
ママさん
もう 美と健康はおしまいなの?

後 一回
女性ホルモンや男性ホルモンの事を書こうと
思っているんだけど。。。
今日はなんだか 漢方を書きたい気分なのよね。

また ママさんの気まぐれが始まった!
でも 読んでいる方も
またか。。。って思っているから
今回は漢方っていうのも
いいかもね。。

ママさん
升麻葛根湯って書いてあるけど
葛根湯と関係があるの?

そうね。
今回の漢方は葛根湯―麻黄 桂皮 大棗+升麻
の処方なのよ。
葛根湯ってあるので、同じように使うかと思われるけど
ちょっと使い方が違うのよ。
主には
皮膚疾患
麻疹、風疹,水痘、溶連菌のような感染症の初期
咽頭炎の炎症がある風邪
粘膜、体表の炎症(目の充血 帯状疱疹など)
に使われるのよ。
頭痛や発熱、軽い寒気や体の痛みがある時も
症状がおさまれば 服用中止でいいかな。。

なんとなく 使い方はわかった気がする。。

わかった気がするか。。。
少し詳しく説明するわね。
まず 呼吸器(肺)の働きが弱っている時、
感染(邪)が入って、体表の機能が落ちたり、
熱を持って、体表から熱を出せなくなった
症状を改善するのよ。
肺の機能が落ちると 咳などが出るでしょう
邪がはいって熱を持つと頭痛や喉の痛みなどが
体表から熱を出せないと皮膚のトラブルが、、
そんな症状を邪を除き、熱を冷まし。体表の機能
を改善していく漢方なのよ。
この漢方は体質、体力に関わらず 体表に熱がある方はOK!
わかった?

なんとなく。。
漢方は漠然としてわかりにくいよ。。

ララさんのいう通り!
升麻葛根湯の応用疾患
風邪の初期 皮ふ炎 蕁麻疹 口内炎 麻疹 水痘 風疹 溶連菌感染

構成成分
葛根
升麻との組み合わせで発汗作用がある
血の熱邪が体表から出ようとするが、肺の機能低下で体表の状態がよくないので、なかなかでられず、体表面で炎症や発熱が起こる、その皮膚周りの熱を除き、邪がでやすいようにする働き。
升麻
邪が血に入ると血が熱を持つと、熱気が上に上がり、頭痛や頭部の炎症がおこるのです。解毒作用で邪を除く働きがある
![サラシナショウマ 花と根のイラスト素材 [98711667] - PIXTA](http://wellbelife.xsrv.jp/wp-content/uploads/2025/03/image-9.jpeg)
生姜
健胃の働き
肺と皮膚は関係があるので、肺の機能低下は体表面の機能もていかさせるのです。体表の邪を追い出し、気の巡りを良くする働き
芍薬
甘草との組み合わせで筋肉の痙攣を改善し、消炎作用も期待できる
血の熱を除く働き。
甘草
邪が血に入ると血が熱を持つと、熱気が上に上がり、頭痛や頭部の炎症がおこるのです。解毒作用で邪を除く働きがある
服用の注意
1)服用して、浮腫みや急な体重増加がみられた時は服用を中止して、主治医に相談して下さい。
2)服用していて脱力感や四肢の痙攣などがあったら、服用を中止して早めに主治医に相談して下さい
3)妊娠している方は主治医にご相談のうえ 服用して下さい
4)服用していて 皮ふの症状がひどくなるようでしたら、早めに受診してください
追加処方
◎炎症がひどい時 +黄連解毒湯
◎喉の炎症がひどい時 +桔梗石膏

発熱性疾患 特定な感染症の時にお勧めの漢方
補中益気湯
風邪の症状がみられなくなっても、倦怠感、食欲不振、微熱などがある方にお勧めです。補気作用でビタミン剤とは別の補う働きが。
慢性疾患や虚弱体質などで体力が低下した状態に用います。
川芎茶調散
風邪の初期の頭痛によく使われます。鎮痛作用が強いが、胃腸への影響が少ないのが特徴です。悪寒、発熱、眩暈、鼻閉、関節痛、筋肉痛などに。
升麻葛根湯
麻疹の発疹をでやすくする目的の漢方です。発疹を伴なう発熱性疾患の初期に用いられます
参考;漢方処方と方意

今日の漢方は日常使われる漢方ではないですね。
今は予防接種があり、麻疹や風疹などには罹りませんからね。
昔の人々は麻疹に罹っても大変だったのでしょう!
麻疹にかかって 発疹がでないと、邪が入り込み、脳症を
おこすと考え、熱邪を外にだすこのような薬を使ったのでしょう。
同じ葛根湯がついても少し使い方が違うので注意して下さい。
体表に熱がある感じがpoint!
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