くぅ

ララさん
最近　犬や猫のテレビやユーチューブが
多いね。

らら

私たちも活躍できるんだね。
くうさんも私もなにか役に立っている

かな？

　皆様　ごきげんよう。ペットの番組がとても多いですね。私もくうやララにはずいぶん助けてもらいました。ストレスの多いこの社会、犬や猫は大切な存在です。ただ　犬や猫も生きているので、最後まで家族の一員でいさせてあげて下さい。

今日は精神的につらい時にお勧めな漢方、甘麦大棗湯をご紹介致します。

神経の興奮をおさめる漢方　甘麦大棗湯

甘麦大棗湯は小麦、甘草、大棗からなる漢方で緊張を緩和、筋の痙攣や神経の興奮を鎮めます。心配事や悩み事が続くと、心陰虚（心にある血、津液、精が不足）になったり、肝の気の流れがわるくなり、精神不安、刺激に敏感になったり、緊張しやすくなります。そんな臓燥証を治療するのにお勧めです。心は西洋医学では、血液循環を司るところになっていますが、漢方ではその作用にもう一つ意識や判断、思惟などの精神活動を司ると考えられています。肝臓も西洋医学のような生理機能の他に精神情緒に関係し、全身のコントロールをします。

体質
体力は中程度か以下、体の中に熱があり、血の不足があり、気が上に上がっている。

症状
神経過敏　筋肉の硬直　悲観　興奮　不眠　ひきつけなどがある。

適応
夜泣き　ひきつけ　神経症　不眠　てんかん　更年期障害　自律神経失調症　胃痙攣など。

構成成分
小麦
甘涼で、心経に入り、肝心を養う。心を落ち着かせ、脳の興奮を鎮める。

甘草
甘平性で、心肺脾胃経に入り、心の気を養い脾胃の機能を調えて、ヒステリーなどを緩和。

大棗
甘温性　脾胃経に入る。脾の気を養い血を補って精神を安定させる。肝の気の緩和していく。潤す作用や他の薬の薬性を和らげる作用もある。

追加処方
１）＋酸棗仁湯
　肝血虚（目のかすみ　乾燥、多夢　生理不順などの症状）による不眠、不安が強い時

２）＋半夏厚朴湯
　気鬱（張った痛み、膨満感がある）による神経症の時

３）＋抑肝散
　てんかん　チック症

４）＋芍薬甘草湯
　チック症　てんかん

服用時の注意
１）甘草を含む漢方の併用には注意しましょう。
２）血圧上昇、むくみ、体重増加、脱力感、四肢の痙攣などがおこるときは早めに主治医に相談致しましょう。
３）妊娠中の方は主治医に相談してから、服用しましょう。