
ママさん
今日はまたまた スパイスなんて。。

今回のMEDICALHERBが詳しくスパイスについて
書かれている事と
スパイスカレーを作っているでしょう、カレー以外
でもスパイス使えないかと思っているのよ。
なんて言っても スパイスはお料理を
美味しくするだけじゃなくて、心や体にも
いいんだから。。

ママさんが思っていること
なんだかわかる。。
カレーつくるのに たくさんスパイス買って
残っちゃっているんでしょう。。
きっと あたり!

ララさんてば。。
スパイスってけっこういろいろな働きが
あるので 使い分けできたらいいのにと
思っていたのよ。
家庭の主婦が家族の体を思ってスパイスを
使えるようになったら
素敵よね。。
インドのアーユルヴァーダや中国の伝統医学
‥等。日常の食事で摂り入れて、しらないうちに
健康増進できるスパイスは、素晴らしいわね。

また ママさん
夢ばかりみてる。。
使わないのに 材料ばかり買い集めて
残ってるんだからね。。

もうすでに スパイスを使いこなしている方もいれば、
わたしのように、揃えたけど どうしたらいいか
悩んでいる方もいらっしゃるのでは。。
スパイスは昔からお料理に健康に、祭礼などに使われて
きました。今は世界のスパイスが手に入ります。
スパイスの使い方、働きをすこしずつ知って
使っていきましょう。

ママさん
祭礼って何?

スパイスって
初めは人類が狩猟を始め頃、食べ物の
防腐剤として使っていたのよ。
エジプトでは ミイラ作りにクローブや
シナモンが使われて
中国などでは、スパイスを加えたお酒などが
神にお供えされていた時期があったらしいのよ。
そして中世になり、食用としての使用が高まり、
人気のスパイスは熱帯地方原産なので、スパイスを巡って
スペイン、イギリス、オランダなどの列強国が戦争をしたなんていう事もあったのよ。

ママさん
ママさんがいつも話しているハーブとスパイスって
どう違うの?

そうね。
まず スパイスとはからお話ししましょうね。
スパイスは香辛料と言われ、食品で芳香性や刺激性などを
もった植物を言います。
スパイスとハーブってどう違うのって聞かれるけど。
明確な違いはなく、スパイスも大きくハーブの中にはいるようです。
世界で使われているスパイスは350-500種類と言われています。
スパイスは大きく分けて
●香りづけ
●辛味付け
●色付け
●匂い消し
どれも、食欲を増し、お料理を美味しくする目的です。
スパイスの使い方
スパイスを活かすには、形状と使い方を知り、用途で使い分け、組み合わせ方を学びましょう。
1)形状で使いわける
同じスパイスでも、形状によって特徴があり、使い方もまちまちです。
生のままのフレッシュスパイス、乾燥させたドライスパイス。
ドライスパイスの中でも、原型が残っているモールスパイス、粉末になったパウダースパイスがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
●フレッシュ
生のスパイスは爽やかな香りを活かしたり、サラダのトッピング、香味焼き、煮込みのブーケガルニなどに使われます。
●ホール
香りがしっかり残っているので、お料理の初めに使うのにお勧めです。
煮込み料理の初めや炒める時のテンパリングなどにお勧めです。
●パウダー
素材の下味や香りづけで仕上げに使ったり、料理の途中で使います。
手軽に量の調節がでますが、香りが飛びやすいので新鮮なものをそろえ、開封後は早く使うようにしましょう。
2)ブレンドの仕方
複数のスパイスをブレンドすることで、機能も増し、全体がまとまって料理に奥行きがでると思われます。シーズニングやミックススパイスのようにできているものもありますが、3種くらいからブレンドにチャレンジしてオリジナルのスパイスを作ってみましょう。
お試しブレンドスパイス
●イタリア
バジル、タイム、オレガノ
●インド
クミン、コリアンダー、ターメリック(2;4;1がお勧め)
●メキシコ
パプリカ、クミン、オレガノ(2;2;1がお勧め)
※バジル;食べても飲んでもよいインドでは聖なるハーブといわれています。働きは消化機能促進、抗酸化作用が期待されます。
タイム;多くのハーブの中でも強力な抗菌作用があると言われています。ソーセージやピクルスなどの保存食に使われます。去痰作用や鎮咳作用があり気管支炎などにもお勧めのハーブです。
オレガノ;イタリア、メキシコ料理に欠かせないすっきりハーブです。トマトやチーズとの相性は抜群。砂金、抗菌、去痰、健胃作用が知られています。
クミン;カレーに欠かせない食欲そそるスパイシーな香りです。消化促進、鎮痛、吐き気、下痢の改善があります。
コリアンアンダー;柑橘系の爽やかな香りがする。食欲促進、風邪、発熱、吐き気、アレルギー性皮膚炎などに効果があると言われています。
ターメリック;別名ウコン。土の香りがします。抗菌、血液浄化、解毒,強壮、抗アレルギー作用、肝臓強化などの働きがあると言われています。
世界のスパイス紹介
インドのスパイス
スパイスの最大の産出国。広大な土地でお料理も幅広く、カシミールではカシミールチリ、ベンガルではイエローマスタードなど地域で使われるスパイスも異なります。家庭で普通に使われるスパイスは7-8種類、食事を作る時調合するようです。
●ガラムマサラ
カレーによく使われるスパイスで、クミン、コリアンダー、カルモダン、クローブなどが調合されます。

