アーユルヴェーダと食事   1

アーユルヴェーダ
らら
らら

クウさん
食いしん坊のママさんがいよいよ
アーユルヴェーダの食事について
書き始めるよ。

クゥ
クゥ

以前 ママさんがスリランカに行った時
お食事が美味しいっていってたよ。

皆様 ごきげんよう。今日はいかがお過ごしでしたか?クウさんが言うようにスリランカで頂いたアーユルヴェーダのお食事は本当に美味しかったです。お肉はなく、新鮮な野菜、果物と魚介類なので、私好みだったのかもしれません。しかも 参加している方、一人一人の体質に合わせたお食事がでるのです。もちろん 猿やリス、美しく咲き乱れた花の中でのお食事なので余計に美味しく感じたのかもしれません。中医学に合わせて 薬膳をご紹介させて頂いてきましたが、アーユルヴェーダでの食生活についても参考になさってみて下さい。ただし 現代お勧めの食事と違う点もあります。

まず アーユルヴェーダの食事について考えてみましょう。

アーユルヴェーダでも食事に気を付けるの?

自分の良さを出し、心身のバランスをとるアーユルヴァーダ、食べ物もバランス、ドーシャに影響すると考えられています。火のエネルギーをたくさんとるとイライラしたりします。食べ物は胃に入ると温めたり冷やしたりして働きかけるのです。
全ての食べ物には甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味の味と、重性、軽性、油性、乾性、熱性,冷性の属性があって心や体に影響して整えてくれるのです。ですから 自分の体質に合わせて食事をとれば心身のバランスを整えることができるのです。

それぞれの味や性質について   
(ヴァータ:V ピッタ:P カパ:Kで表します)

1)甘味 
砂糖のようにすぐ甘味を感じるものもありますが、噛むと甘味を感じるものもあります。体の組織を滋養します。カパを上げるので食べ過ぎると太ります。  
砂糖 米 小麦 牛乳 さつま芋 甘い果物 ギー ナッツ
V ↓  P↓  K↑

2)酸味
食品を美味しくして消化を促し、体力をつけます。ダイエットでお酢を摂る方もいますが、カパを増やすので摂り過ぎで太ります。
ヨーグルト レモン チーズ 発酵食品(味噌 醤油) かんきつ類
V↓   P↑  K↑

3)塩味
全ての味を圧倒。消化促進作用がある。摂り過ぎは白髪が増えたりしわなど老化促進します。岩塩は海塩よりいいと言われています。
塩 昆布
V↓   P↑  K↑

4)苦味
味を鋭くする働きがあります。カパを下げる作用があるのでカパが増える春先に旬の山菜と頂くのは理にかなっているのです。摂り過ぎには注意しましょう。
よもぎ にがうり ごぼう ケール ターメリック 春菊 レタス 小松菜
V↑   P↓  K↓

5)辛味
熱のよって食欲不振や経路の通りを良くします。摂り過ぎるとピッタやヴァータを上げるのでめまい、体力減退、性的不能のなります。
しょうが(灼熱感はありません) 胡椒 ペッパー
V↑   P↑  K↓

6)渋味
体内の水分、脂肪を除去する作用があります。食事の最後に渋味をとると食欲が落ち着きます。食後に緑茶を飲むのは効果的ですね。
豆類 ほうれん草 セロリ レタス 緑黄色野菜 くるみ 緑茶
V↑   P↓  K↓  

味の力には例外がある?

酸味のものは体に熱をもたらしてピッタを上げると言われていますが、レモンやライムは熱が上がらないので、ピッタ体質で熱を上げたくないけれど、酸っぱい物がすきな方は酢の代わりにレモンライムを使うといいですね。また 蜂蜜は甘いけどカパを下げてくれるので、太り気味のカパの人は甘い物が欲しい時は蜂蜜をいただくといいのです。このように味の力の例外をプラバーヴァと言われています。

食べ物の性質

1)重性
チーズ ヨーグルト 小麦
V↓   P↓   K↑

2)軽性
大麦 ほうれん草 とうもろこし リンゴ
V↑   P↑   K↓

3)油性
乳製品 油
V↓   P↓   K↑

4)乾性
大麦 とうもろこし ジャガイモ 豆類
V↑   P↑   K↓

5)熱性
温かい食べ物 飲み物 スパイス類
V↓   P↑   K↓

6)冷性
冷たい食べ物 飲み物 葉野菜
V↑   P↓   K↑

アーユルヴェーダとお酒の飲み方

アルコールは体にとってよくないとか、適度な量をとるのがよいと言われていますが、アーユルヴェーダではどう考えるのでしょうか?

アーユルヴェーダではアルコールのことをマディヤムといいます。適量のアルコールは疲れを取り除くが、飲みすぎてしまうと判断力や記憶力が低下すると考えられています。アーユルヴァーダのお勧めのアルコール量は1日25ccと言われていて、健康ニッポン21で推奨されている20ccより多いようです。ちなみにアルコール20ccは、瓶ビール1本、ウイスキーダブル1杯です。

ドーシャ(体質)別 アルコール

ヴァータの体質の方
ヴァータの方がアルコールをとるとおしゃべりになります。ヴァータの方は心の状態が不安定なことが多く、アルコールをとると顕著に現れます。

ピッタの体質の方
ピッタの方は熱を持っている方が多く、そのためアルコールを摂ると発汗や体温上昇など、怒りの感情がでやすくなるので、暴力に注意しましょう。

カパの体質の方
カパの方は体温が低い方が多いです。アルコールを摂ると体温が上がって健康的になるようです。たくさんアルコールを摂ると眠気や疲労を感じるようです。
                     参考;アーユルヴェーダ食事法

わたし
わたし

食べ物の作用を考え、自分に合った食事を摂ると
心や体のアンバランスを防ぐことができます。
アーユルヴェーダでは最も大切にしているのが
昼食です。忙しい方でも、まずは昼食で6味6属性
の法則を意識して食事を摂るようにしましょう。

アーユルヴェーダの体質別食事法。ヴァータ・ピッタ・カパの食事のポイントを一挙まとめ
アーユルヴェーダの体質別食事法。ヴァータ・ピッタ・カパの食事のポイントを一挙まとめ | 暮らしに活かすアーユルヴェーダ -ジッセン編- | アーユルヴェーダライフデザインスクールは、アーユルヴェーダの基礎やデトックス・アンチエイジングから、より実践的な資格取得やインストラクターを目指す方まで。アーユルヴェーダマスター・...

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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