脳トレ

健康管理士
くぅ
くぅ

今日は一日 雨!
ママさんがクッキーを焼いていたから期待したのに
失敗したらしい

らら
らら

クウさん
ママさんのお料理の腕を知らないの?
ひどいもんだよ!
シュークリームの皮だって 膨らんだことがないんだからね。

皆様 ごきげんよう。ララに言われてしまいましたが、本当にお料理が下手なのです。クッキーを楽しみにしていましたが、残念でした。なんでクッキーで失敗してしまうのか、自分でも不思議なのですが、本や作り方の通りに作らず自分でアレンジしてしまうので、それがいつも失敗してしまうようです。今はスパイスカレーを作っていますが、どうなる事か?

脳について


脳トレについて書かせていただく前に、脳について確認致しましょう。脳は全身の司令塔で、考えや感情、行動全てに関わっています。最も重要な臓器です。脳は水分以外60%が脂質で作られています。成人で1.2-1、5Kg、心臓が送り出す血液の1/5は脳へ運ばれます。柔らかく、外から頭蓋骨、硬膜、くも膜、軟膜に覆われ、くも膜と軟膜の間に脳脊髄液があり外部から守っています。

脳のそれぞれの働き
1)大脳
脳の8割を占め、大脳皮質に覆われていて前頭葉(思考、判断、運動、情報の統合)、頭頂葉(触覚、空間認知、感覚情報の統合)、側頭葉(聴覚情報、長期記憶を司る)、後頭葉(視覚情報処理)に分かれています。大脳皮質の中には大脳辺縁系があります。大脳辺縁系には海馬(短期記憶を司る)と扁桃(好き嫌いなどの情動や警告を伝える)があります。

2)間脳
嗅覚以外の情報を受け取ります。視床(大脳皮質へ伝える働きを担う)と視床下部(自律神経、内分泌をコントロールする)、下垂体(ホルモンを産生する内分泌器官)があります。

3)脳幹
中脳(意欲に関わる神経伝達物質ドーパミンを作る)と橋(左右の小脳を結ぶ、大脳の情報の通り道)、延髄(呼吸、心拍機能を担う)でできています。

4)小脳
脳幹の後ろにあり、大脳の1/10で、運動の調節や感覚情報を筋肉に指令を出しています。

5)神経細胞 ニューロン
ニューロンは脳に1000億個以上あり、結合部シナプスにより神経伝達物質をだして情報を交換しています。神経回路は頭の回転の速い人ほどシンプルと言われています。大人でも1日1%のシナプスが生まれ変わりますが、シニアになるとシナプスの生まれ変わりが減り、神経回路が変化しづらくなり、頭が固くなると言われます。

脳トレ

神経伝達物質ドーパミンを分泌させることが脳の活性化になります。今まで興味がなかったものにチャレンジして、楽しいと感じると意欲が高まり、脳の活性化を続ける事ができます。同じ作業を単純に繰り返すのは、あまり効果がないので「やってみよう。」「楽しそう。」感じるものを取り入れましょう。

1)楽器の演奏
楽器の演奏は指を動かすだけではなく、脳を使います。小脳の運動機能、聴覚に関して側頭葉のトレーニングに、暗譜して大脳皮質や海馬などのトレーニングになります。音楽活動が長いほど脳の発達が顕著です。楽器の難易度で自分に合う楽器を選びましょう。手軽な楽器でも脳のトレーニングには変わらないそうです。また1曲完成した時の喜びは格別でドーパミンも分泌されると思います。ちなみに私はオカリナを少しずつ始めています。ぶきっちょな自分はなかなか大変ですが、1曲引けたときは本当に嬉しいです。

