脂質の働き 

健康管理士
らら
らら

今日は脂質について
ママさんは書くらしいね。。
脂質っていうと 
ダイエットの大敵って感じ!

くぅ
くぅ

でも 脂質も大切なんだよ。


ママさん この前
アーユルヴェーダのギーをもらって 喜んでいたよ。
ギーの原料はバターだものね。

皆様 ごきげんよう。先日ギーを頂きました。作ろうと思っていたので嬉しかったです。アーユルヴェーダに少し興味を持ってもらえたと思うと本当に嬉しいです。ギーはアーユルヴェーダのお料理ではとてもよく使われています。あっ 今日はアーユルヴェーダではなく、栄養についてのお話しです。

<br>くぅ<br>

くぅ

脂質って何?

私

脂質は脂肪酸とグリセロールが結合した高分子化合物よ。
使われなくなったエネルギーは体内では中性脂肪として存在しているのよ。
脂質は1g9kcalで、少量でも大きなエネルギー源。
体脂肪は肥満とばかり思っているけど、体温を維持したり、
内臓を守るクッション役もしているのよ。

脂質の働き
●脂溶性ビタミンの体内への吸収を助ける
●必須脂肪酸の供給源
●コレステロールは細胞膜やホルモンの材料に
●エネルギー源(貯蔵エネルギー)
●体温保存や内臓保護

らら
らら

足りなくなる事もあるの?

私

そりゃ あるわよ。
不足も摂り過ぎも。。
不足すると、エネルギーが不足して脂溶性ビタミンの吸収がわるくなって
肌荒れ、便秘などの症状が。。
摂りすぎると、肥満になり、血中脂質のバランスに問題が、、
動脈硬化や生活習慣病のリスクが。。

脂質を多く含む食品
植物油、オリーブオイル、胡麻油は脂質100%
マーガリン バター80%
マヨネーズ    75%
ナッツや乳製品、肉などに多く含まれていますね。
お肉には脂身や皮に、魚介類では青背魚やトロに多いです。

100g中にふくまれる脂質
油脂製品  植物油   100g
      マーガリン  83g
      バター    81g
      マーガリン  75g

乳製品   生クリーム  45g
      クリームチーズ 33g

ナッツ   クルミ    68g
      アーモンド  51g
      煎りごま   54g

肉類    豚ロース   76g
      鶏かわ    51g

食材紹介  ゴマ ナッツ

胡麻
ごまは昔から薬効がある食材として有名です。血管を若く保ち、アンチエイジング効果が。ごまの半分は脂質で、不飽和脂肪酸(リノール酸 オレイン酸)を多く含み血中コレステロールの上昇を抑えます。白ゴマはごま油の原料に、黒ゴマはアントシアンなどの栄養に富み、金胡麻は抗酸化作用のフラボノイドを含みます。

●必須脂肪酸(人体で合成できない) リノール酸 リノレン酸が含まれる
●セサミン セサミノール vitaminEなどの抗酸化成分を含み、動脈硬化や脂質代謝異常症の予防に。
●疲労回復のビタミンB1を含む
●ビタミンC,E,βカロテンなどの抗酸化ビタミンを含み、活性酸素を抑制して免疫力アップ。

胡麻の頂き方
外皮が硬いので、炒ったり、擦ったりして頂きましょう。酸化しやすいので使う前に用意しましょう。

ナッツ
ナッツはオレイン酸やビタミンEを含み、血管、肌のアンチエイジングの働きが。また、くるみに含まれるナイアシンは脳神経の働きを助け、落花生のレシチンは脳細胞の活性を促します。

●ナッツ類は高エネルギー食品
●ビタミンEを含み、血流改善、活性酸素除去。
●ビタミンBを含み、脂質代謝や疲労回復に。
●不飽和脂肪酸リノール酸、オレイン酸を多く含み、血中コレステロールを抑制し、動脈硬化や生活習慣病の予防の効果がある。

頂き方
エネルギーが高いので摂り過ぎに注意しましょう。ナッツは酸化しやすいので殻のまま保存しましょう。

血中コレステロールが高い


コレステロールは脳など身体のあちこちにあります。細胞膜やホルモンの材料として大切なものですが、血中コレステロール値が高くなると脂質代謝異常症になります。なぜ血中コレステロールが高くなると問題になるのでしょうか?LDL悪玉コレステロールによって血管内にこぶができ血流が悪くなるからです。動脈硬化、虚血性心疾患、脳卒中などの疾患の原因になります。

くぅ
くぅ

じゃ どんな生活をしたらいいの?

私

まず一番大切な事はLDLコレステロールを減らして
HDLコレステロールを増やす事よ。
LDLコレステロールは肝臓でできたコレステロールを
全身に運ぶ働きをするするのよ。
HDLコレステロールは増えすぎたコレステロールを
回収して血管にたまったコレステロールを取り除いて
肝臓へもどす働きをするのよ。

血中コレステロールが高い方の生活の注意


●LDLコレステロールを減らすためには、肉やバター、卵や魚卵などの動物性脂肪はコレステロールが高いので控えましょう。
●食物繊維や抗酸化成分を含む食品をうまくとりましょう。こんにゃくや海藻には水溶性食物繊維を多く含み腸内のコレステロールを吸着、体外に排出。穀類や豆類などの不溶性食物繊維は便の量を増やし、腸のお掃除をしてくれます。
●塩分を減らして動脈硬化を防ぎましょう。塩分の摂取量の理想は1日男性8g、女性7gです。

高コレステロールの方にお勧めの食品


玄米、全粒粉などの未精製の穀類は食物繊維を多く含まれています。
麦は水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の両方を含むと言われています。
海藻の食物繊維のフコダインはコレステロールを下げる働きがあります。
緑黄色野菜は過酸化脂質の生成を抑え動脈硬化予防に。
アジ、イワシなどの青背魚はDHA,EPAを含み、脂肪が少なく蛋白を多く含む。
大豆食品は低脂肪で良質なたんぱく質を含む。
りんご、バナナ、いちご、キウイフルーツなどの果物は水溶性食物繊維ペクチンを多く含みます。
                      参考:あたらしい栄養学

わたし
わたし

コレステロールが高い方は多いですね。
痩せていてもコレステロールの高い方は
いらっしゃいます。
コレステロールを減らしても減らしすぎては
いけない事、知っていらっしゃいましたか?
低コレステロールは脳出血のリスクが増えると
言われています。
コレステロールは細胞の構成成分、
また血管の弾力に必要ですね。
何でも適度が良いようです。

管理栄養士が教える!脂質異常症の食事で気を付けるべきポイント | メディカルケア内科
管理栄養士が、脂質異常症の食事で気を付けるべきポイントをご説明します。脂質異常症の食事では、脂質やエネルギーの摂取量、コレステロールや糖質の摂りすぎに注意する必要があります。反対に、積極的に摂取したい食品は、食物繊維を多く含むものや抗酸化作用のあるものです。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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