腎活  2

健康管理士
くぅ
くぅ

今日はママさん 水元公園にお散歩!
桜やこぶしの花が咲いていて
嬉しそうだった。。

らら
らら

そんなにお花を見るのがいいのかな?
全然 美味しくないのにね。
でも 今日ママさんお友達に私達の事
話していたんだよ。。
犬がたくさん散歩していて思い出したんだよね。

皆様 ごきげんよう。早咲きの桜が咲き始めています。葉桜にもなっている木もありました。同じ桜をみるのも、ピンク一色で一面に咲いているのを好きな方、一本がきれいに咲いているのが好きな方、私は少し葉桜になっている桜が自然な感じがして大好きです。人の感性は本当に人それぞれですね。これからたくさんの花の季節になりますね。楽しみです。今日は腎活の続きを書かせて頂きます。

腎活

1)減塩
腎臓の働き過ぎを防ぐことが腎機能を維持するのに大切です。そのために減塩が必要です。1日の食塩摂取量は男性7,5g、女性6,5g未満です。ところが現代人は塩分の摂り過ぎのようです。

減塩のポイント
減塩のポイントは調味料の塩分量を意識する事が大切です。味覚以外の視覚や嗅覚を刺激してお食事を楽しむ工夫をしましょう。ちなみにお醤油小さじ1で食塩1,0g、めんつゆ大さじ1で食塩0,6g、コンソメ1個で1,7gです。減塩のポイントを書かせて頂きます。

●顆粒だしは塩分が多いので、こんぶや鰹節を使いましょう。
●酢、レモン、ゆずなどの酸味を活かす
●汁物は具を多くして汁を減らす
●肉や魚を活かして調味料を減らす
●ニンニク、生姜、しそなどの香味野菜を使う
●わさび からし ごまなどを活かす
●カレー粉、胡椒などの香辛料を活かす
●ごま油、オリーブオイルのコクを活かす
●付いている調味料は全てを使わないように
●食品成分表示は、塩分量も確認しましょう。

2)血糖コントロールをする
慢性腎臓病と同じく国民病と言われているのが糖尿病です。糖尿病性腎性は透析導入の理由の1位です。糖尿病になると腎臓病につながりやすいので、血糖コントロールが必要です。とくに早食いや食べ過ぎる方は血糖値上昇や胃腸に血液が必要になり腎への血液減少につながります。10回以上噛むようにしましょう。

●食べ過ぎは血糖値が高くなるので腹八分目にしましょう。よく噛んで頂きましょう。
●固めのもの、噛み応えのあるものを選びましょう。
●夕食の時間は早めにしましょう。
●口の中に食べ物が入っている時は水で流し込まないようにしましょう。
●食事は野菜、食物繊維を含む副菜から食べ、蛋白質、主食の糖質の順で頂きましょう。
●朝食を抜くと昼食時に一気に血糖が上昇するので注意しましょう。
●主食は高GI値である白米、パンばかりでなく、玄米、全粒粉パン、蕎麦などの低GI食品を頂くようにしましょう。

3)免疫力アップして、感染病を防ぐ
腎臓の機能を低下させてしまう原因に感染症があります。そこで免疫力を高めて尿路感染症を予防していきましょう。免疫力を上げる方法を考えてみましょう。

腸内環境を整える
腸には免疫細胞の60-70%が集中しています。善玉菌の乳酸菌、ビフィズス菌とこれらのえさになる食物繊維やオリゴ糖をとるようにしましょう。一緒にとって腸内細菌がしっかり働くようにして腸内環境を整えましょう。
善玉菌のえさとなるプロバイオティクスはヨーグルト、納豆、キムチ、味噌、野菜、果物、蜂蜜、きな粉などがあります。
自律神経を整えてストレスをためないように
ストレスの多い現代。自律神経が乱れると交感神経が優位になり免疫力が低下しやすくなります。また血圧が高くなります。自律神経は血圧、体温、心拍数、呼吸の調節などに関係します。腹式呼吸により深い呼吸をしたり、睡眠時間をしっかりとるようにしましょう。よく笑うことも大切です。なんと笑顔だけでも免疫アップにつながるようですよ。
腎機能低下につながる感染症を予防しましょう。
尿路感染症の予防を考えてみましょう。一番多いのが、膀胱炎です。免疫量を高める事に加えて、水分不足や便秘、下痢による大腸菌の増殖や月経中の衛生に気を付けましょう。腎盂腎炎にならないように注意する事が大切!膀胱炎になったら、抗生剤をしっかり飲み切るようにしましょう。中途半端だと耐性菌を作り、再発しやすくなります。

4)カリウム リン たんぱく質のとり方
腎臓病と診断されるとカリウム、リン、蛋白質は制限されますが、腎活ではどうでしょうか?

