ホルモンのパワーを利用しましょう１

今回はいろいろなホルモンの働きを引き出し、はつらつとした生活を送る方法について考えていきましょう。今回はホルモンを全体的にお話ししてきましょう。

くぅ

ママさん
ホルモンって何？
女性ホルモンとか。。聞いた事があるけど。

わたし

見つかっているホルモンは１００種類以上。わずかな量のホルモンが
体の健康維持でいろいろな機能を調節する働きがあります。
ホルモンは体を動かしたり、調節したり、発育、成長、修復、生殖機能、エネルギー代謝などの役割を果たすのよ。

らら

すごいたくさん働きがあるんだね。
ホルモンはどこにあって、どうやって伝わるの？

わたし

ホルモンはお互いに作用しあって連携して働くのです。
体調を整えてホルモンを正常に働かせる事が大切ね。
微妙な量で働くので、微妙な量が多すぎたり、少なすぎて病気となってしまうの。

それぞれの分泌器官で作られたホルモンは血管内に分泌され血液と一緒に標的に運ばれていきます。そして受け取る細胞も自分が必要なホルモンだけを受け取る受容体があります。ホルモンが作用する細胞、標的細胞でのみ働きます。また、ホルモンだけを遠い標的ではなく、情報をできるだけ早く伝達するため近くの細胞に働くようになっているの。これが生体防御システムなのね。

ホルモンはペプチドホルモンとステロイドホルモンがあるの。アミノ酸で作られるペプチドホルモンは水溶性なので、細胞膜を通ることができないので細胞膜上にあるの。コレステロールで作られるステロイドホルモンは脂溶性なので細胞膜を通るので、細胞内にあるのです。

くぅ

ホルモンは全身の内分泌器官、甲状腺や副腎皮質、脾臓、卵巣など
あちこちで作られているんでしょう！

わたし

ホルモンはあちこちで作られているのよね。
どんなホルモンがどんな働きがあるのか
紹介しましょう。

甲状腺ホルモン
内分泌器官：甲状腺
働き：基礎代謝量アップ　心拍数上昇　血中コレステロール低下

成長ホルモン
内分泌器官：下垂体前葉
働き：細胞の修復、蛋白質合成促進、骨成長、脂肪分解促進

インスリン
内分泌器官：膵臓
働き：脂肪組織、筋肉、肝臓のブドウ糖の取り込み増加

アドレナリン
内分泌器官：副腎髄質
働き：心拍数増加で血圧上昇、肝グリコーゲン分解促進の血糖値上昇

アルドステロン
内分泌器官：副腎皮質
働き：腎臓でナトリウム再吸収促進

コルチゾール
内分泌器官：副腎皮質
働き：糖新生（空腹時に全身の細胞や筋肉の組織を少しずつ分解し、肝臓がそれを元に血糖を作り全身に）の促進、蛋白質分解促進、抗炎症作用

メラトニン
内分泌器官：松果体
働き：眠りを促す　成長ホルモンの分泌促進

副甲状腺ホルモン
内分泌器官：副甲状腺
働き：血中カルシウム濃度上昇、尿細管のカルシウム再吸収

エストロゲン
内分泌器官：卵巣
働き：卵胞の発育　成熟、子宮内膜増殖

プロゲステロン
内分泌器官；卵巣
働き：基礎体温上昇、妊娠の維持、乳腺発育

テストステロン
内分泌器官：精巣
働き：骨格発育、筋肉増大

　　　　　　　　　　　　　　　　参考；ほすぴ

わたし

今日はホルモンとはどんなものか紹介させていただきました。
まだまだたくさんのホルモンがあるけど。。
ホルモンと同じように神経伝達物質があります。どちらも脳の指令を
伝える働きをしていますが、ホルモンは血液を介して伝え、持続性があり、ゆっくり伝わります。神経伝達物質は神経細胞どうしのやり取りで行われ、俊敏に伝わると言われていますね。
ただし　オキシトシンやノルアドレナリンはホルモンと神経伝達物質の両方の働きをもち、働きは違いますよ。