皆様 ごきげんよう。ゆっくりお休みを頂き 元気になってもどってきました。コロナの感染もあり、家と仕事の往復で知らず知らずのうちに心のエネルギーが0になってしまったかもしれません。鳥の声と木々の擦れ合う音の中で過ごしと心に栄養が注がれてきます。今日は栄養について 炭水化物について考えてみましょう。
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ママさん
おかえりなさい。
もう ブログはおしまいかと
思っちゃったよ。。
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クウさん ごめんなさいね。
ママさんも少し休まないと
生きていかれない年になっちゃったのね。
でも また 元気になったから大丈夫‼
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じゃ 早速 炭水化物って何か教えて。。
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了解❕
炭水化物はCにH2Oが結合したような化合物で、加水分解すると単糖類とその誘導体になるのよ。
種類も多く、また多く食べられている栄養素よ。
炭水化物は植物が光合成で作ったもの。
人は作れないので食事からとってエネルギー源にしているのよ。
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それで それで
炭水化物ってどんな働きをするの?
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さすが クウさん
いい質問ね。
エネルギー源になるのが一番。
1gで4Kcalのエネルギーになるのよ。
核酸や糖蛋白質の成分にもなるかな。。
糖の働き
●主要なエネルギー源
脳、赤血球、白血球、副腎脂質、筋肉などでブドウ糖をエネルギー源とする。
●血糖にある
●アミノ酸にも転換
●核酸の成分
●食物繊維を構成
●TCA回路に供給
●グリコーゲンとして貯蔵
●脂肪酸に転換
●ムコ多糖類として働く
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それで どんなものに炭水化物は入っているの?
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いろいろなものに入っているけど。
一番多いのは穀類かしら。
穀類ってご飯やパン、麺類などよ。
果物、野菜のにも沢山含まれているはね。
炭水化物を多く含む食品 (100g中)
コーンフレーク 83,6g
精白米 77.6g
そうめん 72.7g
南瓜 20.6g
とうもろこし 16.8g
緑豆はるさめ 87.5g
さつま芋 31.9g
ゆでひよこ豆 27.4g
バナナ 22.5g
マンゴー 16.9g
ぶどう 15.7g
※砂糖は100%が炭水化物になります。お砂糖の多いお菓子などには沢山含まれています。
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沢山の種類があるって書いてあったけど、
どんな種類があるの?
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地球上で最も量の多い有機化合物と言われていあるのよ。
消化されてエネルギーとして有効利用できる、消化性炭水化物。
これが前に書いた1gあたり4kcalになるのよ。
消化吸収されないエネルギーとして使われにくい難消化性炭水化物。
一部が腸内菌で発酵分解されます。また1gあたりのカロリーも決まっていません。
構造からの種類も紹介しておきましょう。
炭水化物を分解すると
1つか、2つの糖
甘味があり、水に溶けやすい。
単糖類 一つの糖でできている。
〇ブドウ糖 グルコース
穀類、果物に多く、血液の中に血糖として含まれている。
〇果糖 フルクトース
果物、果汁、蜂蜜に多く含まれ、強い甘味が特徴。
〇ガラクトース
ブドウ糖とつながって乳糖となり、乳に含まれている。
二糖類 単糖が2種類結合している
〇乳糖 ラクトース
ブドウ糖とガラクトースが結合。母乳に5-7%含まれる。
〇麦芽糖 マルトース
ブドウ糖が2つ結合。麦芽に含まれている。
〇ショ糖 スクロース
ブドウ糖と果糖が結合してもの。てんさい、さとうきびに含まれています。
単糖が3-9つ結合
オリゴ糖と言われ、甘味があり水に溶けやすいが、体に吸収されにくい。
〇マルトオリゴ糖
ブドウ糖を含むオリゴ糖。
〇その他
ブドウ糖以外の単糖を含むオリゴ糖
多糖類
多くの単糖が結合して物。甘味はなく、水に溶けない。
でんぷん
ブドウ糖が多数結合したもので、植物性貯蔵多糖類。
〇アミロース
ブドウ糖が長い鎖状に結合している。
〇アミロペクチン
ブドウ糖が枝分かれして結合している。
非でんぷん性多糖類 植物を構成する構造多糖類
〇セルロース
植物の細胞壁にあり、繊維素と言われ、人は消化できません。
〇ヘミセルロース
植物の細胞壁にある多糖類で、セルロース、ペクチン以外のもので、これも消化されません。
〇ペクチン
植物の細胞壁にあるコロイド性の多糖類です。果物に多いです。
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そういえば 食べ過ぎたり、不足したりってあるの?
