胃腸の不調に効くハーブ

ハーブ

皆様 ごきげんよう。
コロナの予防注射が始まり、予防注射を受けようか、まだ待とうかいろいろ考えがあるのではないでしょうか。
新しいものに挑戦していく方、石橋をたたいて渡っていく方といらっしゃる事と思います。

今日は胃腸の不調でハーブがどのように使われているか、書かせて頂きます。

胃腸の主な働きは消化と吸収です。不調がおきると、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの症状がおこります。胃、十二指腸潰瘍、過敏性腸炎、逆流性食道炎、ポリープなどあります。
消化器系は胃経、脾経にあたり、思い煩う事と胃が関係します。悩み事、心配事が胃の不調と関係するのです。

便秘症


1日10Lの水分が消化管に分泌され、ほとんどは大腸、小腸に吸収されます。吸収がうまくいかないと下痢に、腸管に長く留まっていると便秘になります。
便秘は何日あいているかというだけではなく、便の量や状態、苦痛のの有無、排便の状況など全体的に判断します。
 排便反射が鈍くなって直腸から便が排泄しにくい状態、便意を我慢したり、下剤、浣腸を長く使っている方に多いのが、直腸性便秘
 腹筋の衰え、食物繊維をあまりとらない場合、ストレス、運動不足などが原因で起こる弛緩性便秘
 交感神経の緊張からからおこる痙攣性便秘


便秘で使うハーブ
1)ダンディライオン
  根にあるイヌリンのプレバイオティクスの働きで腸内環境を整えます

2)フェンネル
  フェンネルに含まれるトランスアネトールやフェンコンは駆風作用で膨
  満感を改善します。

3)ハイビスカス、ローズヒップ
  有機酸を含み、便を柔らかくする作用がある。

過敏性腸炎


 腸に病変がないのに、下痢や便秘を繰り返します。
ストレスが多い生活の中、腹痛、膨満感、ガスがたまるなどの症状があります。治療薬で効果が見られない時など、ハーブを使ってみるとよいでしょう。

1)便秘で使ったハーブ
2)ペパーミント
  ペパーミントの精油は、平滑筋に作用してカルシウムイオンの調整をして鎮痙作用、腸蠕動機能に働きかけます。

胃十二指腸潰瘍


 胃炎や消化性潰瘍は攻撃性因子の胃酸と防御因子のバランスが崩れた状態です。ピロリ菌感染や鎮痛剤の頻用でも起こります。
制酸剤と粘膜保護薬の服用、ストレスのない生活、食事などの生活の見直しとハーブを使ってみましょう。

1)ジャーマンカモミール
  カマズレンやαービサボロールなどは炎症を鎮め、アピゲニンなどのフラボノイドが痛みの改善に効果があります。

2)リラックスできるノンカフェインのハーブティー

下痢


 悪いものを食べた時、冬場の細菌性胃腸炎は無理に下痢を止めない方がいいですね。症状がおさまるまで胃腸を休ませ、水分の補給だけにします。
カモミールとペパーミントをブレンドして飲みましょう。

お勧めのブレンド

1)吐き気を伴なう急性の胃腸の不調
    ジャーマンカモミール  2
    ペパーミント      1

2)神経性の胃腸の不調
    ペパーミント    1
    レモンバーム    1

3)慢性の便秘
    レモンバーム    1
    ローズ       2
    ローズヒップ    2

4)ガスがたまって 苦しい時
    アニスシード    1
    ジャーマンカモミール  1
    フェンネル     1

5)ストレスのある便秘
   ダンディライオン   1
   ペパーミント     1
   イエロードッグルート 1
   クリーバーズ     1

6)胃腸に元気を
   アグリモニー     1
   ジャーマンカモミール 1
   フェンネル      1
   ラズベリーリーフ   1

7)心配事のある神経性下痢
   マリーゴールド    1
   ラベンダー      1/4
   レモンバーム     1
   マーシュマロウ    1
                参考 メディカル ハーブ

先日 お花を頂きました。 
お花は嬉しい時は一緒に喜び、悲しい時は癒してくれる。
美しい花をみて、優しい香りを感じて 幸せな気持ちになりますね。
今日もお疲れ様でした。



 

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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