風邪を予防する食生活

薬膳
くぅ
くぅ

ララさん
雨が全然降らなくて火事があちこちで
発生しているんだよ。

らら
らら

でも 大丈夫だよ。。
この週末雨が降るって
天気予報で言ってたよ。。

皆様 ごきげんよう。くうやララが言うように今までいない晴天が続いています。晴れが続くのは有難いですが、やはり乾燥が気になりますね。雨ばかりだと晴れればいいのにと思い、晴ればかりだと雨が少しは振ってほしいと思うものですね。なかなか 難しいですね。なんでもバランスよくが一番なのでしょう。コロナ感染とインフルエンザ感染が重なると重篤になりやすいとテレビでやっていました。結局は病気に立ち向かう免疫力が大切なのですね。今日は寒くなってきましたので、風邪予防の生活のポイントをお知らせ致しましょう。

食事は体を作り、活動の素、エネルギーになります。体の隅々の細胞を正常に働かせる力にもなります。病原体に対する抵抗力も自然治癒力も全て食事からの栄養で成り立っています。自律神経や肌や髪の毛の状態、疲労感なども食生活が関係しているのです。

風邪

風邪は万病の元。栄養補給、保温、安静に努め、早めに治す事がポイントです。私達は年平均6回風邪をひくと言われています。8-9割はウイルス感染と言われています。ウイルスに感染しても免疫力があれば軽くすむのです。抵抗力が低下していると重症になってしまいます。
一般的な風邪の注意をまずお話ししましょう。

1)熱がでて、食欲不振、消化機能の低下が起こります。少量で高栄養のものを頂きましょう。
●抵抗力をつけるためのはたんぱく質、ビタミンCなどを
●消化吸収のよくするため、脂肪や食物繊維は控えましょう。

2)発熱や下痢の時には十分な水分を摂りましょう。

3)部屋は暖かくして湿度を保つことが必要です。体の芯から温め、免疫力をアップしましょう。

4)お粥やのど越しのよいうどん、消化のよい卵や白身魚、体を温めるねぎや生姜がお勧めです。

次に、同じ風邪でも中医学では、風邪の対処方法も異なりますのでその対処方法を書かせて頂きます。また 中医学ではひき始めなのか、慢性的で長引いているのかなど、病気の状態でことなってきます。

風邪のひき始め 冷え 頭痛 鼻水がでている時
夏クーラーにあたりすぎたり、冬冷たい風にあたったりして罹る風邪。寒邪による風邪です。寒気でぞくぞくしたり、冷えや頭痛などの症状があります。この風邪は冷えや寒さが原因なので体を温め、発汗させるのが対策です。汗をかいたら早めに着替えましょう。

温熱性で辛味の食品をとる
生姜 ねぎ シソ こしょう 山椒 シナモン 八角などがお勧めです。
※メニューはお粥、麺、お味噌汁、牛乳にシナモンを入れたもの。生姜湯を頂きましょう。

風邪のひき始め  発熱 のどの痛み
粘膜の感染性の炎症で始まることもあります。のどの痛みから、気管や気管支に炎症が広まると咳や痰が出始めます。炎症の症状が出る時は熱邪が原因と思われます。悪化すると高熱がでます。のどの腫れ、喉の渇き、強い頭痛、咳などがでます。強いウイルスや日頃お酒を沢山飲む方やたばこを吸う、辛いものを食べる人に多いです。このタイプの風邪には炎症をとる事が大切です。熱を冷まし、消炎作用をもつ寒涼性のものがよく使われます。

解熱作用、頭痛、発熱、首のこわばりをとる葛がお勧めです。他には寒涼性の野菜、きゅうり、トマトなどもお勧めです。
葛粉 金銀花 緑豆 菊花 陳皮 きゅうり トマトなど

