ママさん
最近 黄色いランの写真が多いね!
あのランはもう二十年近く前に亡くなった父が育てていたランなの。
今年なんだか 綺麗に花を咲かせたので のせてみました。
ランだけではなく もみじもアロエなんかも両親が残していった
植木が残っていてね。
しばらく花を咲かせなかったのに、今年は3株花を咲かせています。
自然の力ってすごいね。
ただ ベランダにおいてお水をあげているだけなのに。。
あっ そうそう 今日はかんの強いお子様にもお勧めの漢方を
ご紹介致しましょう。
小児だけではありませんよ。
皮ふ疾患や慢性化した扁桃腺炎、リンパ腺炎にお勧めの漢方
柴胡清肝湯です。
ママさん
子供だとか、大人とか
どういう意味なの?
そうそう
わかりにくかったわね。
柴胡清肝湯は慢性化した上気道皮膚、鼻腔、副鼻腔炎、
アトピーなどの皮膚疾患のある方にお勧めの漢方です。
疳の虫が強いと言われているお子様にとくにお勧めという事です。
どんな体質の人がいいの?
そうね。
体力は中程度。神経質の方。
気の巡りが悪くて、血と水が不足して
体には熱がある感じ。。皮膚は浅黒く乾燥している傾向。
両脇の張りも感じますね。
栄養が悪かったり、いろいろな原因で体内に熱があり、
熱が三焦にはいり、血流の悪化 血の不足、津液の不足を起こし、
そのためにおこった様々な症状を改善する漢方です。
皮膚やのどに炎症がおこることが多いですね。
温清飲に熱とりとリラックス効果を強めた漢方になります。
お子様は神経質な子を穏やかにしたり、ストレスで症状が
悪くなる子にもお勧めです。お子様に使われる事が多い漢方です。
柴胡清肝湯の応用疾患
耳鼻科 慢性再発性扁桃炎 頸部リンパ腺炎 咽頭炎 喉頭炎 慢性鼻炎
皮膚科 アトピー性皮膚炎 尋常性ざ瘡 湿疹
その他 神経症 貧血症 カンの強い小児(慢性扁桃炎 湿疹 夜泣き 不眠)
構成成分
当帰
肝が発熱すると血が不足し、血流悪化する。血を補う
芍薬
肝が発熱すると血が不足し、血流悪化する。血を補ったり、血の流れを整える
川芎
肝が発熱すると血が不足し、血流悪化する、血の流れを調える
地黄
肝が発熱すると血が不足し、血流悪化する。血を補う
連翹
体内に発生した熱が体表におよぶ、水分と結合して湿疹に、さらに膿になる。体表の熱をとり、膿をだす
桔梗
肺の痰を除く
牛蒡子
体内に発生した熱が体表におよぶ、体表の熱をとる
栝楼根
上焦に入った熱とともに肺を過熱、炎症をおこし痰を生じる。栝楼根は肺の熱を冷まし痰を除く
薄荷
中焦の熱は肝胆におよび発熱。肝胆の熱を冷やす
体内に発生した熱が体表におよぶ、体表の熱をとる
肺の熱も冷まし痰を除く
甘草
肝の解毒作用をサポートし、諸薬の調和の働きをする
黄連
三焦に熱が侵入。中焦や心の熱を冷やす
黄芩
三焦に熱が侵入。上焦の肺にある熱をを冷やす
黄柏
三焦に熱が侵入。下焦を冷やす
山梔子
三焦全体を冷やす
柴胡
中焦の熱は肝胆に及ぶ発熱。肝の気血の流れをよくする
服用の注意
1)胃腸が弱く食欲不振、嘔吐、下痢などのある方は主治医に相談して服用して下さい。
2)服用するようになって浮腫み、急な体重増加、脱力感 四肢の痙攣などがあったら、すぐ服用をやめて主治医に相談して下さい。
3)長期服用で腹痛、下痢、便秘などが繰り返し起こる時は主治医にご相談して下さい
4)妊娠中の方は主治医に相談して服用しましょう。
扁桃炎にお勧めの漢方
葛根湯
症状の初期の時にお勧めです。汗はなく、悪寒、発熱、頭痛などの症状がある。
小柴胡加桔梗石膏
いろいろな扁桃炎の症状に対応できます。
のど鼻耳などの炎症があり、微熱、食欲不振 悪心などの症状がある
桔梗湯
咽頭痛の強い時にお勧めです。患部に長くあるように うがいしてから服用しましょう。急性の咽頭痛、腫れ、軽度の発熱、咳を伴なう。
※溶連菌感染などがある時は、抗生剤を用いるといいでしょう。
慢性扁桃炎にお勧めの漢方
荊芥連翹湯
何度も繰り返す扁桃炎に使われます。青年期の解毒証体質(毒素を溜めやすく、虚弱で、炎症をおこしやすい)の体質改善に使われます。腹力は中程度。副鼻腔、外耳、中耳、扁桃、皮膚などの炎症疾患で慢性化した時に用いられる。手足に汗をかきやすい
柴胡清肝湯
皮ふが浅黒く、やせ型の方の慢性扁桃腺炎に使われます。幼児期の解毒証体質の体質改善に使われます。
※慢性的な時は功をあせらず、気長に治療していきましょう。
参考;漢方処方のトリセツ
かんの強いお子さんは
親御さんは育てるのが大変ですね。
大きくなってしまえば 一人で大きくなった
ようなきでいますねれども。。
小児には飲みにくいので、冷やしてのむか、
お薬飲めたね、チョコ味のアイスなどと一緒に
お飲みいただくのがお勧めです。
長期服用になる事が多くなりますが、副作用にも
注意が必要ですね。
荊芥連翹湯は青年期に、柴胡清肝糖が小児に使われる事が
多いですね。
https://www.uzukyumeigan.co.jp/uzukyumeigan/
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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