慢性鼻炎 鼻づまりで困っている方におすすめの漢方 辛夷清肺湯

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くぅ
くぅ

ママさん
今日は朝からお料理にこってるね。。

らら
らら

そろそろ
冷凍庫にストックしているものがなくなったんだよ。
私はそう思うよ。。
カレーと小豆でしょう。

皆様 ごきげんよう。くうやララが言うように今日は長く煮込むお料理を作っています。古い人間なので、昔のように煮るので時間がかかります。お料理の話しですが。先日お友達から椎茸茶が送られてきました。しおっぱくなく、とても美味しいのです。今年の夏 自然のきのこを使ってきのこうどんを作った時の味が忘れられず、この椎茸茶を使って昨晩はスープを作りました。大好きなトマトとレタス、卵のスープです。味付けは椎茸茶とブラックペッパー、仕上がりにアマニオイルを少々です。胃腸が弱っている時にはすっと頂ける一品です。お料理のお話しばかりしてしまいました。そろそろ漢方について書かせて頂きます。

辛夷清肺湯


辛夷という生薬を主に使われた漢方です。熱感のある鼻づまりにおすすめの漢方です。清肺とありますね。中医学でいう肺は鼻、喉、気管支も含まれますので、それらの炎症や化膿があるときに用いられる漢方です。肺の機能が熱邪の影響で、熱感や炎症を起こしやすくなったり、また肺を滋養し栄養を与える陰液が消耗して脱水や栄養失調などの症状がおこり、粘膜の萎縮などがおこるようになります。そんな症状を改善する漢方です。

お勧めの方の体質
体力は中程度以上。患部に熱感、痛みを伴う。体は中も表も熱があり、津液が不足して乾燥した症状がある方にお勧めです。

症状
鼻づまり 頭痛  喉の渇き 口渇 臭覚が鈍い 痰は黄色い 鼻汁が喉に流れる 空咳

適応症
鼻閉 鼻茸 蓄膿症 後鼻漏 慢性鼻炎 肥厚性鼻炎 慢性気管支炎 気管支拡張症 慢性咽頭炎 臭覚障害

構成成分
辛夷
肺を温め、風寒邪を発散して通りを良くします。鼻閉の改善に使われます。

黄芩
湿熱をとります。とくに肺の熱をとります。

山梔子
熱をとり、気や津の通り道である三焦の通りを改善します。

知母
同じく熱を冷まし、熱邪による津液の消耗を防ぎます。腎を潤したり、神経を安定させる働きも持っています。

石膏
熱を冷まし、潤す働きがあります。不安感を和らげる働きも期待されます。

百合
肺を潤し、咳をおさめます。また気持ちを安定させる働きもあります。

麦門冬
乾燥を潤し、咳を止めます。滋養強壮作用があり、熱邪による陰液の消耗を防ぎます。

枇杷葉
肺熱を冷まし潤し、痰を切れやすくして咳を止めます。嘔吐などの胃の症状にも効果があります。肺の気の上昇をおさえ咳を止める。

升麻
体表、粘膜の病邪を発散し、他の薬が身体の上部に届くように導きます。体表の気の流れをよくする。

併用方法
麦門冬湯
口渇や舌の乾燥がひどい時

葛根湯加桔梗石膏
膿性の鼻汁がひどい時

四君子湯
胃腸が弱い時

※慢性的は鼻づまりがひどい時は辛夷清肺湯、粘性な痰を伴なう咳が慢性になっている時は清肺湯をお勧めします。熱感がひどくない時は葛根湯加川きゅう辛夷をお勧めします。

服用時の注意
1)長期服用するときは副作用が出る事があるので、主治医に確認して服用しましょう。

2)服用して発熱、咳などの症状、肝機能障害がでるようになったら、主治医に相談いたしましょう。

3)妊娠中の方は主治医に相談してから服用するように致しましょう。

鼻づまりに使われる漢方

葛根湯加川きゅう辛夷
鼻汁がでて鼻閉に伴う頭重があるときにお勧めです。胃腸の丈夫な方で、腹力が中程度以上の方。頭痛、肩こりがあるかがポイントです。局部の熱感はない方。

荊芥連翹湯
胃腸が丈夫で、肌の浅黒い方、腹力は中程度以上の方にお勧めです。手足に発汗傾向があり、耳、のどなどに炎症がある事が多い。

小青竜湯
身体の冷えて、水様性の鼻漏がある方。
                     参考;漢方のエッセンス

わたし
わたし

今回使われている辛夷は山林に自生しているこぶしです。
開花前のつぼみを生薬として使います。植物名は果実の形が
拳に似ていることからつけられたそうです。
昔の方たちは、自然の中から身体に合うものを見つけて
使っていたと思うと。。
生薬の中にこもる力を感じます。

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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