風邪で発熱があるとき
風邪で熱が出る時は免疫細胞がウイルスと戦っている時です。中医学では熱で気と津液を消耗するので消耗した気と津液を補い自然治癒力を高め、熱に対処します。

熱を除く食品は寒涼性のきゅうり トマト みかんなど、とくにジュースで頂くといいでしょう。
※冷えやすい方は取り過ぎに注意しましょう。
梨 きゅうり トマト レタス 水菜 みかん オレンジ りんご オオバコ車前子 どくだみ十薬

熱があっても汗が出ない時は、体を温めて発汗させる食品をとりましょう。発汗で熱を下げましょう。ねぎ、生姜、胡椒 シソを頂きましょう。

風邪の咳
咳は体に備わった防御機能が働いた結果です。咳をして気道に入り込んだウイルスを排除しようとしているのです。咳はウイルスや細菌、ほこりなどが肺気を上逆させ、気が丹田に行かないようにしていると考えられています。慢性的に咳がでる方は飲酒や喫煙、塩気の多い物は止めましょう。咳には肺の働きを良くする食材がお勧めです。
銀杏 杏仁 ごぼう れんこん きゅうり 大根 トマト 百合の根 梨 すいか みかん きんかん レモン 松の実 牛乳 豆腐 はちみつ

長引く風邪
長引いた風邪やひどい風邪が治ってきた時、体力や気力が低下しています。消化しやすく栄養価のあるものを頂きましょう。病後の方には重湯やお粥から頂きましょう。消化のよい良質の蛋白質やビタミンB,Cやミネラルをとるようにしましょう。栄養のバランスのよいもの、気と津液を補う食品がお勧めです。
鶏肉 豚肉 えび うなぎ 卵 もち米 芋類 うどん 大豆 小豆 そら豆  グリーンピース 枝豆 きぬさや インゲンマメ 豆腐など

食品紹介   ショウガ くず 杏仁 大豆 きゅうり

ショウガ
性味;辛 温
帰経;脾胃肺
成分;βカロテン VB1 VB2 VC Ca Fe k ジンゲロン ショウガオール ジンギベロール シネオール シトロネラール
適応;風寒風邪 嘔吐 冷えの下痢 食欲不振 乗り物酔い 魚介類の解毒作用
※生姜紅茶 ショウガにんにくの薬味

くず
性味;甘辛 涼
帰経;脾胃
適応;発熱 無汗頭痛後背の痛み

杏仁
咳、喉の不調、腸や肌の乾燥に
性味;苦 微温
帰経;肺大腸
適応;咳嗽 便秘 喘息 むくみやすい時
※杏仁豆腐や白きくらげと杏仁の粥で

大豆
汗や尿が出にくい時、疲れやすい時に。
性味;甘 平
帰経;脾大腸
成分;アスパラギン酸 イソフラボン コリン サポニン リグニン レクチン トリプトファン グリシニン リノール酸 レシチン
適応;消化不良 疲労 便秘 更年期障害 骨粗しょう症予防 美肌 むくみ
※大豆とクコの実の炊き込み

きゅうり
体にこもったほてりやのどの渇きに。体の湿と熱をとります。
性味;甘 寒
帰経;胃小腸
成分;アスコルビナーゼ CA Na Mg VC VK VA VB VC VD イソクエルシトリン ピラジン Zn Cu Mn
適応;むくみ 口渇 夏バテ予防 排尿異常
※きゅうりのパクチー和えやきゅうりとにがうりの炒め物

わたし
わたし

同じ風邪でも中医学では
細かく分かれていますね。
原因に応じて治療してする事で
速く改善していくのですね。

症状別!風邪をひいてしまったときにおすすめの食べ物とは?コンビニでおすすめの食べ物も紹介|からだカイゼン委員会|株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.
風邪は慢性的な疲労状態だったり、栄養が偏った外食続きだったりするとかかりやすくなります。ここでは、風邪をひいたときの対処方法と、おすすめの食べ物についてお話しします。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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