今回はなんだか 食品の数が多くない?
気になる食品を書いていたら
こんなになってしまったの。。
頑張って書いていきましょう。
そして 自分の食卓にも乗るようにしないとね。
大豆類
畑の肉と言われている大豆。食物性たんぱく質の宝庫。大豆製品は納豆、豆腐、味噌、豆乳などたくさんあります。大豆レシチンは細胞をつくり記憶力向上に、オリゴ糖は善玉菌のエサに、腸内環境を整える食物繊維、免疫を働かせるビタミンを含みます。大豆イソフラボンは強い抗酸化作用をもち、コレステロール値の上昇を抑え、女性ホルモンに似た働きにより更年期障害や乳がん予防にも、男性では前立腺癌のリスク軽減にと働きます。
薬膳では、虚弱体質に改善や、消化不良、お腹にはり、むくみにいいと言われています。気虚や水滞の方に。
魚類
魚のオイルにはオメガ3脂肪酸を含みます。ドコサヘキサエン酸(DHA)は鮪、鯖、秋刀魚、鮭などに含まれ抗炎症作用、脳の神経細胞の活性化やアンチエイジング効果が。エイコサペンタエン酸(EPA)は鯖、鮪、いわしなどに含まれ、血液サラサラ抗血栓作用、生活習慣病予防などが期待されます。できるだけ脂を逃がさないように調理し、早めに頂きましょう。
人参 しそ 南瓜など
人参、しそ、南瓜などにはβカロテンを多く含み、体内でビタミンAに変換し、自然免疫のマクロファージやNK細胞、T細胞(感染して後天的に得た免疫機構)を活性化して強力な抗酸化作用をもちます。βーカロテンは食品から取るようにしましょう。
薬膳では、人参は目のトラブル視力低下などにお勧めです。消化吸収を助けたり、慢性の咳の改善にも効果があるようです。かぼちゃは体を温め、気を補い、疲労回復などにお勧めの食材です。
セロリ
茎も葉も栄養があります。アピニン、テルペンなどの香り成分には神経を鎮め、食欲増進などの働きがあります。茎には食物繊維やビタミンB,カリウムなどを含み、肝機能向上の働きが期待されます。葉にはカロテンを多く含みます。カロテンや食物繊維には血栓予防などの効果が期待できます。
薬膳では,目のトラブルやめまい、のぼせ、イライラ、頭痛、情緒不安など気が上部に上がった状態を改善するときに使います。
きのこ類
キノコにはビタミンB群のナイアシンを多く含み、抗炎症作用があると言われています。慢性炎症を和らげ、体内環境を整えていきます。また 木耳やシイタケにはビタミンDも多く含まれ感染症予防の効果が期待されています。多くの食物繊維を含み、血中コレステロールの上昇抑制や動脈硬化予防、便秘解消などの働きが期待されます。低カロリーなので肥満予防にもお勧めです。
薬膳では、しいたけは気を補い弱った身体を補強、免疫力アップ、食欲不振にお勧め食材です。まいたけは五臓を補う働きがあるので、免疫力アップ、アレルギー体質改善、生活習慣病予防にもお勧めです。
ブロッコリー
ブロッコリーやキャベツ、白菜、小松菜などのアブラナ科の野菜はフィトケミカル、イソチオシアネートを多く含み、強い抗酸化作用、抗炎症作用があると言われています。とくにブロッコリーはβカロテン、ルテイン、グルタチオンにより活性酸素の酸化作用を抑え、細胞機能障害を予防します。クロロフィルというフィトケミカルは血流改善、動脈硬化予防の効果が期待されています。また葉酸も多く、葉酸はビタミンB12と赤血球を作る働きをします。クロムを含み、インスリン分泌を抑制し、糖尿病を予防すると言われています。
薬膳では、ブロッコリーは五臓の働きをよくするので虚弱体質やアンチエイジングにお勧めの食材です。
お茶
緑茶はカテキンを多く含み、ポリフェノールの1種で、強い抗酸化作用をもっています。カテキンは口臭を消したり、殺菌効果も期待でき、また発がん作用に加え、転移抑制作用も期待されています。ビタミンCも多いので、風邪予防や美肌効果も期待できます。茶葉はお茶として頂くだけでなく、ふりかけなどで頂くと、カルシウムや食物繊維を摂る事ができます。
薬膳では、緑茶は清熱効果があるので、こもった熱をとり頭をすっきりさせ、消化を促すと言われています。
たまねぎ
玉ねぎに含まれる硫化アリルは、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きや血栓予防が期待されます。硫化アリルの一部のアリシンはウイルスから身体を守ったり、神経を鎮める働きがあります。新陳代謝を高め、疲労回復、不眠に、動脈硬化予防の効果もあると言われています。また白いところには発汗促進、解熱鎮痛などの風邪の時にお勧めの効果が期待できます。
薬膳では、血の滞りを解消し、胃の働きを高め、生活習慣病の予防にもよいとされています。
パプリカ ピーマン パセリ
これらの野菜にはビタミンCを多く含み、ビタミンCは免疫細胞のマクロファージやNK細胞を活性化して感染症予防に効果があると言われています。免疫力強化のため 生でまめに摂るようにしましょう。
薬膳では、ピーマンやパプリカはイライラしたり憂鬱な気持ちを解消し、胃腸の調子を整えると言われています。
肉類
肉を摂ることで体内で合成できない必須アミノ酸を摂る事ができます。また、そのたんぱく質で筋肉、皮膚、血管、毛髪などを、また免疫細胞や抗体も作られます。免疫力のもとですね。卵、お肉をしっかり摂るようにしましょう。
薬膳では、鶏肉は食欲がない時、慢性下痢など体力が落ちている時にお勧めです。豚肉は腎を補い、精力を高め、滋養強壮によいと、牛肉は骨や筋肉を強くし、腰や膝に力をつけ虚弱体質改善によいと言われています。
参考;あたらしい栄養学
栄養でみる食品と
薬膳での食品の働きは
少し違うかもしれませんね。
自分が頂く食品なので、美味しいだけではなく
どんな働きがあるのか、少し知るとお食事も
違ってくるかもしれませんね。
でも やはり美味しいのが一番ですね!
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
最新の投稿
- ハーブ2024.12.23風邪の予防 2
- 漢方薬2024.12.22虚弱で疲れやすく 動悸 ほてり 冷えなどのある方の神経質、慢性胃腸炎 夜泣きなどにお勧めの漢方 小建中湯
- ハーブ2024.12.15風邪の予防 1
- 漢方薬2024.12.13便が硬い便秘の方にお勧めの漢方 潤腸湯