ららさん
暑いね!!!
本当に暑いね!
お散歩に行くのも嫌になっちゃうね。
皆様 ごきげんよう。今年も本当に暑い夏になりました。皆様 体調はいかがですか?冷たい物はいけないと思いつつ、冷たい飲み物、アイスクリーム美味しいですね。今日は温清飲について書かせて頂きます。
温清飲
補血と清熱を行う薬です。皮膚科や婦人科でよく使われます。暑い所を冷やすというより、温めるところは温め、冷やすところは冷やす薬です。血虚とは血液循環が悪かったり、自律神経などのバランスが悪くて血液や栄養が隅々までいきわたらない状態です。熱証は熱邪の勢いが強く、炎症、自律神経の興奮、充血などの実熱と、血,津液の不足により熱邪が勢いを増す虚熱があります。実熱、虚熱で出血や発疹を伴なうことを血熱といいます。血虚や熱証を改善します。
体質
体力中程度。気が上がっていて、体は熱があり、血虚がある。
症状
皮膚の艶が悪くカサカサしている。頭がぼっとしてめまい、ふらつき、頭痛などもある。不安、不眠などの精神症状。鼻血、下血、血尿などの出血傾向がある。のぼせ、熱感があるそう痒感がある。筋肉の引きつり、関節痛。口渇、目の充血、顔面紅潮。
適応症
月経不順 月経困難症 子宮内膜症 更年期症 神経症 慢性湿疹 蕁麻疹 アトピー性皮膚炎 乾癬などの皮膚炎。自律神経失調症 不眠症 高血圧 動脈硬化 口内炎 痔出血 等
構成成分
四物湯と黄連解毒湯の合方
黄連:中焦、体の中心の熱を冷ます。
黄柏:下焦。体の下の部分の熱を冷ます。
黄芩:体の上部の熱を冷ます。
山査子:三焦の熱を冷ます。
当帰:血を補い、血行をよくする。
芍薬:血を補い、肝の機能を整え、止血もする。
地黄:血、津液を補い、止血の作用もある。
川芎:気血の流れを良くする。
併用のご紹介
+黄連解毒湯
熱証がひどい時
参考処方
1)当帰飲子:痒み、乾燥はあるが赤くない発疹。
2)黄連解毒湯:不安、不眠、のぼせ、出血などがあり、温清飲より体力があり、熱感、発赤がひどい時。
3)桂枝茯苓丸:のぼせ、出血があり、本剤より体力があり、顕著な下腹部の抵抗がある。皮膚症状はない。
4)芎帰膠艾湯:出血傾向はあるが、体力が低下していてのぼせ、皮膚症状はなく、痔出血や下血がある。
5)女神散:のぼせがあるが、皮膚の症状はない。
6)消風散:皮膚の症状、口渇などは同じだが、精神神経症状がない。
7)治頭瘡一方:皮膚症状は似ているが、頭、顔に症状がある時。
使用上の注意
1)胃腸が虚弱の方
2)咳、発熱や黄疸やだるさなど気になる症状があったら早めに主治医に相談致しましょう。
3)長期服用で腹痛、下痢、腹部膨満感などが気になったら主治医に相談いたしましょう。
4)妊娠中の方は主治医に相談してから服用致しましょう。
血の道症
血の道症は更年期症状と似た症状が多いのですが、月経時や出産時の不安定な女性の心身の不調をいいます。
1)黄連解毒湯:冷えはなくのぼせがひどく、精神の興奮と顔面の紅潮のある血の道症に。
2)加味逍遙散:肩こり、のぼせ、不眠があり、いろいろの訴えがたえない症状に。
3)女神散:浅田宗伯先生は血症ののぼせ、眩暈を治し産前産後を通し治療すると書いている。
4)四物湯:血を増やし、血行を改善して冷えをとる。顔色が悪くざらざらした感じ。
5)柴胡桂枝乾姜湯:のぼせ、冷え,自汗、肩から背中の張りに適応します。
6)三黄瀉心湯:顔面紅潮、いらいらして気持ちが落ち着かない。便秘傾向。
7)桂枝茯苓丸加ヨクイニン:お血によるめまい、のぼせに、頭痛や肩こりがある方にお勧め。
参考:漢方のエッセンス
私達は今月経や出産を何気なく
思っているのですが、
アーユルベーダでも、中医でも
しっかり体調を管理しないと
いけない時であることを
覚えておいてほしいと思います。
参考にして下さい
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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