アーユルヴェーダのスパイス　　　２

カレーリーフ
スリランカでは欠かせないハーブです。南インド、スリランカ原産のミカン科の植物の葉。フルーティーな香り。生がない時はドライで代用しましょう。
働き；解熱剤　鎮痛剤　お腹を整える　皮膚炎

コリアンダー（香菜）
微温　　辛味
コリアンダーシードとパウダーがあります。地中海原産のセリ科の植物です。パクチーと一般的には言われています。完熟種子には独特な爽やかな香りと優しい辛味があります。シードはそのままお茶に使われます。
働き；抗菌作用　殺菌作用　健胃作用　消化器泌尿器の不調に　発汗作用　煎じて飲むと風邪や花粉症改善にも　食後のお腹のはり　胃のもたれ予防　腸内ガスをだす　口臭体臭予防
※食べ過ぎた時、胃もたれしなようにコリアンダーティーを頂きましょう。

ミント
爽やかな香りのメントールの働きで気分をリフレッシュ、胃の調子改善。たくさんの種類があります。ペパーミント、スペアミント、アップルミントなど。フルーツ添えやペーストにしてお肉料理に。お茶で飲む事も多いですね。
働き；イライラした時に、食べ過ぎ飲みすぎの胸やけに　鼻づまり　乗り物酔い　発汗　殺菌

アジョワンシード　　
ベンガル地方やネパール地方のお料理に使われます。南インド、北アフリカ、北アジア原産のセリ科の種子。小麦粉料理などの香りづけに。タイムに似た香りです。精油はチモールを含みます。
働き；お腹のガスをとる　防腐　殺菌　消化不良　下痢

ベイリーフ
インドではベイリーフ、フランスではローリエ。お肉の臭みをとったり、お料理の香りづけに。ヨーロッパ原産のクスノキ科の葉。シネオールという精油を含みます。ガラムマサラに入っているものはテージパッタと言われるものです。
働き；消炎　鎮痛　抗菌

カルモダンシード　　（小豆蔲）
温性　辛味　甘味
インド、スリランカ原産。生姜科の多年草。ミカンのような清涼感のある香りと辛味。
お菓子やお茶に使われます。スパイスの女王と言われています。カレーパウダー、ガラムマサラ、お菓子に使われます。
働き；消化促進剤　リラックス効果　肥満防止　強壮剤　口中清涼剤
※使い過ぎに注意。

フェヌグリークシード
マメ科の植物。セロリに似た甘い香りと苦味。アーユルヴェーダでは若返りのハーブとして有名です。ピクルスやミックススパイスなどに使われます。
低めの温度でゆっくり火を通しましょう。メープルのような香りが。
働き；神経系、呼吸器系などが弱っている時、病後、消化不良　去痰　利尿
胃腸を温め、胃の痛み消化不調を改善　抗炎症　滋養強壮　代謝調節

ランぺ　　（パンダンリーフ）
南アジア原産のタコノキ科の葉。米料理、肉料理などの香りづけとして煮込み料理に使われます。
働き；胃腸にたまったガスをとる。解熱作用　解毒作用　傷の治療　抗菌作用