ストレスについて  1

その他

現代は以前と違ったストレスが起きてきています。
テクノストレス
きいたことがありますか?
ITにうまく適応できずに困ったり、逆に依存してしまったりして起こる心身の傷害を言います。
コンピューターの使い方になかなか慣れずにストレスを感じてしまう場合、
また、コンピューターに適応しすぎて、コンピューターにのめりこんで、睡眠不足、対人関係の問題、仮想社会から戻れなくなってしまうがありますが、今は前半の不安症より、後半の依存症が増えてきていると言われています。

ストレスの歴史


全ての病気は体内に侵入した病原体によるものと言われていた時代、1936年、カナダの生理学者ハンス、セリエ博士によってストレス学説が発表されました。
現代でもハンス、セリエ博士のストレス学説をもとに、外部からの刺激をストレッサーと呼び、その刺激で生じる心、身体のゆがみをストレスと言っています。

私達の身体には、環境に適応し、生体内を一定に維持するようなシステム、
ホメオスタシスが備わっているのですが、ストレッサーによってバランスがくずれストレスがおこるのです。

ストレスの流れ

まず ストレッサー、外部刺激を受けます。それを脳が認知的評価(刺激が有害なものか、無害なものかを判断する)対処をし、ストレス反応が起こります。
一次評価では、無害か有害かを判断し、二次評価で有害と感じたものをどうするかを検討します。
ストレスにうまく対処しようとストレスコーピングが起こります。
短期的なものなら、そこでストレスは解消され ホメオスタシスが維持されます。
長期的なものになると、ストレスが解消されずホメオスタシスが崩れ、ストレス関係の疾患を発症することになるのです。

ストレッサーとは


私達が嫌だ、不快だと思った時、ストレッサーとして作用します。
不快にするもの、全てがストレッサーになる可能性があるのです。
私達は個人によって異なる価値観、知識量、文化、感性を持っているため
ストレッサーが脳への刺激となり、ストレスを感じる過程は複雑です。

ストレッサーの種類
1 社会的ストレッサー
  人間関係 いじめ 責任の重さ リストラ 家族の死 失恋 挫折など

2 環境的ストレッサー
  暑さ寒さ 騒音 たばこ 薬品 有害物質

3 体調不良
  細菌 ウイルス 花粉 疲労 病気 怪我

ライフステージ別のストレッサー
1 小児期
  両親の不仲 問題のあるしつけ 無関心 愛情不足

2 青年期
  友人先生との関係 成績進路の悩み 親からの自立 親の期待

3 青年期
  仕事の悩み 結婚 出産 育児 親の介護

4 老年期
  配偶者 近親者の病気、別れ  退職 健康 経済不安

ストレスがおこる仕組みについて書いてきました。
次回はストレスと脳について続きます。
最後にストレスを感じやすい方の性格をお知らせしましょう。
次のような方は普段からストレス対策を忘れずに。。
1 内向的で嫌と言えないタイプ
2 あれこれ気にする取りこし苦労タイプ
3 頑固でわがまま、自分勝手なタイプ
4 真面目で責任感が強い完璧主義者タイプ
                 参考 ほすぴ

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事