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欠乏症も過剰症もあるのよ。
炭水化物が不足すると、、、
エネルギー不足になって、疲れて脱力感があって、体重が減ってきます。脳や神経系にもエネルギーの供給が行かなくなります。脳はブドウ糖が酸化され、二酸化炭素と水の変えられていくので、絶えず供給することが必要ですね。血糖の値が低いことを低血糖と言います。脳への影響があるので注意しましょう。空腹時には低下した血糖を補うためグリコーゲンが分泌されたり、たんぱく質を分解し、糖新生にはたらくグルカゴン アドレナリン コルチゾン 成長ホルモンがあります。これらのホルモンやインスリンのバランスが崩れると 糖尿病や低血糖になります。
炭水化物が多すぎると、、、
余分なエネルギーは中性脂肪になって蓄積され肥満になります。肥満は生活習慣病の原因になります。炭水化物をとるとインスリンが血糖を下げ、脂肪合成、筋肉たんぱく質合成、肝臓グリコーゲン合成が行われますが、うまく機能できなくなると糖尿病になります。高血糖が続きいろいろな症状を起こすと、血管障害(眼底出血 腎臓障害 末梢神経障害)などの合併症が起こってきます。
![らら](http://wellbelife.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/02/dog_dachshund_blacktan.png)
最後の炭水化物の上手な頂き方を
ママさん 教えて。。
![わたし](http://wellbelife.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/02/youngwoman_45-1.png)
炭水化物からエネルギーをとるには、ビタミンB群が必要なの。
穀類では胚芽などに含まれているのよ。。
胚芽米などを混ぜていただくといいわね。
あとは 炭水化物の摂り過ぎ。
食べ過ぎると貯蔵エネルギーとなり、肥満や生活習慣病、糖尿病
などをまねいてしまうので、規則正しいお食事をするように致しましょう。
食品紹介 玄米 胚芽精米
玄米
生きた胚芽つき。栄養素と繊維がたっぷり。
性味:甘 平
帰経:脾胃肝腎
有効成分:VB1 VB2 VE リノール酸 GABA 食物繊維 K Zn フィチン酸
作用:脚気 便秘 アンチエイジング コレステロール調節
※玄米は炭水化物がエネルギーに変わるときに必要なビタミンが豊富。外皮があるので消化が悪いので注意が必要です。お粥などもお勧めです。白米の3倍の食物繊維を含み、肥満予防、生活習慣病予防に効果があります。
胚芽精米
白米と玄米の良いとこどりです。もみ殻だけをとっただけなので 洗う必要がなく、ビタミンE,B、リノール酸が豊富です。玄米より消化がいいので、胃腸虚弱 虚弱体質 お子さん 年輩の方にもお勧めです。
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炭水化物、糖は摂り過ぎに注意が必要です。
自覚症状がないまま、糖尿病が進行してしまいます。
喉の渇き だるさ 尿量増加など気になったら、また健康診断を
しっかり受けておきましょう。
糖尿と合併症の予防を考えると
クロム ビタミンB3 ビタミンB6 マグネシウム カリウム
亜鉛 抗酸化栄養素(ビタミンE、C フラボノイド グルタチオン セレン)はとくに必要と言われています。
低血糖は怒りっぽくなったり、攻撃的などの凶暴性がでると言われています。お腹が空いていらいらしたら、少し甘いものを頂くようにしましょう。