2020年の健康の情報  1

その他

皆様 あけまして おめでとうございます。
今日から2021年が始まります。
ゆっくり 自宅でお正月をお迎えの方が多いのではないでしょうか。
今日は昨年の健康に関する情報を書かせて頂きます。

ますます延びる平均寿命


  2019年は、前年より男女とも平均寿命が延びて、女性は香港に次い
  で二位、男性は香港、スイスに次いで三位です。 
  2020年9月 65歳以上の人口は3617万人、
        70歳以上の人口は2791万人
        100歳以上の人口は8万450人
  今回は9000人の増加で100歳以上の人口が8万人を超えました。

  高齢化が年々増加して高齢者の医療費も増加が続いているため
  75歳以上の医療費窓口負担 2割負担が導入されるようです。

出生数の減少



  2019年には、出生数が5万3161人減少し、90万人を下回り
  ました。
  親になる人口が減っていること、未婚、晩婚の増加が原因のようです。

  第4次少子化社会対策が、2020年5月に決定しました。
  希望出生率 1.8を2025年までに達成するという目標です。


   2025年の数値目標
  第一子出生前後の女性の継続就業率   70%
  男性の育児休業取得率         30%
  保育所待機児童数           なし
  6歳未満の子供をもつ男性の育児 
  家事時間               1日2時間30分

  主な内容
  妊娠 出産に関する経済的支援
  不妊治療にかかる費用負担の軽減
  自動手当の給付の拡充
  雇用安定に向けた正社員化支援
  AIを活用して結婚支援
  育休の分割、男性の育休取得の促進

日本の人口動態


  出生  86万5239人     36秒に1人
  死亡  138万1093人    23秒に1人
  婚姻  59万9007組      53秒に1組
  離婚  20万8496組      2分31秒に1人

  2019年の死亡者数は138万1093人、前年より1万8623人
  増加し、過去最高となりました。
  人口は51万5854人の減少になりました。13年連続減で初めて
  50万人をこえました。


  主な死因
  1)悪性新生物
  2)心疾患
  3)老衰
  4)脳血管疾患
  5)肺炎

死亡原因 第一位の悪性新生物に関する情報


  およそ3.6人に1人が悪性新物質で亡くなっています。
  部位別  男性  1位 肺がん
           2位 胃がん
           3位 大腸がん
       女性  1位 大腸がん
           2位 肺がん
           3位 膵臓がん

 2009年ー2011年の患者様の5年生存率は2ポイント上がって、
 64.1%です。
 とくに高いのは、前立腺、乳房、子宮体部です。
 診断技術の向上、手術の進歩、ピンポイント放射線治療、分子標的薬など
 が要因と思われます。
 今後もがんゲノム医療、免疫チェックポイント阻害剤、光免疫療法の
 効果が期待できそうです。

がんゲノム療法
 がんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べて遺伝子変異を明らかに
 することで、個人個人の体質、病状に合わせて治療を行うことができる

免疫チェックポイント阻害剤
 免疫細胞とがん細胞の表面に、免疫を抑制せよという指令を伝達する
 免疫チェックポイント分子が発言。
 この免疫抑制がおこり、がん細胞は生きていかれるのです。
 免疫チェックポイント分子が結合できなくして、抑制シグナルを送れない
 開発された薬です。

光免疫療法
 従来が治療が効かない患者様が対象です。
 癌細胞の表面にある特定の分子 EGFRに結び付く性質の抗体と、近赤
 外光を当てると反応する性質の化学物質を結合させたものです。
 点滴で投与して、24時間後に患部に近赤外光を当てるとがん細胞に結合
 した薬と光が反応し、がん細胞が破壊されます。
 今は頭頚部がんに用いていますが、食道がん、大腸がんへの応用も期待さ
 れています。全身的副作用がないと言われています。

少子化 高齢化と今の日本には大きな問題があります。
どうしたら 安心して子供を産んで育てたいと思うのでしょうか?
どうしたら 幸せな老後を過ごす事ができるのでしょう?

まずは 過ごしやすい 明るい未来のある日本にしていくことだと思います。
一人一人の心がけで、皆が安心して暮らせる国にしていきたいと思います。

今年も宜しくお願い致します。

  
  

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