ストレスとアンチエイジング

ヨガ

今日は本当に暑い一日でした。
涼しい高原で過ごしていらっしゃる方がうらやましく思います。
前回シニアとホルモンについて書かせて頂きました。
今日はストレスとアンチエイジングについて書かせて頂きます。

ストレスについて

ストレスはまず大脳から視床下部に伝わります。この視床下部は様々な機能をコントロールする司令塔の働きをします。自律神経と内分泌の伝達があり、ホルモン、食欲、体内時計などもここから発します。
自律神経系はストレスを受けると、交感神経の働きが強くなりストレスに対応するホルモン、ノルアドレナリンアドレナリンが分泌されます。
一方、内分泌系では副腎皮質からストレスホルモン、コルチゾールが分泌されます。
私達はこのような抗ストレスホルモンによって守られているのです。

もしストレスがながく続くと,体に負担がかかってしまいます。
たとえば ノルアドレナリン、アドレナリンが過剰な状態が続くと、心臓や血管に負担が大きく、心臓病や脳血管障害のリスクが高くなります。
コルチゾールの過剰が続くと、肥満や免疫力低下、そしてDHEAや成長
ホルモンなどのアンチエイジングに関係するホルモンの分泌が減少してしまいます。

ストレスを減らす方法


アンチエイジングのためには、ストレスを減らさないといけませんね。
リラクゼーション反応が必要なのです。
リラクゼーションは休息とは違います。
交感神経から副交感神経が働くように、自律神経系のバランスを整えるものです。
例えば、呼吸法、瞑想、ヨガマッサージ、音楽鑑賞、散歩、アロマテラピーなどが考えられます。
また 最近では、笑いがストレスを緩和し、過剰に働くコルチゾールをコントロールすると報告されています。笑いは成長ホルモンの分泌も促進し、血糖値を下げ、免疫力を上げ、自律神経のコントロール、セロトニン(気持ちを安定させる)の分泌も促進します。
また 自然にふれたり、感動するような芸術作品にふれるのもいい事ですね。

自律神経について


自律神経には、交感神経と副交感神経があります、両方がバランスをとりながら、各器官の働きを調節しています。
両者は反対の働きをします。
例えば交感神経が働いているときはエネルギッシュで、心拍数や血圧が上がり、気道は拡張し、呼吸は早くなるのに対し、副交感神経が働いているときは、リラックスしていて、心拍数や血圧は下がり、気道は収縮し、呼吸はゆっくりしています。
白血球でみると、交感神経が働く時は増加し、副交感神経が働く時は減少します。リラックスするときは副交感神経が優位なのです。

ストレスは若い方ばかりではなく、シニアの方の健康にも大きく影響するのです。自分なりのリラクゼーションの方法を持つとよいですね。
知っている方が、浅草のお笑い劇場に通うようになり、気持ちが落ち着いてきたと嬉しそうに話されていました。
私は、自然の中にいるときが、リラックスできるかもしれません。


投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
タイトルとURLをコピーしました