皆様 ごきげんよう
今にも降りそうなお天気の一日でした。
今日は先日メディカルハーブの雑誌にでていたウイルス感染のお話しを書かせて頂きます。
これからの季節、風邪の季節になっていきます。
風邪の90%はウイルスの感染が原因となります。
風邪を引き起こすウイルスの数は200種類以上、同じウイルスでもいくつもの型があり、変異していくのです。
風邪をひくと鼻や咳、発熱が起こりますが、これらはウイルスに対する防御反応で、ウイルスが侵入したことを知らせ、免疫の働きが活発になっているサインです。
ウイルス感染
ウイルス感染は、目、鼻、口の粘膜から侵入します。
接触感染;ウイルスがついた物に直接触れて、その手で口や目などを触って
感染
飛沫感染;感染者のくしゃみ、咳、会話の飛沫と一緒にウイルスがとんで、
口、鼻から入ってしまう
ただし ウイルスが入ったら全て感染する訳ではなく、免疫システムに守られています。
ここで、少し細菌とウイルスの違いを考えてみましょう。
細菌;細胞壁、細胞膜を持つ単細胞生物で自分で増える事ができる。
治療は抗生剤が有効
主な細菌;大腸菌、肺炎球菌、結核菌、ブドウ球菌、コレラ菌など
ウイルス;細胞は持たず、たんぱく質の殻にDNAを1-2個持ち。自分で
は増殖できず、生物に寄生して増える
一部、抗ウイルス剤が有効
種類;ライノウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイ
ルス
感染症予防
1)ワクチン接種
特定の感染症に対し、人工的に抗体をつけ予防するものです。
接種すれば必ずかからない訳ではありませんが、重症化を防げると思わ
れます。
2)身体の抵抗力をつける
バランスの良い栄養の食事、十分な睡眠、適度な運動。
ストレスのない生活を。ハーブティーやアロマを上手に使いましょう
3)ウイルスとの接触を減らす
手洗い、マスクの着用、うがいを徹底しましょう。
手洗いは石鹸を使って流水でしっかりしましょう。
こまめな換気、密集空間をつくらないように致しましょう。
※特に高齢者、基礎疾患のある方は注意が必要です。
子供;症状の急変に注意、顔色、機嫌などに注意し、早めに受診しましょう
発熱、嘔吐時の脱水症状のも注意が必要です。
妊婦;妊娠中はウイルスに感染しやすく、高熱などの症状や薬の影響もある
ので、注意が必要です。
基礎疾患をもつ方;慢性呼吸器疾患、心臓病、糖尿病、腎臓病などのある方
は、感染すると重症にnumberありやすいので、感染予防に気をつけ
ましょう。
高齢者;発熱などの症状がはっきりしないのに、肺炎を起こしている事も
あるので、食欲がなかったり元気がなかったりしたら、注意しま
しょう。
とにかく
かからない うつさない 重症化させない
に取り組みましょう。
感染症予防にお勧めのハーブ
ティートリー
科名;フトモモ科
使用部位;葉からの精油
主要成分;テルピネンー4-オール、1,8シオネール、α、γテルピオン
作用;抗菌、抗真菌、抗ウイルス、消炎、鎮痛
適応;真菌症、カンジタ、感染症
オーストラリア原産のティートリーは先住民アボリジナルの人が古くから
使ってきました。
キャプテンクックがオーストラリア大陸発見時、煎じて飲んでいたとも。。
現在では、育てて楽しむ人がふえて、精油は吸入、湿布、洗浄などに使われ
風邪、インフルエンザ、ヘルペスなどの感染症、口腔ケアに使われます。
強い抗菌、抗ウイルス作用をもつのに、皮膚や粘膜への刺激が少なく、安全性が高いのがよいですね。
1)ニキビ、水虫、傷
クリームなどに小さじ1杯あたり、5滴の精油を加え塗布する。
希釈してやけど、とこずれ、日焼けにも。
2)頭皮ケア
シャンプー50ccあたりに精油5滴、指の腹でマッサージするように
洗う。
3)口臭予防
コップ1杯に精油1-2滴、口をすすぐ。
歯周病予防、口内炎予防。
4)空気浄化
ディフューザーで使う。60℃のお湯に精油を数滴入れる。
5)風邪のひき始め
大さじ2杯の塩にティートリー精油5滴をまぜて、バスソルトを作る。
身体が温まり、精油が吸入され、風邪の症状緩和に。
6)うがい
コップ1杯のぬるま湯にティートリー精油1-2滴、好みの塩をいれて
うがいをする。
7)食器洗い。拭き掃除
ティートリー精油を洗濯に5滴、食器洗いは50ccに5滴、拭き掃除
には、バケツに3滴入れて使う
ティートリーがほしくて 今日はハーブを買いに行ったのですが、精油しか売っていませんでした。
その代わり 通信販売で苗をみつけました。
私のベランダもハーブを増やしてみようかとふと思った一日でした。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
最新の投稿
- ハーブ2024.12.15風邪の予防 1
- 漢方薬2024.12.13便が硬い便秘の方にお勧めの漢方 潤腸湯
- 健康管理士2024.12.09遺伝子の役割と働き
- 漢方薬2024.11.14冷えがあり、関節などの痛みのある神経痛、リウマチにお勧めの漢方 芍薬甘草附子湯