東洋医学では身体をどう考える?

漢方薬

皆様 ごきげんよう。
今日は穏やかな一日でした。
東銀座にあるどら焼きの美味しいお店でどら焼きを買って、母に送りました
もちろん 自分の分もです。

東洋医学では、身体がどのように動いているのか、考えてみましょう。

生命を維持しているものを、気、血、津液からなると考えます。
これらは、飲食物の栄養分や大気中の空気からなると言われます。
それぞれの性質はありますが、互いに依存し、相互関係があると考えられています。

気;生命活動の元となるエネルギー源で、次の4つからなっています。
  精気と水穀の精微から宋気、営気、衛気が、先天の精、後天の精から
  原気が作られる。
  原気;生命活動の原動力、へその下、丹田から全身をめぐり、不足する
     と臓腑の働きが低下する
  営気;血脈中にあり、栄養分が多く、全身に栄養を補給する。
  衛気;外部の侵入から、身体を守る。全身にあり、病気を水際で止める
  宋気;肺の呼吸と心の血を循環させる。胸の中央に集まっている。

気の働き;内臓の働き、血と津液の流れを促進、
     体温調節。
     身体の表面を保護する。
     物質の排泄促進
     気、血、津液、精の間の転化

気のトラブル
 気虚;気の不足。疲労感、食欲不振、汗が自然とでるなどの症状
 気滞;気の流れが滞る。いらいら、げっぷ、あなら、張った痛み。
 気逆;気が逆行。いらいら、めまい、咳、喘息、吐き気、嘔吐
 気陥;気が足りず、上に押し上げる力がない。頻尿、下痢、脱肛など。

血;水穀の精微から生成。血管をめぐり、栄養を各組織に渡す。
  

血の働き;全身をめぐり、各器官を滋潤。
     血を全身にめぐらせ、血流量の調節
     精神活動の元
     筋骨、関節の働き促進

血のトラブル
 血虚;脾や胃の機能低下、栄養不足など。目のかすみ、動悸、冷え性、
    めまい、顔色が悪い、月経不順
 血熱;血の中に熱がこもった状態。発熱、鼻血、口渇、便秘など。
 血お;肝と心の循環の調整が低下。血のめぐりが悪くなる。
    脳の血管障害、目の下のくま、顔のくすみ、刺すような痛み
 血寒;身体の冷えがたまり、血が冷えた状態。

津液

津液;血以外の水分をいう。身体を潤わせる働きがある。
   食べ物から作られる水穀の精微が気化して生成。

津液の働き;骨髄、脳髄を潤す
      内臓を動かす
      筋肉を滑らかに動かす
      五液(汗、鼻水、涙、よだれ、つば)を作る

津液のトラブル
 津液不足;肌、髪の乾燥、口渇、関節の異常
 痰湿;津液が停滞した状態。肺や脾の不調から起こる。浮腫み、下痢、痰

成長や生殖などの生命活動に大切なものとして がある。
両親から受け継いだ先天の精、水穀の精微から作られる後天の精がある。

これらも陰陽に分かれている。気は、血、津液、精はに属する。

少しずつ 漢方、薬膳の基本をマスターしていきましょう。
今の時代には、つかみにくい内容もありますが、なるほどと思う事もあります。歴史のある考え方です。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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