アンチエイジングを考えた生活

アーユルヴェーダ

爽やかな いや少し暑いくらいの季節になりました。
私達がコロナウイルスで生活を自粛していても 自然は休まず
きちんと季節を運んできてくれます。
高原や山は 新緑の美しい季節でしょう。
6月の新緑の高原 山は最高ですね。

前回までにアーユルヴェーダでどのように食事をとっていったらいいか書かせて頂きました。
今日はどのように生活したらいいかお話ししていきましょう。

食後の過ごし方


  朝食後、昼食後は45分くらいしたら身体をうごかした方がいいのです
  が、激しい運動はさけましょう。
  お腹の周りがきになる人は、とくに夕食後10-15分くらいの軽い散
  歩がお勧めです。
  気持ちのいいところを歩くとメタボや糖尿病の予防、アンチエイジング
  に効果が期待できます。
  食後してはいけないことは、
  昼寝;食後すぐ横になって寝る事です

入浴


  入浴方法には 次の2通りがあります。
  ●シャワーを浴びる
  ●湯舟につかる
  「温熱、水圧、浮力」の効果で発汗やダイエット効果が期待できます。
  アーユルヴェーダではアンチエイジングの効果があると言われています

  入浴の効果
  ●循環が良くなり、老廃物が排泄される
  ●疲れが取れる
  ●身体が清潔になり、精神的にも元気になる

  正しい入浴の仕方
  ●食直後の入浴はさける
  ●首から下の身体がちょうどいい温度にする
  ●顔や髪の毛はぬるま湯で洗う。暑いお湯は視力を弱めたり 髪の毛を
   傷める

  アーユルヴェーダでの入浴の効果
  ●代謝と消化機能の働きが良くなる
   ヴァータを緩和してアグニを刺激して老廃物の排泄をする、また循環
   経路の流れが良くなると栄養素が隅々までいきわたるのです。
  ●筋肉の疲れを取り除く

  入浴は3つの感覚器官を喜ばせる事ができるのです。
   触覚;皮膚が温かく気持ちの良い感覚
   臭覚;好きな香りの精油、ハーブを使ってよい刺激を
   視覚;ばらの花びらなどを浮かして入浴すると心地よい刺激に

睡眠のリズムを作る事や食事と比べると 重要性は低くなりますが、毎日の
習慣として賢く取り入れることは、心の健康にも大切な事でしょう。
たまには 精油やハーブをいれてリフレックスするとよいでしょう。

就寝


  アーユルヴェーダでは「夜遅い時間まで起きている人は老化現象が早ま
  」と言われています。夜更かしの人は、<乾性>が強くなり老化現象
  が早まると考えられています。
  理想の就寝時間;夜10-11時
  きちんと就寝のリズムがつくと
  ●就寝と起床のリズムを守れる
   老化現象に関係するヴァータの働きを正常にすることが大切
  ●十分休息がとれる
   健康的睡眠時間は8時間です。寝すぎはいけません。
   ただ 個人差があるので、参考までです。

人生の1/3は眠って過ごすのです。眠りを大切にすることが大切です。
寝床、寝室、寝具、インテリアなどにも気を配る事も必要でしょう。

また アーユルヴェーダでは精神的な面での健康も考えます。1日が終わって疲れて寝るだけではなく、今日1日過ごせたこと、自分に、自然に、周りの人になどに感謝してから眠りにつくといいでしょう。

ぐっすり眠るためには
寝る前にベッドの上で背を伸ばし楽に座り、目を閉じ、ゆっくり呼吸を落ち着かせ、10回くらいゆっくり呼吸してから眠るといいでしょう。

アーユルヴェーダでは、身体と心の休息を十分にとることは老化現象を予防する事にもなるのです。

アルコール


アーユルヴェーダの古書「チャラカ サンヒター」に、行いにおける若返りという項目があり、その中の一つに「真実を語り、怒らないで、飲酒と房事にふけらないで遠ざける。」とあります。
言い換えると、アンチエイジングの生活法としては、アルコールの摂取はコントロールするという事です。
飲酒して良い時、良くない時、良い人、良くない人がいます。
コントロールして少量の飲酒は爽やかな気分になり、健康増進につながります。
正しく取り入れると、不老長寿の甘露のごとし、と言われますので、十分注意してとるようにいたしましょう。

運動


アーユルヴェーダでは、「適切な運動を、ルールを守って行う人がアンチエイジングになる」と言われています。

運動をまったく取り入れていなかったり、上手に取り入れていなかったりしていないでしょうか?
生活習慣病に運動とよく言われますが、生活習慣病はアーユルヴェーダでは
ダートェアグニの機能が低下することを言います。つまり、「体液、血液、筋肉、脂肪、骨、骨髄、生殖機能を代謝する力がおちているという事です。
運動はそれを刺激して、正常に消化、代謝機能が与えられていくのです。
運動は食べたものの消化代謝を助けるのです。

その人に合った運動とは
●額、鼻、わきの下、手足の関節に汗がにじむ
●呼吸があらく乱れる
●口が乾く
●動悸がある
●気持ちがいい、身体が軽い、と感じる

運動するときの注意
●体力の半分程度の運動
●不安、恐怖などのマイナスな気分では疲労になってしまうので、前向きに
 楽しい気持ちで行いましょう

私達にとってアンチエイジングで大切なものは、次の順番です。
1運動
2飲食物
3起床 就寝のリズムを守る

散歩など運動がとくにお薦めです。

皆様が幸せな人生を送るためにすこしでもお役にたてればと思います。
気持ちよくできる事を少しずつ習慣にして頂ければ いつか効果が感じられると信じます


  
  

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
タイトルとURLをコピーしました