今日も私達についての記事らしい。
私はハーブやサプリメントを飲んでる
な!
年をとってからは、アンチノールを
毎日飲ませてもらってる気がする。
クウさんは体調管理があるからね。
私はただ 美味しいものを
しっかり食べるだけ。。
皆様 ごきげんよう。ハーブとなるとなかなか自分ではと思われることでしょう。でも今は自然療法に取り組まれている獣医の先生や、ペットのハーブなどを売っているショップもありますので、是非可愛いペットのためにいろいろ工夫してあげてください。今日はフジカケペットクリニックの院長先生のお話しを少しご紹介しましょいう。
土手など散歩中によく草を食べている事がありますね。昔から動物は生き抜いていくために身近な植物を体にいいかどうかを本能的にかぎ分けて食べて、自分の身体を癒してきたと言われます。ですから、草を食べる事で、胃の調子を整えたり、ビタミン、ミネラルをとったり、誤嚥したものをもどしたりしているのです。フジカケ先生がペットに使われた症例を今日はご紹介致しましょう。
ペットの脂肪肝とハーブ
肝臓に脂肪が蓄積したものを脂肪肝といいます。進行すると肝硬変などになってしまいま
す。犬ではおやつの中止、餌の見直し、運動量を増やす、ダンディライオンやミルクシスル
を処方する。
ダンディライオン:消化促進、抗炎症作用、利尿作用、胆汁分泌促進作用がある。
ミルクシスル:抗酸化作用で肝臓の保護作用がある。
ペットのリンパ球性胆管炎とハーブ
発生は犬より猫の方が多いようです。胆管炎は胆のうから胆汁を十二指腸に流す管の炎症です。症状が重い時は抗生剤やステロイド剤、利胆剤などを使い、落ち着いてきてから、ダンディライオンを使って改善しています。
ペットの肝臓腫瘍とハーブ
肝臓腫瘍のある犬の飼い主さんがQOLの改善を重視する保存療法を選択。漢方薬とミルクシスルの投与で3年間の延命。最後まで元気だったという報告がある。
ペットの細菌性膀胱炎とハーブ
犬が頻尿、血尿の症状があり受診。細菌性の膀胱炎の診断に。初めは抗生剤と止血剤で治療し、症状が落ち着いてからは、抗生剤とペット用クランベリーを処法に。
クランベリー:キナ酸が腸管で吸収され、肝で馬尿酸に代謝され、尿中に排泄されるが、尿の酸性化と尿管はの細菌の付着予防効果が期待される。酸味が強いのでサプリの形であげましょう。
ペットの僧帽弁閉鎖不全とハーブ
散歩に行きたがらない犬で、運動をすると呼吸に問題があり、検査してMRと診断される。
ホーソンベリーと血管拡張作用のある薬で落ち着いてきた。
ホーソンベリー:動悸や息切れなどの症状を緩和する。
ペットの突発性てんかんとハーブ
抗てんかん薬を服用中の犬が副作用のため、眠気と食欲がひどく飼い主の方が心配して主治医に相談した。副作用の少ない抗てんかん薬を少量にし、スカルキャップを併用。発作時はホップを追加してQOLが改善した。
スカルキャップ:鎮痙作用 鎮静作用 神経疲労に効果。根は生薬のオウゴンです。
ホップ:鎮静作用 鎮痙作用がある。
ペットの良性前立腺肥大とハーブ
加齢により 排尿がうまくいかない犬が、飼い主の希望で保存療法をする事になった。
前立腺の薬にソウバルメット、ノコギリヤシを処方され改善。
ソウバルメット、ノコギリヤシ:植物性カテーテルといわれ、初期の前立腺肥大に期待できる。
ハーブの紹介
ダンディライオン
科名:キク科
使用部位:根
主な成分:イヌリン ステロール ビタミン ミネラル
作用:利尿 健胃 強壮 消炎 解熱 発汗 肝機能促進
ミルクシスル
科名:キク科
使用部位:種子
主な成分:シリマリン フラボノイド 脂肪酸 ビタミン ステロール
作用:肝機能亢進 抗アレルギー 抗毒素 抗加齢
クランベリー
科名:ツツジ科
使用部位:果実
主な成分:キナ酸 クエン酸 リンゴ酸 ビタミンC プロアントシアニン
作用:尿の酸性化 尿路の細菌付着抑制
ホーソンベリー
科名:バラ科
使用部位:果実
主な成分:サポニン タンニン プロシアニジン トリメチルアミン フラボノイド
作用:強心 血圧降下 血管拡張 リラックス 利尿 抗痙攣 強壮
スカルキャップ
科名:しそ科
使用部位:葉 茎 花
主な成分:フラボノイド タンニン
作用:穏やかな収斂 強壮 神経鎮静 鎮痙 利尿
バレリアン
科名:オミナエシ科
使用部位:根
主な成分:バレポトリエイド アルカロイド イリドイド類 コリン タンニン
作用:精神安静 抗痙攣 去痰 利尿 鎮痛 鎮痙
ホップ
科名:クワ科
使用部位:花
主な成分:エストロゲン物質 アスパラギン バレロニン酸 フムロン ルブロン フラボノイド アミノ酸
作用:鎮痙 抗痙攣 抗菌 消化促進 収斂 利尿 鎮痙 解熱 ホルモン様作用
ソウパルメット ノコギリヤシ
科名:ヤシ科
使用部位:果実
主な成分:βシトステロール オレイン酸 リノール酸 フラボノイド スティグマステロール
作用:防腐 うっ滞除去 利尿 鎮静 ホルモン様作用 消炎
参考 MEDICAL HERB
ハーブは全てのペットに、全ての病気に
効くとは限りませんが、使い方、副作用、
他の薬との相互作用などを確認し、
愛する犬ちゃんや猫ちゃんのために
上手に使ってあげて下さい。
自然療法をしている医師に是非ご相談下さい。
あなたも、かわいいペットたちも最良の人生を
送れますように。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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