皆様 ごきげんよう
大寒も寒い季節を迎えています。
寒い季節、とくに今年はコロナのこともあり、肌のトラブルが多いのではないでしょうか?
今日はこの季節 おこりやすいしもやけ、あかぎれのケアについて書かせていただきます。
しもやけ
寒い季節になると、手足などが赤く腫れて痛痒くなるもので、
血流が悪くなると起こります。まずは 血流の改善からケアしましょう。
ミカンの果汁
冬におこる不調は冬の旬のものを使って治していきましょう。
ミカンの果汁はしもやけを治す薬となります。
ミカンの搾り汁を患部に擦り込んでみましょう。
みかんの成分、リモネンが程よい刺激を与え、血流を改善します。
長ネギの煮汁
しもやけの原因となる血行が悪いのを、長ネギの成分硫化アリルが改善します。
長ネギの白いところ 5cmくらいを小口切りにし、100㏄程度のお水で5分煮ましょう。
煮汁がさめたら、患部に擦りこむようにマッサージしましょう。
マッサージは同じ方向にこすりましょう。
ひどい時は煮汁に患部をつけてもいいでしょう。
ミカン ネギ
食品紹介
みかん
ビタミンCの宝庫、抗ガン作用も
性味;甘酸 平
帰経;肺胃
有効成分;クエン酸 VC ヘスペリジン βクリプトキサンチン Ca
シネフリン
※ 強い抗酸化作用がある成分、βクリプトキサンチン。
風邪予防のビタミンC。
血液サラサラ、疲労回復のクエン酸。
すじや袋には毛細血管を強化し、中性脂肪を分解するヘスペリジンが豊
富に含むので、一緒に頂きましょう。
適応;食欲不振、口渇、風邪予防
ねぎ
性味;辛 温
帰経;肺胃
有効成分;食物繊維 VA VB1 VB2 ナイアシン パントテン酸
葉酸 VC VE VK K Ca Fe Zn Cu ピラジン
アリシン フラクトオリゴ糖
適応;寒気 冷え 風邪
※ ウイルスから身体を守り、ビタミンB1の吸収を高めるアリシンは揮発
性のため 長く水にさらしたり加熱すると効果がおちます。
ねぎの白い部分は解熱 鎮痛などの風邪の症状改善効果があります。
あかぎれ
寒さと乾燥で手指やかかとの角質層にひび割れができてしまう。
なかなか 治りにくいので、辛抱強く治しましょう。
米糠湯
あかぎれは水分 油分が失われて、おこるので、米油で潤いを与える米糠のお風呂にはいりましょう。
一握りの米糠を細かい布袋に入れてお風呂に浮かべ、優しくもみましょう。
蕪とかぶの葉のすりおろし
昔から 真冬の水仕事で荒れた手を治すのに使われていたのが蕪です。
ペクチンが肌に潤いを与え、ビタミンCが傷を保護してくれます。
すりおろしたものをガーゼなどで包み、患部にあてておきましょう。
かぶ
食品紹介
かぶ
性味;甘辛苦 温
帰経;脾肺
有効成分;VC アミラーゼ ジアスターゼ
葉;VC βカロテン Fe Ca K
適応;熱のある腫れ できもの 黄疸 口渇 便秘 消化不良 のぼせ
※葉にはビタミンCやミネラルが豊富、根にはでんぷん分解酵素を含み
胃もたれ 下痢 便秘に効果がある。葉や根には血栓防止や解毒作用があ
るので 一緒にとるように致しましょう。
ミカンの皮は陳皮といい、吐き気や下痢、消化不良、気を巡らす効果があります。
冬になると、どこの家でも頂くミカンは皮からすじ、袋まで効果がありますので、全てを使うようにするといいですね。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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