ラサーナヤの意味

アーユルヴェーダ

以前 書いた事のあるアーユルヴェーダには、内科、外科、小児科など様々な分野で構成されているのですが、その中に老化防止アンチエイジングに特化した「ラサーヤナ」という分野があるのです。
どのようにして、老化を防止し老化現象と付き合っていくのか、それが一つの分野となっている点が興味深いです。
今の日本では、代謝機能が落ちている高齢者にも、年齢に関係なく決まった量の薬を処方するだけです。それでいいのでしょうか?
寿命を延ばすだけではなく、健康寿命を延ばす事が必要と考えます。

アーユルヴェーダの目的

まず アーユルヴェーダには2つの目的があります。
1)健康人の健康を維持し、増進する事
2)病人の病気を鎮静する事
 (完治はもちろん、もし治らなくても、いかに苦しみをやわらげ、生活の質をあげて残
  りの人生を幸せに送るかも含む)

アーユルヴェーダでは「人間の身体の生命活動が3つのエネルギー<ドーシャ>によって行われている」と考えられています。
そして、人間の身体は7つの構成要素で作られていて、これを<ダートゥ>と呼んでいます。
食事から体内で順番に作られていくのです。

食事 →ラサ(体液) →血液 →筋肉 →脂肪 →骨 →骨髄 →生殖組織

アーユルヴェーダのアンチエイジング

この身体構成要素をより質の高いものにしていくことが、アンチエイジングであると考え、最初の<ラサ>をとって、アーユルヴェーダのアンチエイジング法は、「ラサーヤナ」と言われています。

アーユルヴェーダにどのようなアンチエイジングの知恵があり、私達の毎日の生活の中で実践していけばよいのか、少しずつお話しして行きましょう。

1)生活法 毎日の生活を整え、正しく日常を送りましょう。
2)食事法 飲み物、食べ物を正しく選び、摂取しましょう。
3)薬の使用 薬によって、病気治療、アンチエイジングを得ましょう。

1)力がつく
2)輝きがでてくる
3)寿命が長くなる

栄養状態がよくなり、顔色がすぐれ、抵抗力がつき、寿命が長くなり、精神的にも前向きになっいく事ができるのが、<ラサ-ヤナ>です。

次回は8つのアンチエイジング効果についてお話し致しましょう。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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