心を癒すハーブ酒

ハーブ
らら

ママさん
富澤商店さんのリンゴジャムサンド
食べ過ぎじゃない!!!

わたし

食いしん坊のララさんには言われたくないけど、
一番人気って書いてあって買ってみたけど
桁違いの美味しさだった。
まだ 昼間だから 大丈夫じゃないかしら。。

くぅ

ママさん
もうやめた方がいいよ。

わたし

やめるわよ。。
昨日 富澤商店に低糖質お菓子ミックスとふすまパンミックス
を買いに行ったの。。
ふすまパンミックスはちょっと匂いがいまいちなので、
今回 胡桃とオレンジピールを入れてみようと思っているの?
コロナの予防接種の後遺症の解決の本に自分で美味しいものを
作って食べるっていうのがあって、納得納得!!
すぐ乗ってしまう私だから、手作りの生活を始めてみようかと。。
今日は春らしい内容のものにしてみました。
 春は中医学では動物が冬眠から覚め、木々が芽吹く季節。陽気が増えていきます。新陳代謝が活発になり、細胞が活発になります。臓腑では肝との関係が深く、肝の経絡に関するトラブルが多くなります。
例えば、肝臓、目、筋肉、胆のう、精神的にイライラ、ストレス、自律神経の不調‥等。
今日は心を癒すハーブ酒をご紹介しましょう。

セロリレモン酒


セロリの仲間は古代から利用されていました。日本には豊臣秀吉の時代に入ってきたと言われています。セロリの苦味をレモンとオレンジフラワーで和らげた一品です。

材料
セロリ      150g
レモン      1個
オレンジフラワー 大さじ3
ホワイトリカー  600cc

作り方
1)セロリはすべてスライスして使う。
2)レモンは皮をむき、中身をスライスさせる。
3)殺菌した密封ガラス瓶に全てを入れて漬け込む。
4)冷暗所に置いて、3日に一度くらい混ぜる。
5)半月くらいしたら濾して保存する。
※甘い方がいいかたは氷砂糖を40-50gくらい加える。

セロリ
頭痛、イライラを鎮める香味野菜。
中国名:芹菜 薬芹
性味:甘苦  涼
帰経:肝 肺 胃 膀胱
効能:肝の働きを改善してからの余った熱を冷ます。体内の余分な水を排出。
適応:高血圧 充血 お血 精神安定 頻尿 排尿痛
成分:VB1 VB2 VC VE VU Fe Ca K メチオニン アイピン セネリン テルペン ポリフェノール マンニトール イノシトール
※慢性下痢の方は注意。

レモン
ビタミンCを多く含み、ビタミンCの効果が期待。
性味:酸 平
帰経:肺胃
効能:津液を潤し、熱を冷ます。痰をとる。末梢血流改善。抗炎症、利尿。
適応:暑気あたり 水分不足 口渇 食欲不振 空咳 美肌 風邪ストレス予防
成分:フラボノイド VC クエン酸

オレンジフラワー
オレンジフラワーは開花前のオレンジの花のつぼみを乾燥させたもので、風味のよい香りと少し苦味があります。心身の緊張をほぐし、ストレス解消に。
科名:ミカン科
原産国:インド
使用部位:花
効果:不安をやわらげ、心因性の不眠、片頭痛、下痢などに使われます。血液の浄化、循環に。
成分:フラボノイド 苦味
※リンデンとのハーブティーはお勧めです。

イチゴハーブ酒


春の果物、イチゴと心を癒してくれるハーブをブレンドしたハーブ酒です。

材料
いちご         150g
ペパーミント(ドライ) 大さじ1
レモンバーム(ドライ) 大さじ1
レモン         半個
ホワイトリカー     600cc
※氷砂糖40-50g加えてもいい。

作り方
1)イチゴはへたをとる
2)レモンは皮をとって中身をスライスする。
3)殺菌した密封ガラス瓶に全てを漬けこむ。
4)冷暗所に保存して1日1回混ぜる。
※1週間でできるので濾して頂く。


イチゴ
ビタミンCが豊富で、果樹酒には小粒で色が濃く、香りと酸味が強いのがお勧めです。
空咳、のどの痛みに。
性味:甘 微酸  涼
帰経:肝脾肺
効能:消化を助け、体の熱を冷まし喉を潤す。
適応:暑気あたり 慢性下痢 咳 痰 消化不良 お腹の張り 皮膚の調節
成分:食物繊維 VC 葉酸 アントシアニン フラボノイド エラグ酸 

ペパーミント
メントールの働きで気分も胃も調子良好。ミンンとの中でメディカルハーブでよく使われています。
科名;シソ科
原産国:地中海沿岸
使用部位:茎 花 葉
作用:鎮痙、消炎 胆汁分泌促進 
適応:食べ過ぎ飲みすぎの消化不良。お腹の張りに。頭痛。
成分:lメントール メントン アピゲニン ルテオリン ロスマリン酸
※胆石の方、子供、妊娠中 授乳中 てんかん、高血圧の方には注意


レモンバーム
前向きな気持ちにしてくれるハーブ。古代ギリシャのころからメディカルハーブとして使われています。学名はメレッサ。
科名:しそ科
原産国:オーストラリア
使用部位:葉
作用:鎮静 鎮痙 抗菌 抗ウイルス(ヘルペス)
適応:神経症 緊張による消化不良、頭痛、不安、動悸に
成分:シトロネラール シトラール ロスマリン酸 クロロゲン酸
※精油は濃度に注意。

香附刺五加酒


気を整える香附子と、心身のストレスを強化するエゾウコギの根茎、五加皮、肝気を鎮める山査子を加えた薬膳酒です。

材料
香附子(ドライ)  12g
五加皮(ドライ)  8g
山査子(ドライ)  8g
枸杞子       10g
焼酎        700cc

作り方
1)生薬は刻みを使う。
2)枸杞子は半分に切る。
3)殺菌した密封ガラス瓶に全てを入れて漬け込む。
4)冷暗所で5日に1度混ぜる。
5)1か月で仕上がるので、濾して保存瓶に移す。
※甘い方がいい方は氷砂糖を40-50g一緒に漬け込む。


五加皮
ウコギ科エゾウコギの根皮。
性味:辛苦 温
帰経:肝腎
効果:風湿をとる 肝腎を補う 水をとって腫れをとる 強筋骨
適応:強壮、鎮静、血圧降下 滋養強壮 関節の痛み 
成分:ダウコステロール エロイテロシド シリンギン セサミン サビニン

香附子
カヤツリグサ科ハマスゲの根茎。子宮筋弛緩、月経を整えるので女性に優しい生薬です。
効能:みぞおちに気が滞っているのを改善。
働き:ヒステリー 神経性消化器炎 月経を整える
成分:キぺリン キペロン セリエン パルクレノン 

                        参考:medicalherb

わたし

今日 柴又を散歩していましたら、
街路樹の芽が膨らんできていました。
後一週間で節分になります。
春が来るのが待ち遠しいですが、
花粉症や気持ちのコントロールなどに
気を付けて 素敵な春を過ごしたいですね。

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事