黄帝内経って   2

その他
くぅ
くぅ

今日は一日雨だね。
ママさんのお友達が外ねこちゃんに餌をあげてるんだって
でも ララさん 毎日お刺身らしいよ。。

らら
らら

嘘でしょう!
猫ちゃん 毎日お刺身もらっているの?
私達はチキンしかもらえないのにね。

皆様 ごきげんよう。暑くなったり、雨模様だったりして、体調をくずしていらっしゃる方も多いのではないですか?気や水の巡りが悪くなると体調をくずしやすいので注意して下さい。

くうとララが猫ちゃんの話をしています。私のお知り合いの方がとても外猫を可愛がっていらして、今はその方だけがいる時はお家に中まで入ってきたり、ご飯の時間になると鳴いて催促をするようです。可愛がってくれる人の事はよく知っていますね。すごくかわいい猫ちゃん達です。今日は雨なので、外の軒下で丸まっていました。

昨日の続きで、今日は黄帝内経の中で健康についてにふれていきたいと思います。

春夏秋冬の季節の移り変わりは自然では当たり前のことですが、これが体調に影響するようです。四季は万物を生育する力です。

春は風が吹いて生命を目覚めさせ、夏は熱が活力を与え、秋は長雨が世界を潤し、冬は寒さが閉蔵し、堅固を促すと言われます。

くぅ
くぅ

ママさん
その季節がどう体に影響するの?

私

不思議よね。
例えば、冬は寒いのでバリアーをはっているのに、
温室温衣、熱飲熱食すると毛穴がひらいて
そこから寒の邪気が入ってくるのよ。
夏は暑いから毛穴がひらいているでしょう。
そこにクーラーですごく冷やすと冷えが入り込んで
いくのよ。
身体がしっかりしていれば多少季節外れでも問題は
ないと書いてあるわよ。

らら
らら

同じ環境でも病気がひどい人や軽くすむ人がいるよね。

わたし
わたし

そうなのよ。ララさん良く気付いたわね。
外界からの影響が中にはいり臓気を損ねて
あちこちの病気になるのよ。

らら
らら

初めのころに治してしまえばいいってことか。。

わたし
わたし

そうね。
そこが中医学、精神的な事も体に影響するのよわ。
心と肝は精神的な揺れ。ですって。。
憂いや精神不安で心の臓気が衰えるのよ。
肝はのびやかに発散させる所だから、怒ったり、鬱々していると
肝の気が衰えるのよ。
内外の冷えは肺の臓気に関わるのよ。
飲食の不摂生やひどい打撲は脾の臓気を。
過労や過度の性生活は腎の臓気を衰えさせると書かれているわ。

らら
らら

ママさん
面白いね。
気持ちと病気が関係するの?

わたし
わたし

ララさんも少しわかってきたんじゃない。
一番大切なのは、病気になる前の養生、養生の元は精神の安定にあると言われているのよ。
でも毎日いろいろな事があって、いつも心穏やかにばかりできないわね。
だから、ヨガや瞑想、アロマテラピーなんかが必要なのよね。

くぅ
くぅ

どうやって治していたんだろうね。

わたし
わたし

あちこちの脈をみて、見て聞いて問いて触って診断したのよね。
治療方法は針やお灸、薬で治療していたようね。

そろそろ 養生、病気にならないためにどうしたらいいのかでまとめましょう。

お勧めの養生方法

●精神を穏やかに保つ。
恬淡虚無にして、真気これに従い、精神内に守れば、病はいずこから来たらん
心安らかに、わだかまりのないように過ごす。

●四季にふさわしい生活をする
春;万物が芽ぶくので、人も活動的に過ごす。朝は早く起き、夜は遅めに寝る。
夏;最も盛んな時。積極的に行動するのがよい。朝は早く起き、夜は遅めに寝る。
秋;万物がそろそろ収束する季節。心穏やかにやや控えめに。朝は早く起きて夜も早く寝る。
冬;万物が閉じ隠れる季節。むやみに動かない方がいい。早く寝て 朝はゆっくり起きる。

●食の養生
五味 甘 酸 鹹 苦 辛に分類し、それぞれの身体に及ぼす作用を考えて頂きます。偏食はいけません。様々なものをまんべんなく摂る事です。
病気が重い時は、お粥などを食べるのがよいようです。
病が衰えて、腹がへこんで元通りになり、飲食を思うようになるまではお粥などの方がよいと書かれています。美味しくて栄養価の高いものを食べ続けると質の悪いできものができると書かれています。

●飲酒はほどほどに、房事も慎みましょう。

●食べて出して寝ればいいと書かれていますが、きちんと維持する事は大変です。
老人になると衛気が衰え、夜は眠れず、昼は眠いのです。
排泄も大切です。お腹が張って大小便が通じていなければまずこれを治すと書かれています。

●人は生まれ、育ち、年老いていく。人の成長は10歳毎、生殖能力は女性七歳、男性八歳で変化すると書かれています。

●人の体質についても書かれています。
長寿の人は、肉体としての形と、生命力としての気はつり合いがとれているのが良いと書かれています。臓腑の形や位置で罹りやすい病気がわかるし、陰陽による分類で人物判断にも役立つように書かれています。例えば、少陽の人は表に出るのを好むが、小さな事で満足するなど。。

                     参考;よくわかる黄帝内経

わたし
わたし

今とは生活が違うので
書かれていることが今では通用しないこともありますが
今の中医学の基礎になっているようですね。


投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
タイトルとURLをコピーしました