日はアーユルヴェーダの続きです。一日の過ごし方についてお話し致しましょう。

アーユルヴェーダでは毎日の生活に気を付けながら過ごすことにより、無病息災(自立して生活できる)で、100歳まで生きて生きていかれると言われます。
アーユルヴェーダで、養生するとは薬膳と一緒で人間も自然の一部であるので自然に逆らわない生き方がよいとされています。
では、朝の暮らし方について始めましょう。

起床と就寝

アーユルヴェーダでは「起床と就寝の二つのリズムを守る」事が、アンチエイジングでは大切なのです。でも、社会や家庭で生活している中ではなかなか難しい事ですね。
休日も平日と同じように生活する方がよいのです。
サーカディアンリズム(概日リズム)、このリズムを守る事が生物学的バイオリズムを乱さないようにすることなのです。

このようなアーユルヴェーダの考えを実践するには、道具もいらないし、どこでもできるのです。そして長く続けた方が効果も高いのです。

起床時間 就寝時間を守る
仕事の効率が上がる
アンチエイジングになる
健康でいられる
健康寿命が長く、長寿

朝 六時前後に起きて、カーテンや窓を開けて朝日をあびて、朝の新鮮な空気をいっぱい吸いましょう。朝日を浴びる事で体内時計がリセットされ睡眠覚醒リズムが整うのです。
また 身体だけではありません。人は心をもっているので是非朝起きたら、前向きな気持ちを持って 自然や 起きられた自分に感謝してみて下さい。
もし 仕事などがあってそんな生活はという方はなるべくいつも同じリズムで生活できるように工夫してみて下さい。

排泄

では、排泄はいかがでしょう。アーユルヴェーダでは「スシュルタサンヒター」の中に健康の定義として排泄機能が順調であることがあります。
きちんと排泄する事は健康やアンチエイジングにとって大切な事です。
食べたものがきちんと消化され、栄養が吸収されて老廃物が定期的に身体から排泄されるということが毎日順調に働く事が健康の証」とと言われます。
「ヨーガ・ラトナーカラ」には、1日に6回排尿し、2回排便するとよいと書かれています。ですから、便意を我慢せずに時間を作り自然に合わせていきましょう。

歯磨き

つぎは 歯磨き舌の掃除です。舌の状態を見る事は中医学でも大切にしていますが、舌のお掃除をすすめているのはアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダでは昔から、歯が丈夫で人生を楽しめるように口腔衛生を大切にしています。アーユルヴェーダでは朝、舌の上に少量の老廃物が舌苔として溜ると言われ、朝起きて歯磨きをしてうがいした後、舌のお掃除をします。
ただ注意しないといけないのは、舌の表面はデリケートですので傷をつけて出血したり味が感じられなくなるといけないので 1日に何回もしたり無理して取ろうとしたり歯ブラシを使ったりせず、優しくすることが大切です。アーユルヴェーダではタング・スクレーバーを使って行います。
舌の清掃の効果
・味覚がよくなる
・口臭予防
・歯の健康 歯槽膿漏の予防
・歯や歯肉の病気の改善

今では舌のお掃除で口臭防止、インフルエンザ予防、高齢者の誤飲性肺炎の予防に役立っています。

健康とは、気持ちよく目覚め、時間になったら眠くなる、正常な食欲、毎日排尿排便が気持ちよく行われていること
起床と就寝のリムを保ち、前向きな気持ちで目覚め 良い一日を過ごしましょう。
せっかく 生かされている命なのですから


投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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