悪寒発熱頭痛のある 肩凝り 上半身の神経痛リウマチに 葛根加朮附湯

漢方薬
らら
らら

ママさん
今日はチューリップ3本さいていたよ。
赤 ピンク 黄色だった。

わたし
わたし

お花が咲くのって、本当にいいよね。
とくに寒かった冬が終わって、
春の花は気持ちが前向きになるね。

くぅ
くぅ

そうだよね。
ママさん またまた アフタヌーンティーでも
約束しちゃってるんじゃない?

わたし
わたし

これからの季節 外でのティータイム、
春の景色の見えるところでのランチなんて
最高!
今日は上半身の凝りや痛みに効果のある漢方を
ご紹介しますね。

肩凝り 肩甲部の神経痛 上半身のリウマチにお勧めの漢方 葛根加朮附湯

葛根湯に蒼朮と附子を追加、あるいは桂枝加朮附湯に麻黄と葛根を加えた処方です。葛根湯より悪寒が強く、浮腫を伴なう症状に使われる漢方です。肩背部、項部に緊張感がある慢性化した肩こり、神経痛 首の痛み 関節腫脹などにお勧めです。体力が低下している時、気が不足して寒さや湿気などで経絡、水の代謝が悪化して、体表の気の巡り、体表の生理機能が悪化。温め経絡の流れ、水の代謝、体表を巡る気などを巡らせて改善していく処方です。湿による痛みは、重だるく痛むところが動きにくく、古傷のような痛みにお勧めです。
このような症状の方は風にあたったり、冷やさないように痛む関節は温めるようにしましょう。

体質
表寒(体の表面に寒がある)があって、体内を巡る水がうまく流れず滞っている状態のある方。

症状
悪寒 発熱 頭痛 項部 肩背部に緊張感 肩凝り 首の痛み 関節の腫脹
汗がない

応用疾患
頭痛 神経痛 筋肉痛 関節痛 肩凝り 首の凝り 湿疹 上半身関節リウマチ

構成成分

麻黄
体表の寒を温め、体内部の新陳代謝をよくして体表の気の流れ、陽気の巡りを改善する
体表を巡る気の働きを高め、温め発汗させ、邪を追い出す

葛根
血流改善、冷えのしびれや痛み改善に。
筋肉に潤いを与え凝りの改善

桂皮
麻黄との組み合わせで強く温め発汗。体表を巡る気の働きを高め、温め発汗させ、邪を追い出す。
体表の寒を温め、体内部の新陳代謝をよくして体表の気の流れ、経絡の流れ、陽気の巡りを改善する。

芍薬
筋肉の痙攣、痛みを緩和
麻黄や桂皮の過度な発汗を抑える

生姜
体表を巡る気の働きを高め、温め発汗させ、邪を追い出す
脾胃の気を補って働きを改善して気の生産を高める

大棗
脾胃の気を補って働きを改善して気の生産を高める

甘草
筋肉の痙攣、痛みを緩和
麻黄や桂皮の過度な発汗を抑える
脾胃の気を補って働きを改善して気の生産を高める

蒼朮
浮腫み 浮腫などの水毒を改善する利水剤。
温めて経絡の流れを改善

附子
鎮痛効果があり、強く温める働きがあり、冷えと浮腫を伴なう疼痛に。
体表の寒を温め、体内部の新陳代謝をよくして体表の気の流れを改善する

服用時の注意
1)服用していて改善が見られない時は主治医に相談しましょう。

2)妊娠している方は主治医に相談してから服用しましょう。

3)不眠 動悸 脱力感 四肢痙攣 浮腫や急な体重増加 胃の不快感などがあったら、すぐ中止して主治医に相談しましょう。

関節リウマチと漢方

越婢加朮湯
胃腸の丈夫な方にお勧めのリウマチの処方。
比較的体力があり 浮腫、発汗、口渇などの症状がある

真武湯
顔色が色白で冷えがあり水の滞りのある傾向のリウマチにお勧めの処方。
体質が虚弱で代謝機能の低下がある方、倦怠感や四肢の冷え、下痢、めまいなどの症状がある時もある。

大防風湯
気血が虚した方のリウマチにお勧めの処方。
比較的体力が低下、四肢の冷えはある、関節の腫脹、疼痛、運動機能障害など。慢性的なもので心身の衰弱がみられる

麻黄湯
リウマチ初期の発熱や関節痛を改善。
体力があり、悪寒、発熱、頭痛などがあり、関節痛、体の痛むに用いる。

葛根加朮附湯
悪寒 浮腫を伴なう上半身のリウマチに
※リウマチはまず西洋医学で治療して漢方を補助的に使うといいと思います。

                参考;漢方処方のトリセツ

わたし
わたし

昨日は春一番が吹きました。
春です。。。。。
なんだか 気持ちが和らいでいきますね。
昨日妹から蒸気でアイマスクのきんもくせいを
もらいました。
春の日差しの中、アイマスクでリラックス!
最高の気分ですね。
今日は慢性化した肩こりや首の痛みなど上半身の
疼痛にお勧めの漢方を書かせて頂きました。
世界的に鍼灸や漢方が注目されてきています。
だって 漢方薬の利水剤は水を出しすぎる事はなく
その人に合わせ調節できるんですよ。
すごくないですか!
人間は自然のもの、自然の流れの中で生きている事が
無理がないのではないかと思います。

漢方とは?漢方薬が処方されるケース、体の不調への改善効果 - きょうの健康
漢方薬は気圧の変化が原因の頭痛やメンタル不調、生理痛や更年期症状などの改善に処方されます。体質や症状によって使い分けられる漢方薬について詳しくご紹介します。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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