今晩試してほしい 体の温まる薬膳

薬膳
くぅ
くぅ

ララさん
今日は少し温かいね。
ママさんが昨日から白花豆を
煮ているんだよ。。

らら
らら

私達も食べられるね。
あっ そうそう
仕上げに陳皮を入れてた。
いい匂いが家中に広がってるからね。

皆様 ごきげんよう。あの寒さも今日は少しゆるんでいます。でも冬の寒さはこれからが本番です。しっかり乗り切っていきましょう。今日は体が温まる献立をご紹介致しましょう。

黒黒おこわ

黒豆 黒米 えび 豚肉などの腎を補う食材を使ったおこわです。薬膳という感じの献立ですね。

材料
もち米       3合
豚肉        100g
干しエビ      15g
干しシイタケ    5枚
黒豆        20g
黒米        大さじ2
松の実       少々

醤油        小さじ2
オイスターソース  大さじ2
ごま油       少々
※あれば 紅花   少々

作り方
1)もち米は洗って一晩水に付けておく。
2)豚肉はさっと茹で、一口大に切る。
3)えびと椎茸は水につけて戻す。椎茸は一口大に切る。
4)黒豆は乾煎りしておく。
5)炊飯器に松の実意外をいれて炊く。えびとしいたけの戻し汁も入れる。
6)仕上がりに松の実を乗せる。
※醤油、オイスターソースは好みの量に調節して下さい。

かぶのスープ

温性で消化のよいかぶと胃腸の働きをよくする血行をよくする酒粕のスープ。

材料
蕪(葉も)    2個
酒粕       20g
だし汁      1,5C
みりん      小さじ2
薄口醤油     少々
味噌       小さじ2
塩        少々
※あれば 紅花

作り方
1)かぶはくし形に、葉はみじん切りに切る。
2)だし汁に酒粕を入れ、沸騰したら蕪と醤油、みりんを加える。
3)かぶが柔らかくなったら、味噌を仕上げに加える。
※調味料は好みの味に。また仕上げに紅花をのせるとさらに血行がよくなる。

鶏の棒棒鶏

気血を補い、消化のよい鶏肉を使ったお料理です。五香粉で中華風味に、クルミで腎を補う献立です。

材料
鶏むね肉    100g
生姜      少々
細ねぎ     2本
くるみ     10g
酒       少々
練りごま    小さじ2
味噌      少々
醤油      少々
五香粉     少々
蜂蜜      少々

作り方
1)鍋に水、酒、生姜、ねぎ、鶏を入れて茹でる。早めに火をとめ、蒸す感じにする。
  ネギはすぐとっておく。鶏に火が通ってら、一口大に切る。
2)クルミはオーブンで軽く焼いて、みじん切りにしておく。
3)練りごま、味噌、醤油、はちみつ、五香粉を混ぜ、クルミを最後に入れる。
4)鶏とねぎにソースをかけて頂く。

鶏のスープ

生姜とねぎをたっぷり使った体の温まるスープです。

材料
鶏ひき肉    300g
長ネギ     1本
卵       1個
生姜      1かけ
塩       少々
酒       少々
片栗粉     大さじ1
薄口醤油    少々
陳皮      少々
山芋      50g
鶏スープ    鍋に応じて
白菜      1/4個
くこの実    少々
※あれば 棗  2個。

作り方
1)ねぎと生姜と戻した陳皮はみじん切りにして、鶏ひき肉、卵、酒、塩、片栗をよく練り、最後に細かく切った山芋を混ぜる。
2)鶏ガラスープを沸騰させ、白菜と1を一口大のだんごにしていれる。
3)クコの実、棗なども加え、最後に塩、醤油で味を整える。
※ キノコや細ねぎのみじん切りなども加えると美味しくなる。ポン酢などでどうぞ召し上がれ。

食品紹介  もち米 やまいも 蕪 陳皮 五香粉

もち米
粘りや甘味があり、お赤飯やおこわ、お菓子作りに。。元気を補う食材です。食欲がない時、気力がない時にお勧めです。
性味:甘 温
帰経:脾胃肺
有効成分:アミロペクチン P K Mg フィチン酸 プロラミン
適応:疲労回復 下痢 体力回復
お勧めのメニュー:蓮の実ともち米のお粥(元気を補うもち米と血の巡りをよくして精神安定作用のある蓮の実の組み合わせ)

やまいも
脾肺腎の気血水を補う山芋は養生にお勧めです。山の鰻と言われる程、消化がよくスタミナがあります。
性味:甘 平
帰経:肺脾腎
有効成分:アミラーゼ ムチン コンドロイチン硫酸 デオスコラン VB1 VC K
適応:疲労回復 倦怠感 咳 頻尿 寝汗 口渇 消化促進 アンチエイジング 体力回復
保存方法:新聞紙に包んで冷暗所に。冷凍するときはすり下ろして、少し酢をいれて密閉容器にいれて平らに保存しましょう。
お勧めの組み合わせ
  山芋+大根  ビタミンB1+ビタミンC  夏バテ予防
  山芋+そば  ガラクタン+ルチン     高血圧予防
  山芋+まぐろ カリウム+DHA EPA  動脈硬化予防


五臓を補う蕪。根はお腹を温め冷えからくる痛み、消化不良などに効果があります。気を下ろす作用があるので、のぼせや熱のある腫れものなどにも効果があります。葉と根で効果が違います。葉は栄養が豊かで,抗ガン作用もあるとか、、生食がベストサラダ、あえ物でも召し上がってみて下さい。
性味:甘辛苦  温
帰経:脾肺
有効成分:アミラーゼ ジアスターゼ VC 
     葉 βカロチン Fe Ca K 食物繊維
適応:胸腹部の冷感 できもの 乳腺炎 口渇 便秘 消化不良
お勧めの組み合わせ
  蕪+鶏肉 豚肉 ビタミン+たんぱく質  ストレス緩和 動脈硬化予防
  蕪+人参 ビタミンC+βカロテン  風邪予防
  カブ+セロリ  消化不良 気分がすぐれない時にスープで。

陳皮
完熟したミカンの皮を乾燥したもので、生薬として使われています。新陳代謝をよくしてデトックス効果も期待できます。七味唐辛子にもはいっています。
ちんぴ:温州ミカンの皮
性味:辛苦 温
帰経:脾肺
効能:理気 気の流れをよくし、腫れやガスのたまりなどをとる。
   調中 脾胃の働きを整える。食欲不振 胃もたれなどの改善。
   燥湿 湿を乾燥させる。痰や体の重さ、胃もたれ 下痢におすすめ。
   化痰 痰を取り除く。
適応:腹部膨満感 嘔吐 下痢 消化不良 多痰 胸苦

五香粉
シナモン(肉桂)、クローブ(丁子)、さんしょう(花椒)、フェンネル(小茴香)、スターアニス(八角)陳皮などを合わせた物が多い。餃子、炒め物、煮物などに使うと中華風味に仕上がる。
体を温め、血行をよくするのでおすすめです。


肉桂:冷えによる腹痛、慢性炎症に。
丁子:冷えの改善
花椒:お腹の冷え、痛み、吐き気。食欲増進
小茴香:食欲不振、お腹の張り、便秘、吐き気、風邪、冷えの改善
八角:吐き気、冷え、消化促進、強壮、気が晴れない、腰お腹が重だるい感じ

わたし
わたし

お料理は毎日の事。けっして難しくせず自分でアレンジして
体を温める食材を使って下さい。
この季節、ミカンの皮は捨てずに陳皮を作ってみましょう。
また 五香粉もスーパーマーケットなどにあるので
是非 試してみて下さい。

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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