らら

くうさん
今日も寒かったね。

くぅ

本当に　本当に
でももうすぐ立春なんだよ。
少しずつ春の訪れが感じられるかな。。

皆様　ごきげんよう。今日も本当に寒かったですね。でも後数日で立春になります。春の訪れが感じられるようになりますね。冬から春に移り変わるこの季節、季節ごとの体のいたわり方をご紹介しようと思います。今までもいろいろ書かせていただきましたが、四季をひとまとめでご紹介してみようと思います。

春

春は人の身体も目覚めて活発になる季節です。植物が芽生え、動物たちが冬眠から目覚める季節です。寒暖の差も大きく、環境の変化も多く、変化に対応できずに心身のバランスが崩れやすくなります。体のバランスを整える食材を選ぶように致しましょう。

春にお勧めな食材
黄耆　　五味子　大棗　蓮の実　ミント　ゆり根　菊花

お勧めの使い方
黄耆
性味：甘　微温
帰経：脾肺
効果：皮膚に栄養を与え、吹き出物や肌荒れを改善、浮腫みや水太りの改善、免疫力アップ
使い方：２０ｇの黄耆を４００ｃｃくらいの水で火にかけ半量にする。
　　　　お味噌汁や煮物に使えます。
　　　　冷所保存で１週間。

大棗
性味：甘　　温
帰経：脾胃心肝
効果：ストレスをやわらげ、不眠改善。体を温め、冷え性改善に。消化機能を調え、肝臓を保護する。
使い方：大棗１００ｇは綺麗に洗って、１時間水につけ、火にかける。弱火にして３０分煮る。竜眼肉１００ｇ、蜂蜜１００ｃｃ、生姜の搾り汁を加えて冷やして頂く。
※竜眼肉も精神を安定させたり、胃腸を整える効果が期待できる。

夏

高温多湿の季節。体内にたまった余分な水分が皮膚や消化機能に影響し、疲労がたまりやすくなります。暑いからと言って水分ばかりとらず、水分を野菜や果物から効率よくとり利尿作用のあるものをいただきましょう。消化のよいものを頂き、休養をとるように致しましょう。今は冷房で冷えに悩む方が多くなっています。その時は温性のものを頂きましょう。

お勧め食材
山査子　茯苓　しそ　にんにく　ハト麦

お勧めの使い方
ハト麦
性味：甘淡　　微寒
帰経：脾胃肺
効果：体の中の余分な水分を除き、胃腸の調子を整えむくみをとります。また乾燥の時は水分を体内にとどめる作用でみずみずしさを保ってくれます。
使い方：両手でよく洗い、水が澄むまでよく洗う。熱湯に１晩つけて水気をきる。ハト麦の３倍の水で３０分くらい煮る。冷凍しておく。ミネストローネに入れたり、緑豆ハト麦やまいもの炊き込みご飯、ハト麦えんどう豆の炊き込みなどで頂く。

秋

動物が冬眠のために備えるように、実りの秋は食欲の秋、人も栄養を蓄えるようになります。
代謝をよくして不要な老廃物は排出し、必要な栄養はしっかりとるように致しましょう。食物繊維をしっかりとって代謝促進、体重増加を抑えましょう。夏の日差しで痛んだ肌のケアにも注意致しましょう。

お勧めの食品
金針菜　陳皮　クコの実　ゴマ　松の実

お勧めの使い方
枸杞
性味：甘　　平
帰経：肺肝腎
効果：滋養強壮、アンチエイジングにお勧めの生薬です。疲労回復、疲れ目や貧血、美肌に効果が期待できます。
枸杞ソース：大さじ３のクコと赤ワインを合わせる。オリーブオイルに半個の玉ねぎのみじん切りを炒め、トマトを加える。ここに水気をきってクコの実を入れて炒める。ケチャップ、ウスターソース、酢、砂糖、ウイキョウを加え良く煮込む。最後に塩コショウで味を整える。ハンバーグやヨーグルトにかけて頂く。
※量をご紹介します。トマト　中２個、ケチャップ大さじ４，ウスターソース大さじ４，酢大さじ４，砂糖大さじ２、小ウイキョウ小さじ２、塩コショウ少々

冬

忙しい季節、寒くて体は冷えています。肝臓や胃腸に負担がかかり、免疫力が落ちてきます。熱性や根野菜や穀類などの温性の食材で、体を温めていきましょう。体が温まると内臓の働きもよくなり代謝、免疫力があがっていきます。

お勧めの食材
紅花　朝鮮人参　当帰　木耳　生姜　山芋

お勧めの使い方
当帰
性味：甘辛　温
帰経：脾心肝
効果：血液を補い、血行をよくする効果が期待できます。スキントラブル、髪の健康、貧血、冷え性、生理不順などに用いられます。
当帰シロップの作り方：大さじ２の当帰は良く洗って、水２カップに２０分浸す。火にかけ半量まで煮詰める。黒砂糖、氷砂糖１００ｇ、ゼラチン１５ｇ、シナモンスチック１本を入れて煮詰める。お菓子のシロップやコーヒーや紅茶にいれて頂きましょう。
※冷蔵で２－３週間保存可