塩麴 甘酒

その他

皆様 いかがお過ごしでしょうか?
いえいえ 家にいらっしゃる事と思います。
一人一人の行いで 社会はずいぶん変わってくると思います。
和食 発酵食品は世界に誇るべきものです。
私達 日本人も世界に誇れるように頑張っていきましょう。
いえいえ もうすでに 素晴らしいとどこかで言われているようですが、、

実際に どんな発酵食品があるのか紹介してまいりましょう。

塩麴


塩麴のルーツは東北地方の三五八漬けで、塩と米麹と米を3:5:8で漬け床を作ったもので、それを使いやすくアレンジしたのが塩麹です。
なぜ 美味しいのか?
それは米麹が作る酵素の働きによります。
でんぷん分解酵素アミラーゼはブドウ糖を作り上品な甘みを、たんぱく質分解酵素プロテアーゼはうま味となるアミノ酸を、脂肪分解酵素リパーゼはさっぱりとした味に仕上げてくれます。
また プロテアーゼが肉などたんぱく質を分解し、筋線維がほぐれて焼いても固くなりにくくなるのです。

今は玄米塩麴や 醤油麹などもあります。ドレッシング、漬け物などいろいろ工夫してつかってみましょう。 野菜炒めでもなんでも美味しいですよ。

甘酒


甘酒というと、冬の寒い時に身体を温めるために飲むように思いますが、実は江戸時代には夏バテ予防で夏に栄養ドリンクとして飲まれるようになりました。
甘酒はご飯に米麹を混ぜて作りますが、麹菌の酵素がでんぷんを分解して ブドウ糖や麦芽糖を、たんぱく質を分解して必須アミノ酸を、ビタミンB群などを作り、「飲む点滴」と言われています。
飲むばかりではなく、調味料として使う事もできます。
例えば肉や魚を漬ければ、たんぱく質を分解して柔らかくなりうま味成分のグルタミン酸などが増えるのです。みりんや砂糖の代わりに使えば 上品な甘さになります。

塩麴 甘酒の効果


1)疲労回復
  豊富なビタミンを含みます。また 甘酒のブドウ糖は吸収されやすく早
くエネルギーに変わります。

2)整腸作用
  食物繊維や酵素によってできたオリゴ糖は腸内細菌を整え、消化を助け
ます。

3)抗ストレス作用
  ストレスと麹と思われるかもしれませんね。
  実は、これらの中にあるアミノ酸の1種にGABAが多く含まれていて、
GABAは神経をしずめ、リラックス効果や安眠効果もあるのです。

4)美容効果
  さらに女性には嬉しい事があります。
  これらに含まれるイノシトールなどのビタミンは新陳代謝をよくして
  肌、髪を健康に保ってくれるのです。
  麹菌はメラニン色素を作る細胞の活性を抑えしみなどに効果がありフ
  ェルラ酸は抗酸化作用がありアンチエイジンに、αエチルDグルコシド
  は肌の潤いを保つと言われています。

5)ダイエット
  美容だけではありません。甘酒のブドウ糖は上品な甘さで、砂糖に比べ
  て糖質が少なくてすみます。甘酒はカロリーが高いので摂りすぎには注
  意ですが、、

6)血圧安定
  これらに含まれるペプチドは血管をしなやかにして、血圧を安定させる
  効果が期待できます。

身体に美容によさそうですね!

作ってみましょう。

塩麴
米麹(生)  200g    
塩      60g
水     250cc

1)ボウルに米麹をいれ細かくほぐす
2)そこに塩を入れて良く混ぜる
3)水を入れてすり合わせるように混ぜる
4)容器には少し隙間を開けて 常温で熟成させる (夏 5日 冬 10日前後)
  保存中は綺麗なスプーンで1日1回混ぜる
完成:お粥のようにどろっとして甘い匂いがあいたら 完成です
保存:冷蔵庫で3か月

醤油麹
米麹 200g 醤油 400cc
塩と水を醤油に変えて 同じようにつくってみましょう。

甘酒
米   75g
米麹  100g
水   100ml

1) 炊飯器でお粥を炊く
2)ボウルに米麹を入れて両手で細かくほぐす
3)炊けたお粥に水 100mlを入れて60℃までさます。
4)米麹とお粥を混ぜ合わす
5)隙間をあけて、60℃で6-8時間保温する(2時間に1回かき混ぜる)
完成:粒が柔らかくなり、甘い香りがしたら完成❕
保存:冷蔵庫で1週間
保温には、炊飯器を使うと楽にできます。

スムージーに入れたり お菓子作りに使ったり、夏は冷やして冬は温めて、是非召し上がってみて下さい。




 
  




投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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