秋の薬膳 2

薬膳

今日はもう お夕飯はおわりましたか?
アーユルヴェーダでは、きちんと消化していく生活を重視していますので
なるべく 早めにお夕飯を済ませ、そのあとは飲食を控えるのがBEST❣

今日は秋の薬膳の続きを書かせて頂きます。

牡蠣と豆腐のみぞれ煮

消化を助ける大根、イライラを鎮め、血を補い、肝を強化する牡蠣。肌荒れに効果のあるえのきをそえて。。。


材料  一人分
  牡蠣  4個
  大根  200g
  豆腐  半丁
  エノキ 半束
  三つ葉 少々
  だし 薄口醤油 塩  少々

1)大根は擦って ざるにあける。
2)大根の卸汁で牡蠣を洗う。
3)だし汁の中に牡蠣、えのき、大根おろしを入れ、塩、醤油で味を調え
  大根おろしと三つ葉を乗せる。

梨と蓮根のデザート

秋に取るといいと言われる白い食材をつかったデザート。
陰虚によるイライラ、咳や痰を除き、身体に潤いを与える。

材料
  蓮根(皮も)  35g
  梨      250g
  白きくらげ   少々
  レモン汁    少々
  クコの実    少々
  蜂蜜      好み
  水(氷は好み) 50g

1)白きくらげをもどしておく。
2)梨は皮をむき、蓮根は細かく切っておく。
3)梨、蓮根、蜂蜜、レモン、水をいれ、ミキサーにかける。
4)白きくらげを混ぜ、上にクコの実を散らす。

食材紹介  大根

大根
五味;甘、辛
五性;涼
帰経;脾、肺

消化促進、気の巡りをよくし、胃もたれ、嘔吐、お腹の張り、便通によい。
また 痰がきれるので、咳,痰、口内炎、口渇にも効果が期待できます。
風邪、インフルエンザの予防にも。。

部分的に効果が異なります。
には消化酵素アミラーゼを含み、消化促進を
皮にはルチンを含み、毛細血管を強化し、血圧に、
にはβーカロチンやビタミンCを含み、美肌や風邪予防に、、

保存方法
根と葉は別々に湿らせた新聞紙トラップに包んで冷蔵

添加物を除く
根の部分は流水でスポンジでよく洗い、皮をむけば問題ない。
栄養の多い葉は良く洗って、2㎝くらいに切って2分茹で、冷水にとる。
葉は必ずゆでて食べましょう。

使い方
1)大根飴  (のどの症状に)
  大根をよく洗い、皮のまま1-2㎝に切り、3時間以上蜂蜜に漬ける。
  大根が浮かんできたら、大根はとり、冷所保存。
  熱いお湯に溶かして飲む。

2)大根の味噌汁に生姜添え
  温性の生姜を加えることで、胃もたれ、お腹のはり、便秘、風邪の予防

3)大根の葉風呂
  葉をよく洗い、天日干しし、鍋でひと煮立ちさせて、その汁を使う。
  干葉ひばと言われ、冷えや乾燥から肌を守る効果があると言われている

これから 大根の季節です。
葉付きを買って、おひたしや入浴剤に使ってみましょう。

今週も皆様にとって いい一週間になりますように祈っています。
 


  

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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