2)クッキング
父が認知機能が落ちてきたとき、主治医からお料理を勧められました。私達は何気なくしているクッキングですが、これも脳を刺激するトレーニングになるのです。料理を作るには、まず何を作るのかを考え、何を買うのかを冷蔵庫の中を見て考えるところから始まります。ここで大脳皮質、海馬、の記憶領域、前頭葉の思考を刺激。作り方も以前作ったものは長期記憶を司る大脳皮質を、初めての時は作り方をみて短期記憶の海馬を使います。お料理中もマルチタスクですので前頭葉を鍛えるトレーニングになります。出来上がると、ドーパミンがでてきますね。男女関係なく、是非いろいろなお料理にチャレンジしてほしいと思います。

3)ながら運動
ながら運動って何?と思われたことでしょう。頭と身体の両方を使うエクササイズです。コグニサイズをご紹介致しましょう。認知機能の向上につなげるものとして国立長寿医療研究センターで開発されました。ウォーキングしながら川柳を考えたり、踏み台しながらしりとりしたり。またグループですると楽しくコミュニケーションをとることができます。安全に継続することが大切です。

お勧めのコグニサイズ 
数字に合わせ身体をタッチ!
1)1と言いながら、右膝を上げてタッチ
2)2と言いながら、左膝を上げてタッチ
3)3と言いながら、右足首を上げてタッチ
4)4と言いながら、左足首を上げてタッチ
5)これからは右膝にもどり、20まで続ける
※全身を使った中程度の負荷が良いと言われています。心拍数が上昇し、息が弾む程度です。

心拍数の決め方
安静時心拍数;10分安静にして1分間の心拍数
最大心拍数;200-(年齢×0,7)
予備心拍数;最大心拍数ー安静時心拍数
目標心拍数;運動強度×予備心拍数+安静時心拍数
運動強度
ややきつい;70%
やや楽;60%

4)新しい事にチャレンジしましょう。
毎日同じことの繰り返しで刺激のない生活を過ごすと、海馬や大脳皮質はの情報伝達が弱くなり記憶力が低下してしまいます。記憶力を鍛えるには、海馬の近くの扁桃体の刺激が大切です。記憶におおきく関わってくるからです。感動したり、楽しい事にチャレンジして下さい。

現代と脳

私達の生活は大きく変化してきています。でも脳のシステムは変わりません。そのためストレスについて行かれなくなっています。現代は命に係わる危機はなく、体調や対人完成などの悩みで複雑で時間を要します。長期間のストレスに対応できないのが現実です。また今はスマートフォンの時代、いつでもどこでも情報を入手でき、面白くドーパミンがでてさらに見たくなります。ドーパミンは報酬系の神経伝達物質なので制御できず、依存症になりやすいのです。制御できず、脳の機能が急速なネット社会についていかれないのです。昔からの人としてベースになる食事、運動、睡眠、人とのコミュニケーションをまず大切にしたうえで、ネット社会を生きていきましょう。脳に入っていく情報が多すぎて脳がキャパオーバーになり起こる疲労を脳疲労と言います。それで過食、不眠、生活習慣病につながると考えられています。大脳皮質は休息の指令を出そうと大脳辺縁系を制御しながら情報を整理するのですが、情報が多すぎると制御がきかなくなります。脳疲労を予防するためには、デジタルデトックスが必要です。一定期間PCやスマートフォンから離れる事です。電車の中でも全員が皆スマートフォンを見ていて歩き始めても目を離せない方をよく目にします。              参考;ほすぴ

わたし
わたし

脳トレは楽しく新しい事にチャレンジする事から始まりますね。
旅でも、買い物でもいつもと違うもの、違う場所。
そしてウキウキする事。
なんだか楽しくなってきました。

一つ心配はスマートフォンやPCによる脳疲労があることを安易に考えている方、
自分は依存症にはならないと思っている方が多いのではないかと思う事です。

デジタルデトックスとは?やり方は?効果やメリット・デメリットを解説 | ビズクロ
昨今注目される「デジタルデトックス」とは一体何を指す言葉なのでしょうか。また、どのように行えば良いのでしょうか。本記事では、デジタルデトックスの解説や必要な理由、メリット・デメリットを紹介します。デジタルデトックスのやり方も紹介するのでぜひ参考にしながら実践してください。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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