
ママさん
またまた どうしたら若くいられるかななんて考えてる。。

だって くうさん
テレビを見ていると 私くらいの方でも重役を
担っている方がいらして すごいなって思うのよね。
私は体力が落ちたとか、腰が痛いとか言っているのに。

ママさんの気になる若さって
顔やスタイルの事ばかりかと
思った。。

ララったら。。
もちろん見た目も大切!
実際見た目の老化は老化の程度を表すとも
言われているからね。
でも 私はやっぱりいきいきと過ごせるのが
いいかしら。。

そうだよ。。
やっぱり元気で楽しく暮らさないとね。。

そうそう。。
それで今日は若い感覚
視覚、聴覚、嗅覚、味覚について考えてみましょう。
ちなみに 老化細胞除去治療、抗老化治療薬セノリシス
が発見されているのよ。
実際まだ使えないけど、ずっと若くいられる時代がくるかも
知れないわね。

すごいね!!

今日ご紹介する感覚機能も足腰の衰えと同じように
年齢を重ねると衰えてくるのよ。
感覚機能は見えにくいとか、聞こえにくいとかだけではなく、
フレイル、サルコペニア、認知症などにも関係しているの。
認知症のリスクとしては大きいのよ。
感覚器の老化も健康寿命には大きく関係するので、
感覚器を若く保つことも健康で年を重ねるのは大切な事ですね。
※フレイルとは、加齢により心身が老化し、健康な状態と要介護の
間にある状態をいいます
サルコペニアとは加齢により骨格筋量の低下をいい、歩行や立ち上がりなどの日常の生活の基本動作に支障がでてきている状態をいいます
アイフレイル
人は外界の情報の80%以上を目から取り入れていて、視機能を良好に保つことは健康な生活を行うのに、とても大切と言われています。高齢者になってから、高度な視機能障害に陥る事が多く、2021年から加齢に伴って視機能が低下した状態をアイフレイルと提唱されている。年齢とともに体力、筋力が衰えるのと同じに、眼球も機能が衰えてきます。外的(喫煙、紫外線など)、内的要因(高血糖、高血圧など)が加齢に伴う変化に加わりアイフレイルが起こり、自立機能の低下や日常生活が今まで通り行えなくなっていきます。早い段階でアイフレイルの予防に取り組み、若い時の状態を維持できるのを目指しましょう。

代表的疾患
1)老眼
加齢とともに目の調節機能が低下して、近くが見えづらくなります。老眼鏡やコンタクトレンズで矯正しましょう。
2)ドライアイ
涙が角膜の表面を充分に潤す事が出ない状態です。涙の役目をする目薬を使いましょう。
3)白内障
加齢により水晶体が濁って、かすんだり見えにくくなったりする症状です。濁った水晶体を摂り、眼内レンズを入れ替えましょう。
4)糖尿病網膜症
高血糖によ、網膜の毛細血管が障害され、網膜の機能が低下する疾患です。抗VEGFの硝子体内注射や硝子体手術の治療が必要です。
5)加齢黄斑変性
高齢者の黄斑部に新生血管、萎縮が生じる疾患です。抗VEGF薬の硝子体内注射が行われます。
6)緑内障
網膜で受け取った光刺激を脳に伝える神経節細胞が障害される疾患です。進行すると視野の欠損が起こります。点眼、レーザー、手術を行います。
若さをkeepするには
1)早期発見、早期介入が重要です。
2)検診にあまり行かない方は次にあげるアイフレイル自己チェックを活用しましょう
◎まぶしく感じる
◎目が疲れやすい
◎食事の時テーブルを汚すことがたまにある
◎眼鏡をかけてもよく見えない
◎信号や道路標識を見落としてしまう
◎段差や階段が危ないと感じる
◎はっきり見えず、瞬きをすることが増えた
◎新聞、本を長時間みることが減った
◎夕方になると見えづらい
◎真っすぐの線が波打って見える
加齢性難聴
コミュニケーションで重要な役目をするのが、聴覚です。難聴は遺伝的な物、加齢によるもの、社会生活の負担によるものなどがあります。難聴は社会生活の負担だけではなく、認知機能低下やうつなどの問題を一因にも。。活性酸素の蓄積が酸化的損傷になり、加齢性難聴を引き起こすとみられています。原因は遺伝的なものに加え、騒音などの環境因子、喫煙、飲酒、糖尿病、肥満などの生活習慣などが加わっておこると考えられています。