カリウム
カリウムはナトリウムと作用しあう栄養素です。塩分をたくさん摂ると細胞外のナトリウムの量が増えると細胞内からカリウムや水分が移動し、血液の濃度を一定に保つように働きます。もしカリウムが足りないと水分が多く細胞外に移動し、血液量が増え、腎臓に負担をかけます。カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収をおさえ尿はの排泄を促します。カリウムは血圧を調整し腎臓の負担を減らしているのです。食塩を多く摂る現代はとくにカリウムをとるようにしましょう。カリウムは生野菜、果物、芋類、海藻、キノコ類に多く含まれます。またカリウムは水に溶けやすいので、まるごと頂くようにしましょう。

リン
リンは体内でカルシウムに次いで多いミネラルです。80%はカルシウムやマグネシウムと結合し骨や歯となります、残りは筋肉、脳、神経などでエネルギー代謝に、細胞膜の構成成分などになります。しかしカルシウムはバランスをとるため、リンが増えると骨を溶かしカルシウムを分泌します。そのためリンのとり方には注意しましょう。リンはチーズ、大豆製品に多く含まれます。食品添加物として 膨張剤、PH調整剤、乳化剤、イーストフード、ピロリン酸、ポリリン酸、メタリン酸などです。加工食品や清涼飲料水を沢山の摂取には注意しましょう。

たんぱく質
腎臓病があると、蛋白質が代謝される時、尿素窒素などの老廃物が発生し、それを排泄しにくく、蛋白質の摂取に制限があります。またたんぱく質は糖質、脂質のように体内に蓄えておけないので摂り過ぎは尿として排泄されます。たんぱく質は体を作る主成分、ホルモンや酵素、抗体など体内で欠かせない働きがあります。不足しないように摂る事が大切ですが、腎臓病でなくてもたんぱく質の摂り過ぎは腎臓の負担になります。運動量や自分の体重に合う量をとる事が腎活に必要です。腎臓への負担を減らすために、良質のたんぱく質をとることが必要です。良質のたんぱく質は体内での利用効率がよく、代謝される時の老廃物もすくないのです。では、どんなものが良質なたんぱく質なのでしょうか?良質なたんぱく質とは必須アミノ酸の含有バランスの良いものをいいます。これはアミノ酸スコアで表されます。アミノ酸スコアが100に近いほど必須アミノ酸のバランスの良い良質なたんぱく質です。肉、魚、卵、納豆はアミノ酸スコアが100です。たんぱく質の推奨量は18-64歳男性は1日65g、18歳以上の女性は50gと言われています。

腎機能低下を速く見つける

腎機能低下を早く発見し、早く治療しましょう。

1)1年に1回健康診断を受けましょう。
●尿検査で蛋白尿、血尿があるときは再検査を受けましょう。
●尿素窒素、クレアチニン値が高い時が炊き時も再検査を
●高血圧がある
●高血糖がある
●尿酸値が高く、痛風や高尿酸血症の方も注意しましょう

2)尿をチェックしましょう
毎日 自分の尿を確認しましょう。色、臭い、量、状態をみましょう。色は淡黄色、臭いはかすかに匂う、量は1日800-1500cc、沈殿や泡立ちがないのが健康な方の尿です。


●赤茶色; 血尿の疑い。腎炎、腎臓結石の疑い
●黄色; 肝臓、胆道の異常の疑い。
●白く濁り; 膀胱炎 腎盂腎炎などの感染症の疑い

臭い
●つんとする; 膀胱炎 腎盂腎炎などの感染症の疑い
●甘酸っぱい; 糖尿病の疑い


●多尿; 1日3000cc以上。尿意が多いと膀胱炎の疑い
●乏尿; 1日400cc以下。腎臓病の疑い

状態
●沈殿物; 腎臓結石、尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎
●泡立っている; ぶくぶくしているのは蛋白尿の疑い


           参考;ほすぴ



わたし
わたし

尿以外にも、むくみや貧血、だるさ、腰や背中の痛みがあるときは
腎臓病につながることもあるので、心配な時は早めに受診しましょう。

https://sl-creations.co.jp/wp-content/themes/slcreations/creations-lab/pdf/07.pdf

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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