体質改善の薬膳 3

薬膳

皆様 こんにちは
在宅が多く、いろいろなお料理に挑戦している方も多いことと思います。
今日は陽虚という体質についてふれてみましょう。

陽虚とは、気虚が続き、臓腑の働きが弱って、陽が不足した状態。陰陽のバランスで考えるので、陰にかたむいている状態です。顔が白っぽく、寒気、四肢の冷えがあり、浮腫み、息切れ、めまいなどの症状がある。寒邪の影響を受ける。

陽虚の主な症状


●寒がりで熱いものをほしがる
●手足が冷える
●尿は多く透明
●低体温気味
●腰が冷えてだるくなる時がある

陽虚の治法

陽を補う補陽のものを食べる。温熱性のものを食べるようにする。生もの、冷たい物、冷やすものは控えめにとる。陽を補う補陽の働きの食品は内分泌機能とエネルギー代謝を促進し、冷えなどの症状に効果がある

陽虚の方にお勧めの食材


補陽;くるみ にら にんにく えび らっきょう ねぎ まぐろ 赤ワイ
   ン フェンネル
温熱性の食材;もち米 かぼちゃ しそ ねぎ 黒砂糖 さくらんぼ らい
       ち もも あんず あじ さば さんま まぐろ 牛肉 羊
       肉 よもぎ りゅうがん コリアンダー フェンネル 当帰
       シナモン 杜仲 陳皮

陽虚に お勧めの献立


えびとにらのお粥
材料
米  1カップ
鶏スープ  10カップ
むきえび 80g
にら   1束
くるみ  少々
胡麻油 片栗粉 塩コショウ

作り方
1)鶏スープでお粥を炊く
  炊き上がったら ごま油と塩で味を調える
2)えびは背ワタをとり。酒、塩で味付けし、片栗粉をまぶして フライパ
  ンで焼く。
3)にらは細かく切って、ごま油で炒め、塩コショウで味付けする。
4)お粥の上にエビ、にら、くるみをのせて頂く

補陽の食品


にら  (辛 温   肝胃腎)
効能;補陽 降気 活血 化お 解毒
作用;冷え 鼻血 血尿 血栓予防
成分;アリシン カロチン K VB1 VB12 VC セレン

らっきょう (辛苦 温  肺心胃大腸)
効能;消食 降気 補陽 散結 寛中
作用;狭心症 吐き気 冷え 下痢
成分;硫化アリル Ca P Na Fe 食物繊維 サポニン チラミン
   含硫アミノ酸
※ 熱のある人は禁忌、ニラとの食べ合わせが悪いので注意して下さい。

私自身は陽虚だと思っています。身体を温める食品を多めにとるようにしています。でも 薬膳はバランスが大切ですので、平性の物や涼性のものなども入れながら、バランスよく献立を作る事も大切です。

薬膳の内容は深いですね❕

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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