自然のリズムと生命活動のリズム

今日は穏やかな一日でした。
コロナでビジネススタイルが変わり、郊外に住む方が増えていると聞きます。
今回は森林セラピーの記事を少しご紹介致しましょう。

自然のリズムと生体リズム
森を感じる皮膚感覚
森の香りとゆらぎ
森林セラピー基地ご紹介群馬県渋川市　赤城自然園

自然のリズムと生体リズム

私達の身体の中はリズムでできています。脳波、心臓のリズム以外にも、各臓器は固有のリズムをもっていて、体温変動やホルモン分泌も日内変動があります。これらのリズムは勝手なリズムを刻んでいるのではなく、お互いに密接な関係があって生まれるリズムなのです。
お互いがレジリアンスを持って関係する複雑なリズムには、独特な揺らぎが生まれ、そのゆらぎは数学的に数式に表すことができるのです。
では　このリズムはどこからなのでしょうか？
２４時間の昼夜のリズム、太陽リズム、サーカディアンリズムです。
人体の生命を構成するリズムと自然環境の変動リズムは同じサーカディアンリズムで成り立っているのです。
つまり　生命と環境は一体なのです。

また　同じリズムは同調しあうのです。
森林は、その環境リズムも生息生物の体内リズムも全てが同調する調和空間なのです。

都会に住む人は太陽リズムとは無関係な生活を送っています。
これは　生命には、相いれない性質のリズムです。
命の本質が自然のリズムと同調するとしたら、都会の生活は人体にとって　ストレスを感じる環境かもしれません。

森を感じる皮膚感覚

森を感じるのは？
私達は脳がいろいろ対処していると思っていますが、皮膚の表皮ケラチノサイト内のレセプターが、外部環境の変化を察知し身体に環境対応の指令をだしているらしいのです。
音も光も、においや味も皮膚は全ての器官を統合する重要な感覚器のようです。

私達の人体にとって理想的な環境である森。
森の環境リズムと体内リズムを同調させる皮膚感覚をとりもどし、自然に対する畏怖の気持ちをもち、身体と心のバランスをとりもどしていきたい。

森の香りとゆらぎ

森林浴は静かな環境の中、きれいな景色、穏やかな天気、きれいな空気、森の特有な香りを五感で感じて効果がでると言われています。
森の香りは葉からでる香りと樹幹からでる香り、フィトンチッドです。
これは　植物が自分を守るためにだしているものです。
これが、人には心を癒し、心身をリラックスさせ、免疫力をあげる作用があるのです。
また　自然環境のゆらぎと生体のゆらぎ（心拍、脳波、呼吸）が同調した時、心地よさを感じます。

森林セラピー基地ご紹介群馬県渋川市　赤城自然園

赤城山麓　標高６００－７００ｍにあり、日本の豊かな四季を織りなす美しい自然を感じることができる基地です。
時季があえば、１０００ｋｍ以上縦断してくるアサギマダラや、アカゲラ、コゲラに会うことができます。

プログラムは
１）森を楽しむプログラム
２）体験プログラム（ヨガ、工作など）
３）子供限定プログラム　　　　　　　　などなど

他の報告では、うつ病の方も、森林セラピーで元気になった事。
子供も森林でのプログラムで元気になったり、協調性を身に付けたり、理想的な親子関係ができたりと効果があったようです。
また　屋外で過ごす時間の長い子供ほど、活発で身体活動や摂食行動、心肺体力に良い影響があると言われています。

コロナの影響でリモートワークが増え、親子でゆっくり自然の中で暮らす時間を過ごせるようになることは、
もしかしたら、人間にとって大切なものとは何かを気づかせてもらったのかもしれませんね。
親子？いえいえ　私達皆、　コロナを機会に人間としてどのような生活が一番いいのかを見直してみるといいかもしれませんね。