若さをkeepするには
1)感音性難聴の治療
抗酸化物質を摂る。ビタミン剤やコエンザイムQ10などを。。
2)加齢性難聴の進行予防
ヘッドホンなどの使用に注意して、耳を休めるように、飲酒、喫煙、肥満など生活習慣の改善を
3)難聴に対するコミュニケーション障害に介入する
補聴器や人工内耳などを使う
嗅覚の老化
嗅覚も他の感覚と同様に加齢によって低下するが、低下によって日常生活での支障は少なく本人自身も気づいていない事もある。アメリカの嗅覚機能検査によると、男性では60歳代から、女性では70歳代からスコアが低下すると言われている。嗅神経細胞は加齢に伴い減少し、嗅粘膜における密度が減少、粘膜の範囲も縮小すると。。。加齢にともない再生能の低下によると考えられています。嗅覚系の加齢に伴う変化は中枢でも見られます。
老化による臭覚低下でのリスク
視覚や聴覚と比べると、臭覚の低下は軽くみられるが、次のようなリスクが考えられる。
◎軽度認知症
臭覚低下者は正常の方に比べると、5年後に軽度認知障害に移行する危険度が50%増加。
◎アルツハイマー病
◎パーキンソン病
◎不安症 うつ病
臭覚低下は精神的にも負荷をあたえていて、抑鬱、不安、などのスコアが高いと言われている
◎フレイル。サルコペニア
フレイル、サルコペニアでは9割の方が臭覚低下を認めている。
◎生活での支障(ガス漏れの検知 料理の味付け 食欲低下など)

若さをkeepするには
臭覚は低下しても気づきにくいが、ほっておくと認知症やフレイルなどに一因になってしまう。日頃から意識して臭いをかぐ習慣を持つことが大切!
1)リスクを減らす
大きなリスクは鼻副鼻腔疾患、喫煙、B型肝炎、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病などが考えられるので、疾病があったら早く治療を、喫煙、生活習慣病に関しては生活の見直しをするといいでしょう。
2)運動習慣
週に1回以上運動を10年以上続けていると臭覚の低下予防につながると言われています。運送習慣は生活習慣病の予防や改善にもつながりますね。
3)嗅覚刺激
ドイツでバラ、レモン、ユーカリ、クローブの匂いを1日2回15秒ずつ嗅ぐと臭覚低下を予防できるとの報告が。嗅覚機能だけではなく、言語機能や幸福感、認知機能にも有用であったと報告があります。実際には、身の回りにあるアロマやハーブ、植物、フルーツなどを用いて、その匂いをもつものをイメージして嗅ぐようにしましょう。
味覚の老化
味覚も嗅覚などと同じで、加齢とともに低下していきます。年を重ねて、長期の慢性疾患や服薬、消化機能低下、オーラルフレイル、うつなどで味覚異常をおこすリスクが高まります。
味覚には、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味などがありますが、比較的甘味は保たれるようです。
味覚障害の部位として、受容器、末梢神経、中枢神経、唾液量減少などがあると言われています。
原因は、高齢者では、頭部外傷や風邪の後遺症、口腔乾燥症や薬剤によるものが多いようです。
美味しくないとの訴え、加齢により消化機能低下や代謝不良、歯科の不具合なども考えられますが、味覚機能の変化にも注意する事が大切です。
味覚低下によって、塩分糖分の摂り過ぎなどが問題になっています。
味覚機能に大きく影響しているのは喫煙です。禁煙する事で軽減できると言われています。習慣化した大量飲酒なども悪影響をおこすようです。
※オーラルフレイル:口の機能が低下した状態。全身のフレイルの一種。

若さをkeepするには
食事をいつまでも美味しく頂く能力の維持
そのためには、次のような点に注意して過ごしましょう。
1)心理的ストレス緩和
ストレスや感情的な事で人の味覚が変化をおこすと言われています。甘味やうま味はストレスや否定的な気分で弱くなり、苦味や酸味は強くなると言われています。味覚は感情の変化に影響するのです。ストレスを減らし、精神的に安定した生活を送るようにしましょう。
2)心身を整える
美味しいと感じるには、味覚感度には多くが関係しています。味刺激は唾液量、消化液分泌、ホルモン分泌など複雑です。食欲、血糖値の維持、満腹感、塩分濃度などのコントロールするホルモンも味細胞と関係します。これらを整えるためには、規則正しい生活、良い睡眠、ストレス緩和などが必要です。
3)食事に注意する
高齢者は食事の量が減少、消化機能の低下や慢性疾患の服薬などで、亜鉛(味覚に関係)やビタミンの不足が考えられますので、お食事の内容を考えましょう。
※亜鉛を多く含む食品
牡蠣 たらばがに あさりの水煮缶 大豆製品 種実類
加工食品で和えんの不足がおこりやすくなりますので、注意しましょう。
参考;アンチエイジング医学

今は抗老化治療薬が開発される時代になりました。
すごいですね。
今回のブログを書かせて頂き感じた事は
人の身体は全てで一つでできているんだという事!
フレイルなどに感覚機能も大きく関係しているの
です。
顔のしわ、足腰が弱っただけではなく、感覚機能も
老化していくのですね。
ハーブの勉強会で、痛みや精神的な問題を改善するのに
アロマを使う治療法はあります。
嗅覚ってあまり気にしていませんが、自分の好きな香りを
見つけて香りを楽しむ事をお勧めします。
ちなみに、私は漢方を作っている時、薄荷の匂いを嗅ぐと
心がすっきりするので、日頃からお茶に入れたり、臭いを
楽しんだりしています。
若さをkeepする生活をしていきましょう。
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