台湾のスパイス
医食同源の考え方が浸透していていろいろな薬効をもつスパイスを日頃から取り入れています。
●八角
スターアニス、独特な強い香りがあり、ルーローハンやトンポーロ―などのお肉の煮込みに使われています。
●五香粉
いつもの食事に少し加えると本場の味に変身できます。
八角、シナモン、クローブ、花椒、フェンネル、陳皮をミックスしたもの。
タイのスパイス
気温が高いタイでは、数多くのスパイスが自生。パクチー、レモングラス、ホーリーバジルなども野菜と同じように、サラダのように食されます。タイではフレッシュなものを石うすでつぶして、ペーストにして使います。
白こしょう、にんにく、コリアンダーの根、小赤玉ねぎ、カー、とうがらしを混ぜ合わせたペーストがよく使われます。
フランスのスパイス
ヨーロッパで自生するオレガノ、パセリ、タイム、ミント、バジル、ディル、フェンネル、ローズマリー、さらに外来のスパイスも加えてスパイス文化があります。
●キャトルエピス
こしょう、シナモン、ジンジャー、クローブ、ナツメグなどのスパイスを合わせたもので、お肉料理やお菓子作りに使われます。

●エルプドプロバンス
南フランス、プロバンス地方でよく使われ、タイム、ローズマリー、セージ、バジルなどをミックスしていて、卵、魚介、乳製品、ラタトゥイユ、ポトフなどによく使われます。
中東のスパイス
古くから東西貿易の要所として栄え、今も市場にはたくさんのスパイスが並ぶそうです。カルモダン、シナモン、クミン、タイム、セージ、イタリアンパセリ、ミント、コリアンダーなどがよく使われます。
●ザータル
シリア、レバノン、ヨルダンなどの東地中海やトルコでよく使われています。スマック、タイム、胡麻、塩をミックスしたものです。。オリーブオイルと混ぜてパンにつけて頂きます。
●デュカ
中東発祥のスパイスは、ローストしたナッツ、クミン、コリアンダーを混ぜたシーズニングソルトを言います。
※カルモダン;スパイスの女王といわれ、良質なスパイス。食欲消化促進、健胃、呼吸器疾患、口臭除去、リラックス効果があると言われています
クローブ;甘い刺激のある香りがします。健胃、消化促進、殺菌、消臭、鎮痛効果があり、口腔殺菌に使われます。
シナモン;いろいろな形状のものがあります。消化促進、鎮静、食欲増進、殺菌、防虫、風邪症状緩和、血糖値コントロールなどの働きがあると言われています。
フェンネル:甘くてスパイシーな香り。魚料理の生臭さをとると言われています。駆風作用、去痰作用、食欲増進、吐き気、便秘などの働きがあると言われています。
スパイス紹介
唐辛子
人が栽培しているものは5種で、その3種は日本で作られています。主成分のカプサイシンは唾液、胃液の分泌を促進し食欲アップ、体を温め代謝促進に。皮膚の血行も改善するので、腰痛、筋肉痛、肩こりなどにも使われています。カプサイシンはカロテノイドで優れた抗酸化作用を持ちます。この抗酸化作用は生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があると言われています。カプサイシン由来の色素、パプリカ色素は着色剤でよく使われますが、天然色素なので、安全性は高いと言われています。摂り過ぎは刺激が強く胃腸を傷つけたり、下痢したりするので注意が必要ですね。
1)中南米原産
2)ナス科とうがらし属
3)使用部位は果実
4)主な成分はカプサイシン、βカロチン、サポニン、ビタミンC
5)作用は健胃、鎮痛、局所充血
6)適応は食欲不振、筋肉痛、神経痛など
効果
1)血流改善
カプサイシンの働きで血管が拡張して血流がよくなり、体温上昇。皮膚の血流も改善するので、筋肉痛、しもやけなどに用いられます。
2)ダイエット
カプサイシンはアドレナリンの分泌を促進、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化して脂肪を燃焼しやすくします。運動と組み合わせるといいですね。
3)食欲増進
カプサイシンは唾液や胃液の分泌を促進、消化吸収を高めます。東南アジアでよく使われるのは、暑さの中で食欲を保つためと言われています。
4)動脈硬化予防
血流改善、脂肪代謝アップで、動脈硬化の予防に。減塩対策にも。
5)防虫
カプサイシンは防虫成分なので、お米や小麦粉などの穀類や豆類につくコクゾウムシの発生を防ぐと言われています。
参考;MEDICALHERB

きょうはスパイスについて書かせて
いただきました。
スパイスもハーブと同じでお料理にも
使われますが、体や心の健康のためにも
有効ですね。
自分の好きなスパイスから、
また 出来上がっている五香粉のようなものから
使い始めるといいかもしれません。
最後に世界の4大スパイスをご紹介しましょう!
胡椒
ナツメグ
クローブ
シナモン です。

投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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