冷え性

漢方薬

皆様 ごきげんよう
今年もGWを迎えました。今までにないお休みになりました。
でも、ただじっとしているのはもったいないので、昨晩は近くの美味しいレストラン ミモザでテイクアウトして、家ディナーを楽しみました。
今まで忙しくて読めなかった本を読んだり、手芸したり、お料理したり、今まで気づかなかった自分を再発見できるかもしれません。

今日は冷え性について考えてみましょう。
手足が冷えて温まらない事を言いますが、全身が冷える場合や手足は冷えても身体は温かい時もあります。
冷えは何でも生姜やとうがらしをと考えずに、原因を考えてみましょう。

白虎湯 または 大承気湯

手足は冷えるが胸腹部は熱い感じがあり、口渇、いらだち、便秘で乾燥便、尿は濃い
過剰な熱が胃腸にたまった状態なので、胃腸の熱を冷まし便秘を改善する
                   白虎湯 または 大承気湯

四逆散

手足の冷えがあり、肋骨の下あたりが苦しい、いらいら、動悸、下痢、腹痛があり、尿が出にくい
自律神経の乱れが原因で、熱エネルギーの運搬がうまくいかず、手足まで熱が届いていない状況。自律神経の調整をする
                   四逆散 
                   イライラがひどい時は竜胆瀉肝湯

桂枝茯苓丸

上半身はのぼせ、下半身は冷える。唇の色が黒っぽい
血液の滞りが原因、血流を良くすることが必要
                   桂枝茯苓丸  
                   便秘があれば 桃核承気湯

導痰湯

手足が冷え、胸苦しく胃がつかえる、空腹感はあるが食べたくない、痰がからむ
肺や胃腸にたまった痰(ドロドロ成分)が手足への熱エネルギーを妨げる
痰を流し、胃腸の働きを整える
                    導痰湯

苓姜朮甘湯

膝や足が冷え、身体が重だるく、足のむくみ、腰痛がある、食欲気力はある
外部の冷え湿気が原因、例えば寒く湿度の高い所で仕事をしたり、、
身体を温めて、冷えと水分をとる
                    苓姜朮甘湯

苓姜朮甘湯

冷房などのような寒さの強いところで足腰が冷えて、顔手足がむくみ、皮膚が乾燥、尿量少ない
水分、血流の停滞が原因
水分を出し血流を良くする
                    当帰芍薬散
                    むくみがひどい時五苓散

四逆散

強い冷えがあり、顔面蒼白、倦怠感、関節痛、下痢
熱エネルギー産生刺激する腎と、消化吸収して熱をだす脾、熱を血液に乗せて運ぶ心な働きが弱っている。
腎脾心を温めて元気にする 
                     四逆散

当帰四逆散 当帰四逆散加呉茱萸生姜湯

足や下腹部に冷えと痛み、身体が寒い。皮膚が青白い
血流が不足している人が寒さにさらされ、よけいに悪くなり、しびれ痛みを生じる
身体を温め、血流をよくする
               当帰四逆散 当帰四逆散加呉茱萸生姜湯

真武湯

全身の冷えと重だるさ、疲れやすく気力がない、足のむくみ、尿量が少ない
熱エネルギーが少なく、血流が悪く水分がたまっている
全身を温め、熱産生をあげ、たまった水分をだす
                     真武湯

呉茱萸湯

手足の冷え、食べると吐き気や嘔吐がある、胃の膨満感、胃痛、下痢、胸騒ぎがする
交感神経が弱って、元々胃が冷えるのにさらに外部からの冷えが加わった状態
胃を温め 交感神経を元気にする
                     呉茱萸湯

人参湯

腹部手足の冷え、疲れやすく、食欲なく少食、腹痛下痢などもある
胃腸の冷えで消化吸収がうまくいかず、エネルギー不足で疲れやすい
胃腸を温め、消化吸収をよくする
                     人参湯

右帰丸

腰から下の冷えとだるさ、疲れやすく元気がない、すぐ眠気なり横になりたい、夜間頻尿
慢性の病気、老化で熱エネルギーが不足
熱エネルギー産生を刺激するホルモンを増やし身体を温める
                     右帰丸

病気ではないのに、手足が冷える時はストレス、外部の環境、胃腸が弱い、老化などがあります。精神的にリラックスをする時間を持ったり、入浴や運動などの続けてみる事も大切ですね

身体の温まる食品

身体の温まる食品をあげておきます。
エシャロット しそ 黒砂糖 生姜 ねぎ 平茸 ミョウガ よもぎ 酒 胡椒 唐辛子 八角

お天気が変わりやすいので 体調管理に気を付けてお過ごし下さい

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
タイトルとURLをコピーしました