女性のいろいろな問題をアーユルヴェーダで考える

アーユルヴェーダ
らら
らら

くうさん
先日のお花の本の中をのぞいて
みたよ。
もみじの花言葉ってなんだと
思う。

クゥ<br>
クゥ

ららさん
なんで今頃、紅葉なの?

らら
らら

ママさんは新緑の紅葉が好きなんだって
紅葉の花言葉は
繊細な美
美しい変化
大切な思い出

      だって

皆様 ごきげんよう
今日ははっきりしないお天気、これからお天気が崩れるようです。
気を付けて お帰り下さい。

今日はアーユルヴェーダで、女性の問題をどのように考えていったらよいか
書かせて頂きます。

更年期への対処 


現代はストレスが多く、更年期で苦しむ方が増えているようです。
アーユルヴェーダでは、更年期はヴァータが増大したと考えます。
便秘や肌の乾燥、骨がもろくなったり、眠れなくなったり、ホットフラッシ
ュなどの症状が出てきます。
さらに 精神不穏、不安、不眠、抑うつなどの症状がでる事もあります。

それぞれの体質別で考えてみると
カパのタイプの方は眠気や体重増加、浮腫み、コレステロールが高くなり、やる気がでなくなるのが特徴です。
ピッタのタイプでは、短気になり、神経が敏感になり、ホットフラッシュなどがよくおきます。
ヴァータのタイプの方は気分のアップダウン、皮膚の乾燥、不安、不眠などが起きやすいでしょう。

治療方法
鎮静療法としては、毎日のオイルマッサージやハーブを使いましょう。
お勧めのハーブ
シャタヴァリー、アロエ、サフラン、アシュヴァガンダです。
カパのタイプの方は生姜、こしょう、長コショウがおすすめです。
ピッタのタイプの方には、アロエベラ、サフランミルク、シャタヴァリーをお勧めします。

浄化療法は食事に注意してアーマをためないように致しましょう。

また 年をとるイメージから喪失感を感じる方もいらっしゃるでしょう。
ヨガや瞑想で心を浄化する事も大切です。
ネガティブに考えるのではなく、心を成長させていく時期と捉えていきましょう。
なにかの理由で子宮を切除する事があった場合も更年期と同じように考え
血液を浄化させるアロエベラ、サフラン、漢方などを使っていきましょう。

PMS 生理前緊張症候群


ドーシャ別の症状
カパのタイプの方はだるさ、倦怠感、愛されたいと思う、食欲低下、吐き気
浮腫み、早朝や夕方に調子が悪い。
ピッタのタイプはいらいら、怒りっぽい、下痢、口渇、発汗、発疹、真夜中や昼に調子が悪い。
ヴァータのタイプの方は不安、抑うつ、不眠、便秘、頭痛、ふらつき、めまい、感情の起伏がはげしい、肌の乾燥、日没、日の出に調子が悪い。

鎮静療法
頭部や下腹部をホットオイルマッサージがお勧めです。
ヴァータとカパの方はごま油で、ピッタの方はオリーブオイルで行いましょう。

食事、薬草
ヴァータの方;にんにく、調理した玉ねぎ、温めた牛乳にターメリックやナツメグを入れた物がおすすめです。
コーヒーや紅茶、たばこ、お酒は控えましょう。
薬草としては、アロエベラ、甘草、ターメリック、フェンネルがお勧め。

ピッタの方;辛いスパイスは避けましょう。
ターメリック、コリアンダー、フェンネル、サフランがお勧めです。

カパの方;油物は控え、スパイスや消化のよい野菜を多く摂りましょう。
薬草としては、アロエベラ、ターメリック、シナモン、胡椒、生姜、クローブがお勧めです。

全体としてヨガや瞑想、呼吸法も毎日続けてみることも大切です。

生理不順


主な原因は冷え、栄養不良、ホルモン異常、精神的要素、やせなどが考えられます。
カパの方は代謝の低下があるので、生姜、胡椒をとりましょう。
ピッタの方はターメリック、サフランを温かい牛乳に加えて飲みましょう
ヴァータの方は温かいオイルマッサージがお勧めです。

月経過多


ピルやホットスパイス、酸味塩分の多い食事、喫煙、飲酒、うらみなどの心の問題が原因です。
熱性や油性のものはさけましょう。運動や日光浴もほどほどに。
ヨモギ茶がおすすめです。

帯下


甘い物、酸味、油っぽい物、乳製品、砂糖の摂り過ぎ、抗生剤の飲みすぎに注意が必要です。
褐色で乾燥した感じはヴァータ、黄色く匂いがあるのはピッタ、透明で多いのがカパです。PMSの時に準じて対処しましょう。

子宮内膜症


熱と血液が滞り、感染や炎症がおこるのが原因です。
塩、アルコール、精製糖をさけて、アロエベラ、ターメリック、コリアンダー、サフランなどをとるように致しましょう。
ココナッツオイルがお勧めです。

生理中に注意する事


アーユルヴェーダでは、月経は体内の不要物を浄化させるための自然現象と考えます。
月経は妊娠に至らなかった内膜を月に一度洗い流し綺麗にする事が月経の目的と考えられます。
月経中はヴァータが過剰になっているので、次のような点に注意して生活致しましょう。

1)運動を避ける
  20-30分散歩する程度の軽い運動に致しましょう。

2)休息をとる
  スケジュールを調節して、身体を休め、穏やかな生活を過ごすように致
  しましょう。

3)揚げたいもの、冷たいものはさける
  飲み物は常温で、食べ物は温かく消化の良い物を軽めに頂きましょう。
  チーズ、ヨーグルト、肉、チョコレート、揚げ物は控えましょう。

4)五感の刺激を避ける
  月経中は敏感になるものです。
  刺激的な食事や大きな音、香りの強い物や刺激の強い色にも注意しまし
  ょう。

5)頭皮の刺激は控える
  皮膚が敏感になっている月経の期間は頭部のケアや初日のシャンプー
  は控えましょう。

6)タンポンは控える
  月経は毒素を排出するものなので、なるべくはオーガニックコットンの
  布ナプキンがお勧めです。

7)入浴
  月経のひどい時はシャワー程度がお勧めです。

わたし
わたし

今日は女性とアーユルヴェーダについて書かせて
頂きました。
いかがでしたか?
今の世の中、忙しくてなかなか月経中、
自分の身体の事まで考えられないかもしれません。
でも 女性の身体には負担がかかっているのです。
これからは、是非月経中、自分の身体を大切に
してあげて下さい。
次回は、妊娠について書かせて頂きます。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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