世界で使われているスパイスの効能

くぅ

筍の美味しい季節になりました。
でも　なんだか
この数日は冷えて
風邪ひきさんが増えてきましたね。

らら

せっかく
春の装いに変えたのに。。。
春は気持ちが開放的になるのと
いっしょに身体も開放的になるから
冷えないようにって
どこかで聞いたことがあるよ！

皆様　ごきげんよう。
お料理を作っていて、七味唐辛子や五香粉、カレーのスパイスなどどのように身体に作用するのかなと思いついて、今日は調べてみたいと思っています
長い間使われてきているので、きっと意味があるのではないかと期待しています。

五香粉の効能

五香粉
中国を代表するミックススパイスです。
下味から調味までいろいろ使えるようです。

花椒　クローブ　シナモン　フェンネル　陳皮　（スターアニスの時もある）

花椒
性味；辛　　熱
帰経；脾胃腎
成分；サンショオール　サンショアミド　ゲラニオール　ジペンテン
　　　シトロネラール　フェランドレン
適応；消化不良　むくみ　お腹の冷え
注意；妊婦　陰虚火旺の方は控える。

クローブ　　（丁子）
性味；辛　温
帰経；脾胃腎
成分；オイゲノール　フラボノイド　βカリオフィレン
適応；口腔の痛み、炎症　　消化器の不調

シナモン　（桂枝）
性味；辛甘　　温
帰経；肺心脾肝膀胱
成分；ケイヒアルデヒド　オイゲノール　タンニン
適応；消化機能改善　腹部膨満感
注意；妊婦さんが多量摂取

フェンネル（ういきょう）
性味；甘辛　微温
帰経；腎
成分；VC　デヒドローアスコルビン酸　VB2　ネルンボシド
適応；消化機能改善　腹部膨満感　口臭予防　去痰

陳皮
性味；辛苦　　温
帰経；脾肺
適応；腹部膨満感　嘔吐　下痢　消化不良　胸苦　化痰

七味唐辛子
基本は二辛五香でできていますが、メーカーによって違うようです。
基本的には、唐辛子　山椒　陳皮　青のり　ごま　麻の実　ケシの実でできています。柚子や生姜をいれているところもあります。

山椒
性味；辛　温
帰経；脾肝
成分；サンショオール　サンショアミド　ゲラニオール　ジペンテン　
　　　シトロネラール　フェランドレン
適応；胸のつかえ　お腹の冷え　食欲増進　魚の臭みとり

唐辛子
性味；辛　大熱
帰経；心脾胃
成分；カプサイシン　カロテン　VA　VB１　VB2　VC　カルシウム
　　　リン　鉄　カリウム
適応；食欲不振　腹痛　吐き気　下痢　殺菌　発汗　血中脂質減少

白ごま
性味；甘　平
帰経；肺脾大腸
成分；ゴマリグナン　VE　リノール酸　オレイン酸
適応；便秘　皮膚乾燥

松の実
性味；甘　微温
帰経；肝肺大腸
成分；食物繊維　オレイン酸　リノレン酸　VE　VB1　VB2　VB6
　　　ピノレン酸　マグネシウム　亜鉛
適応；便秘　空咳　関節痛　乾燥肌

けしの実
性味；酸渋　　微寒
帰経；肺腎
成分；リノール酸　アラニン　フェニルアラニン　VE　カルシウム
　　　鉄　カリウム　亜鉛
適応；頻尿　疼痛

わたし

日本や中国で昔から使われている
スパイス。
どれも消化器の症状を改善する
効能になっていますね。
そして温める食材が多いです。
昔の方は、スパイスを何気なく使って
消化器機能を整えていたのですね。
次回は他の国でよく使われている
スパイスについてお話し致します。