熱を冷まし炎症をとり、のぼせイライラを改善する三黄瀉心湯

漢方薬
くぅ
くぅ

ララさん
もう少しでゴールデンウィークになるね。
そろそろ 旅行に行く計画をたてている人も
いるだろうね。

らら
らら

くうさん
ハワイ旅行も始めるらしいよ。
そろそろ 感染者がいても正常な生活に
もどすようになるのかな。

皆様 ごきげんよう。気持ちのよい季節になりました。道にもあちこちに綺麗な花が咲いています。気持ちのよい、花や自然のきれいなこの季節。工夫をして是非 自然の中に出かけていきたいですね。私はやっぱり白馬に一番行きたいです。思いっきり白馬の山々の中を歩きたいと思います。でも まだ行かれませんね。今日は熱をとって炎症をとったり、熱の症状を緩和する漢方三黄瀉心湯について書かせて頂きます。

三黄瀉心湯は黄ごん、黄連、大黄の3つの生薬でできていて、熱をとり、胃のあたりの邪気をとり、不快なつかえをとる漢方です。熱証が基本にあるつかえや 出血、精神不安などの効果があります。

三黄瀉心湯がお勧めな方の体質

比較的体力があって、のぼせや顔の赤みがある。精神症状があり、便秘がち。体のしんに熱がある。腹力は強く、胃のところに圧痛がある。

お勧めの方の症状

五臓の一つ、心の機能が心配事や悩み、過度の刺激などを受けて亢進し、熱を帯びた状態。顔のほてりやのぼせ、頭痛、めまい、耳鳴り、難聴、肩こりなどが起こります。
精神的にもやもや、不安、いらいらや興奮した感じになります。
また火熱が血を押し上げ、出血が起こりやすくなります。鼻血、歯ぐきからの出血、吐血などが起こりやすくなります。
さらに湿熱邪が脾胃の機能を阻害するので、食欲不振、吐き気、消化器の不調、つかえなどが起こります。

三黄瀉心湯の適応症

口内炎 胃炎 逆流性食道炎 胃 十二指腸潰瘍 肺炎 高血圧の症状 更年期症状 血の道症 動脈硬化症 自律神経失調症 精神不安 脳血管障害の予後や予防 頭痛 三叉神経痛 酒さ 便秘 下血 吐血 不眠 鼻血 蕁麻疹 耳鳴り 痔の出血

三黄瀉心湯構成成分

三種で抗菌作用や抗ウイルス作用などの急性の炎症にも使われる

黄ゴン
湿熱をとる作用がある。肺や腸の湿熱をとる働きが強い。

黄連
中焦の湿熱をとる働きがある。心の熱を冷ます。
※黄ごんと黄連の組み合わせで上焦の熱をさまし、気血を下降させ、つかえをとったり、降圧、鎮静の作用がある。

大黄
腸の運動を活発にして排便を促し、湿熱を便として排出する。精神を安定させたり、血の巡りをよくする作用がある。利胆作用、利尿作用もある。

併用方法

半夏瀉心湯
吐気、嘔吐があるとき

白虎湯
発熱が顕著な時

黄連解毒湯
尿路系の炎症がある時 

鼻血に用いる漢方

三黄瀉心湯
のぼせ 顔が赤く 便秘がちな方の鼻血に。止血には冷たくして服用するように。

黄連解毒湯
のぼせ 顔が赤いのは同じでも、便秘がない方にお勧めです。熱湯で溶かしてから、冷ましてすこしずつ頂きましょう。

痔の出血に用いる漢方

三黄瀉心湯
のぼせ 顔が赤い 腹力は中程度の方の痔の出血に。

芎帰膠艾湯
血色が悪く 痛みがある方の痔の出血に。

服用の注意
1)だるさ 黄疸などの症状がでたら 速めに主治医にご相談ください

2)妊娠している方は必ず主治医に相談してから服用してください

3)乾かす作用のある薬なので、長期の服用には注意しましょう。

                   参考;漢方処方と方意

わたし
わたし

今日の漢方は便秘の方が服用なさいますが、
熱を冷ます漢方なので、口渇や冷たいものを
欲しがるようなタイプの方におすすめです。
乾燥や胃への負担があるので、長期の服用には
注意してくださいね。

三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ) | 製品情報 | ツムラ
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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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