
今日は久しぶりにいいお天気だね。。

お洗濯をたくさん干してしまったわ。
それに庭の掃除もしないといけないしね。

ママさんは洗濯大好きだから
雨が続くときついよね。
しかも 今でもしっかり外に干したり
しているしね。。

クウさんはよく私を見ているわね。
なんか 一度着た物は洗いたくなっちゃうのよね。
衣類が傷むって 前に言われたことがあるわ。
しかも 外干しは太陽の匂いがするのが好き!

おばあさんってとこかな。。

ららは言いたい事言って!
前回 花粉症の薬膳を紹介したけれど、
花粉症で一押しの漢方。
とくに鼻づまりがひどい方にお勧めの漢方をご紹介しましょう。
この漢方に眠くならない程度のアレルギーを抑える薬を
この季節 持っていかれる方が多いですよ。
鼻づまり 花粉症 鼻炎にお勧めの漢方 葛根湯加川芎辛夷
葛根湯の中でとくに副鼻腔炎、鼻づまりの効果を期待して使われている漢方です。葛根湯に川芎辛夷が追加して処方。体表に寒があったり、脾胃の働きが低下して経絡、気、水代謝の巡りが悪くなり 体表の生理機能が悪くなり熱をもち、鼻炎などの症状がでてくる。体を温め経絡、気の流れをよくして、体表の気の働きを高め、体表の熱、炎症をとっていく漢方です。
体質
比較的体力はあり、体表に冷えがある。頭痛 頭重 後背のこわばりを感じる事もある。気は上逆している。

症状
項背部のこわばり 肩凝り 頭痛 頭重 前額痛 鼻閉 鼻漏(水様性からやや膿性の事も) 後漏 臭覚異常
応用疾患
慢性副鼻腔炎 急性慢性鼻炎 肥厚性鼻炎 アレルギー性鼻炎 花粉症 鼻閉(鼻づまり)

構成成分
麻黄
体表面の寒を温め体表の陽気の流れを改善する。体表を巡る気の働きを高め、温めて発汗させ、邪を追い払う。
葛根
筋肉に潤いを与え、凝りの改善。体表の熱を外に逃がす。
桂皮
体表面の寒を温め体表の陽気の流れ、経絡の流れを改善する。体表を巡る気の働きを高め、温めて発汗させ、邪を追い払う。
芍薬
筋肉の痙攣緩和。麻黄などの過度の発汗を抑える
生姜
体表の陽気を巡らせる。脾胃の気を補って働きをよくして、気の産生を高める。体表を巡る気の働きを高め、温めて発汗させ、邪を追い払う。
大棗
脾胃の気を補って働きをよくして、気の産生を高める。
甘草
筋肉の痙攣緩和。麻黄などの過度の発汗を抑える。脾胃の気を補って働きをよくして、気の産生を高める。
辛夷
体を温める。鼻閉(鼻の通りをよくする)を改善。気の流れをよくして頭痛の改善。
川芎
体を温める。血流増加。気の流れをよくして頭痛の改善。

服用時の注意
1)体力の著しく衰えている方、胃腸の弱い方、食欲不振などある方は注意して服用しましょう。
2)発汗傾向の著しい方は注意して服用しましょう。
3)循環器系疾患、高度の腎障害、甲状腺機能亢進症、排尿障害のある方も注意して服用しましょう。
4)服用して浮腫みや急な体重増加、脱力感、四肢痙攣、胃の不快感、不眠、動悸などの症状がでたら早めに中止して主治医に相談して下さい。
5)妊娠している時は主治医に相談してから服用しましょう。
慢性鼻炎 蓄膿症の方にお勧めの漢方
辛夷清肺湯
鼻汁が膿性で、顔が赤味がある。鼻閉の強いものに使う。他の薬で効果がない時に。腹力は中程度以上。急性では前頭部、頬部に熱感、疼痛を。慢性では臭覚低下、ポリープを伴なう事がある。
荊芥連翹湯
胃腸が丈夫で、皮膚が浅黒い、上半身(副鼻腔、外耳、内耳、扁桃、皮膚など)の炎症が慢性に。腹力は中程度以上。手足に発汗しやすい。
葛根湯加川芎辛夷
鼻閉と鼻汁を主症状として胃腸の丈夫な鼻炎に。時々頭痛、肩こりが。腹力は中程度以上。
参考;漢方処方のトリセツ

今回の処方は私が働いている薬局では
花粉症の時期、皆さまがよく服用なさる
漢方です。これに眠くならない程度の
アレルギー剤をのまれているようです。
あまり 体力のない方は お勧めしません。
数日でなんとなく改善してくると思います。
西洋薬とも併用OK!
汗をかいたとき 冷やさないように致しましょう。
花粉症 これからが本番!
工夫して快適な毎日をお過ごし下さい。