風邪のひき始めにおすすめの漢方 葛根湯

漢方薬
くぅ
くぅ

ララさん
}葛根湯はママさんがいつも
飲んでいる薬じゃない?

らら
らら

そうそう。。
ママさんは葛根湯が合うらしいよ。
風邪の時も頭痛の時も肩こりの時も
なんでも葛根湯ですましている感じ!

風邪の薬は。。で知られている葛根湯

表寒を除去し、項背部の緊張緩和、風邪や悪寒、肩こりなどの症状に使われています。
外邪が体表から入って体内に侵入していきます。この薬は病邪がまだ体表に有る状態、悪寒や体の痛みなどの寒症を伴なう時に用います。

体質
自然発汗がなく、頭痛、悪寒、肩こりなどがあり、比較的体力のある方。炎症性、疼痛性急性の症状があるとき。

症状
体表の血管が収縮、汗腺が閉じて、筋肉が緊張して、体温の放散を防ぐため、悪寒、発熱、頭痛、体の痛み、脈が浮くなどの症状がでてくる。また、首の後ろ、肩、背中の凝りや痛みがあります。他に化膿性の炎症、蕁麻疹、湿疹などにも使われます。

適応症
感冒 鼻風邪 熱性疾患の初期 肩こり 上半身の神経痛、蕁麻疹
炎症性疾患(結膜炎 角膜炎 中耳炎 扁桃腺炎 乳腺炎 リンパ腺炎)化膿性皮膚炎 麻疹 風疹 五十肩 高血圧 片頭痛 突発性難聴

構成成分
桂枝湯に葛根、麻黄が加わった処方です。


葛根:肌にある病邪を除去し、発汗して熱を冷まします。潤いを維持。項背の緊張や張りを緩和します。


麻黄:発汗して汗を出し熱を放散、体表の風寒邪気を発散、気管支平滑筋を弛緩して咳喘を緩和。利尿作用で浮腫み緩和。


桂枝:肌膚の病邪を除去、経脈を温め外寒風寒を退治する、鎮痛作用、消化吸収促進作用もある。


芍薬:陰液を養い排泄を防ぐ。利尿作用と血を補う。
生姜:軽度の発汗作用により桂枝、葛根、麻黄の作用を助ける。胃の機能を整え、嘔吐を鎮める。


大棗:脾胃の機能を高め、気を養い、津液で脾を潤す。生姜とで脾胃の機能を高め、調整する。


甘草:炙甘草を使い、脾胃の機能を整え、気を補い、他の薬の調和をとる。桂枝とで衛気を補い、芍薬とで栄気を潤し、筋肉の緊張を緩和する。発汗の脱水を防ぐ。

併用
二陳湯
多痰、吐き気などを伴なう時

服用方法
1日2-3回に分けて 食前、食間に服用。


注意が必要な方
1)体力がない方、食欲不振、吐き気などがあり、胃腸の弱い方。
2)発汗がひどい方
3)狭心症などの循環器系の障害のある方
4)重症の高血圧症の方

5)重症の腎障害のある方。
6)排尿障害のある方。
7)甲状腺機能亢進症の方。
8)服用して不眠、動悸、発汗過多、脱力感があったら、すぐ主治医にご相談下さい。
9)血圧上昇、浮腫み、体重増加、脱力感、四肢の痙攣などがあったらすぐ 主治医にご相談下さい。
10)妊娠中の方、授乳中の方は主治医に相談してから服用しましょう。

風邪で使われる漢方


1)麻黄湯
関節痛、筋肉痛、腰痛がひどく、項背のこわばりはない。

2)桂枝湯
悪寒、発熱、頭痛は同じだが、体力は低く、自然発汗がある。初期の症状が長引いて悪化もせず、改善もしない時。

3)香蘇散
悪寒、発熱、頭痛は同じだが、消化機能が低く、他の薬を使いにくい。精神神経症状がある。高齢者の風邪に。

4)麻黄附子細辛湯
体力、気力がなく、四肢倦怠、冷感がある。冷えがあり、咽頭痛を伴なう風邪に。アレルギー性鼻炎に。

5)葛根湯加川芎辛夷
鼻閉、鼻漏、後鼻漏などがひどく、慢性化したもの。

6)升麻葛根湯
消化機能は低く、悪寒、体の痛みが少なく、咽頭症状がひどい時。

7)柴胡桂枝湯
2,3日しても治らず、倦怠感があるとき。とくに高齢者の方に試してみましょう。

8)小青竜湯
咳嗽、水様痰、水様鼻水、悪寒がある。風邪の初期。顔色が白く冷えやすい人

9)五積散
風邪の初期、症状の軽い風邪、頭痛、関節痛に。

わたし
わたし

風邪をひいたときに
すぐ使える薬、自分にあった薬を
知っておくと便利ですね。

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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