慢性的便秘の改善

アーユルヴェーダ

皆様 ごきげんよう
コロナ感染者がとても増えてきました。
どうしたらよいのか悩んでいる方も多いことと思います。
仕事やどうしてもの用事があって出かけないといけない方は本当に注意が必要ですね。
今日はアーユルヴェーダで慢性便秘はどのように治療したらよいのかお話ししていきましょう。

アーユルヴェーダでは、慢性的便秘は、きちんと対処する事をすすめています。

万病の素と考えるからです。
また 本人も長い間悩んでいらっしゃる事と思います。

慢性的便秘の方はその原因を理解し、生活習慣の改善が必要です。
アーユルヴェーダでは便秘は生まれつきではなく、生活習慣や食事に問題があると考えます。

便秘の種類

便秘の種類
1)食べた物がうまく消化されずに、その未消化物が便秘を起こす場合
  動物性の脂肪、肉食、生クリーム、ナッツなどの食べ過ぎで、消化に時
  間がかかり、消化されるまで排出されず、詰まってしまう。
2)ヴァータが増加して、脂気が少なく、乾燥し、なかなか前に進まず、溜
  まってしまう場合。
  固くてコロコロした便が出る。

慢性便秘の原因

慢性便秘の原因
1)排尿、排便のリズムの乱れ
  皆 年齢を重ねると、ヴァータが増え、ヴァータ性の便秘が多くなり
  ます。
  排便、排尿のリズムを壊さないこと、衝動は抑えない事が大切です。
  忙しい生活の中でも、朝少し余裕をもって起きて、決まった時間に排便
  をする習慣をつけましょう。排便の習慣を身体に覚えさせましょう。
  本来、自然に1日1-2回、腸の蠕動運動がおこると言われています。
  それが便意を催す大切なリズムになるのです。

2)不規則な食事
  排便のリズムが乱れる原因の一つに、不規則な食事があります。
  食事のリズムの乱れは排便のリズムにも影響します。また、間食もヴァ
  -タを増やす原因になりますので、間食をしないで、食事の時間を守る
  ように致しましょう。

3)運動不足
  また 運動不足も便秘と関係があると言われています。間違った過剰
  な運動や運動不足が原因になります。自分に合ったリラックスできる、
  急激に疲れることのない運動がお勧めです。「少し腹筋に力の入る運動
  」や、気持ちのよい散歩がおすすめです。

4)便秘解消の食事の注意
  アーユルヴェーダでは、冷たいものは便秘を悪化させてしまうと言われ
  ています。便秘解消には、温かい飲み物、とくに白湯を飲むのを勧めて
  います。
  それと同じでお野菜も温野菜やゆでたり、炒めたりしたものを勧めて
  います。
  「消化がきちんとできる」事が便秘解消につながりますので、健康に
  よい辛い物、生姜や黒コショウを取ると腸に刺激を起こし、消化がよく
  なります。

便秘で日常生活で注意する点

便秘で日常生活で注意する点
1)白湯を飲む
2)冷たすぎる、渋味の飲料はやめる
3)食後すぐに水や冷たいお茶をたくさん飲まない
4)起きたらすぐ、常温の水を飲む
5)健康的な油は摂る
6)適度な運動をする
7)排泄したいときは我慢しない
8)規則正しく生活する
9)ハーブやアーマラキーなども試してみる

アーユルヴェーダのアンチエイジングのための薬草


くすのき
しょうのう、カルプーラと呼ばれる。
味;苦味、辛味、甘味
属性;軽性、鋭性
ドーシャ;3ドーシャに効果あり
効果
外用;脱臭、鎮痛、湿疹、頭痛、関節痛や咳にも効果あり
内用;口臭、口渇、心臓病などにも効果あり
※内用で使うときは副作用などに注意して使って下さい

私は、規則性正しい食事、便意を我慢しない、白湯を飲むだけでもかなり改善するのではないかと思います。
ヨーグルトに関しては個人差があるので試してみて改善がなければ、別のヨーグルトにトライしてみてはいかがでしょうか。

不安でいっぱいの毎日、学生時代の友人から暑中見舞いが届きました。
とても暖かい気持ちになりました。
こんな時だからこそ、優しさの輪を広げて、乗り越えていきましょう。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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