アンチエイジングと発酵食品

その他

皆様 ごきげんよう
そろそろ お盆も終わります。
夕刻には送り火をして、あの世へ無事帰れるように送ります。
亡くなった方に本当に会いたくなる時がありますね。

今日は発酵食品がアンチエイジングにも貢献している事を
少し書かせて頂きます。

肥満防止

なぜ肥満になるといけないのでしょうか?
美容では、若々しさが失われる。
内臓脂肪型肥満では、生活習慣病のリスクが増える。
膝や股関節に負担がじかかって、関節痛の原因になってしまう。
肥満は万病の元!
とくに 加齢による基礎代謝量の減少により肥満しやすくなります。
食事の内容、量のコントロールが大切ですが、基礎代謝量は筋肉量に比例するため、筋肉量を減らさないようにたんぱく質をきちんととる事が大切です

肥満と発酵食品とどう関係するのでしょうか?
腸内フローラと肥満の関係があることがわかりました。太ったマウスには、
フィルミクテス門の細菌が多く、バクテロイデス門の細菌が少ないのに対し
痩せているマウスは逆だったのです。バクテロイデス門の細菌が食物を分解する時、短鎖脂肪酸が関係していると言われています。血液で全身に届けられる短鎖脂肪酸は、脂肪の取り組みをおさえるよう脂肪細胞に働くのです。
また 短鎖脂肪酸は筋肉に作用して脂肪やブドウ糖の代謝促進するのです。

では どうすればバクテロイデス門の細菌を増やすことができるのでしょうか? 
食物繊維が多く、低カロリーの食事をとった方が増えるようです。
腸内フローラと肥満の関係がわかりましたね。

便秘


肥満の原因の一つに便秘があります。
原因には、食事量が少ない事
     大腸の蠕動運動や腹筋が弱く便が排出しにくい弛緩性便秘
     ストレスで腸の働きが過敏になって排便しにくい痙攣性便秘
     便意を我慢して感じにくくなる直腸性便秘
が考えられます。

健康な人の便は80%が水分で固形物は20%ですが、その2/3は腸内細菌と腸壁の細胞です。ですから 便の様子で腸内フローラの様子がわかります。

では 便秘を改善するためにはどうしたらいいでしょうか?
便秘を予防するためには、生活のリズムを整え、規則正しい排便習慣を作る事です。
朝起きたら 水を1杯飲んで胃結腸反射で便意を起こす。
起床後に軽い運動をして血流をよくする。
そして善玉菌をふやすためにヨーグルトなどをとる。
食べたものは数日で排泄されてしまうので、毎日召し上がって下さい。
2週間続けて改善がなければ、別のヨーグルトを試してみて下さい。

活性酸素から身体を守る


私達の老化の原因の一つに酸化があります。
細胞内のミトコンドリアで、呼吸でとりいれた酸素でエネルギーを作る時
活性酸素も作っていくのです。過剰に増えると正常な細胞や遺伝子まで傷つけてしまいます。これを酸化ストレスとよび、しわ、しみ、生活習慣病の原因になります。
活性酸素は加齢、ストレス、紫外線、食品添加物などで増え、逆に、これを抑える働きを抗酸化作用といい、その作用をもつものを抗酸化物質といいます。

抗酸化物質


1)ポリフェノール
  イソフラボン;大豆など豆類
  アントシアニン;赤ワイン、ブルーベリー、黒豆
  カテキン;緑茶、チョコレート
2)カロテノイド
  βカロテン;人参。かぼちゃ、小松菜
  リコピン;トマト、西瓜、柿
  ルテイン;ほうれん草、ブロッコリー
  アスタキサンチン;えび、かに、しゃけ
3)ビタミン
  ビタミンC;野菜、果物
        ビタミンCは体内では作れないので、摂取が必要
  ビタミンE;ナッツ、植物油、アボガド
4)発酵食品
  抗酸化物質を多く含むものとしては、味噌です。大豆のイソフラボンに
  加え、熟成過程にできるメラノイジンにも抗酸化作用があります。

生活習慣病の原因となる肥満、肥満を引き起こす便秘、老化の原因となる酸化ストレスなどの予防に発酵食品は効果があるようです。
いつまでも 元気でにこにこ生活するために、アンチエイジング!
発酵食品を上手につかっていきましょう。
ヨーグルトは食物繊維、オリゴ糖を含むバナナと、お味噌は玉ねぎ、野菜などの食物繊維と一緒にとると効果的ですね。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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