和のハーブ

ハーブ

今日はずいぶん 温かくなりましたね。
暖かくなり、自粛していた方も外出したくなりますね。
東京近辺では 今日、人出が多かったようですね。

そうそう 先日 すぎなの和漢薬を購入されていた方がいらっしゃいました。
まだ 和のハーブを紹介していない事に気づきました。
私達にとって 一番身近なハーブ!
今日は、和のハーブについて書かせて頂きますね。

山椒


科名;ミカン科
原産地;東アジア
使用部位;果実 果皮 葉 茎
成分;サンショオール リモネン ゲラニオール シトロネラール
   クエルシトリン
作用;消化機能促進 利尿 抗菌
適応;食欲不振 消化不良 むくみ

鰻のかば焼きを頂くときに欠かせない山椒。爽やかな香りと辛味。
辛味の成分サンショオールは消化を助け、解毒、抗菌作用があります。
粉山椒は七味唐辛子の原料となります。
生姜やみそとも相性がよいので、照り焼き、薬味味噌煮などに使われます。

紫蘇


科名;シソ科
原産地;中国
使用部位;葉 茎 花 種
成分;ペリラアルデヒド α―リノレン酸 鉄 カルシウム 亜鉛
作用;発汗 消化促進 解毒 抗菌 防腐
適応;風邪のひき始め 食欲不振 

代表的な和のハーブです。
青しそは薬味や刺身のつまに、赤しそは梅干しや薬草として使われています
発汗や解熱作用があるので、風邪のひき始めに効果が期待されます。
紫蘇の蘇の字は香りが食をすすめ元気を蘇らせる意味をもちます。
生では、薬味やてんぷらとして、ドライティーは風邪のひき始め、リラックスしたいときにお勧めです。

すぎな


科名;トクサ科
原産地;西地中海
使用部位;葉茎
成分;クエルセテン パルストリン ケイ素 カリウム
作用;利尿 肌を引き締める 抗炎症
適応;むくみ 傷の出血 泌尿器科の不調
禁忌;心機能不全 腎機能不全

春先 つくしが顔をだすとその脇からスギナがでてきます。
繁殖力が強くパワフルなスギナ。
膀胱炎などの泌尿器のトラブルによく用いられます。
英国でもドイツの自然療法でも、アーユルヴェーダでも使われています。
スギナに含まれるケイ素には骨やコラーゲンを強化する作用があるので、
歯、髪、爪を丈夫にしてつやがでるので、お茶としてとりましょう。

どくだみ


科名;ドクダミ科
原産地;東アジア
使用部位;葉 茎
成分;クエルシトリン ルチン デカノイルアセトアルデヒド カリウム
作用;消炎作用 抗菌 便通を促す 利尿作用
作用;便秘 むくみ にきび ふきでもの

6-7月に白い花を咲かせます。
強力な抗酸化作用をもつことで知られています。
便秘、むくみ、抗菌など10の働きがあるとして漢方では十薬として知られています。高血圧や動脈硬化の予防で飲んでいる方もいます。
ドライハーブとして、ハト麦と一緒にお茶として飲むのもいいですね。

ハト麦


科名;イネ科
原産地;東南アジア
使用部位;種子
成分;多糖類 ビタミンB1,B2,E カルシウム カリウム 鉄
作用;利尿作用 強壮 消炎 鎮痛作用 排膿
適応;肌荒れ いぼ  むくみ リウマチ

鳩が好んで食べる事からハト麦と言われるようになったそうです。
昔からいぼの特効薬として知られていました。
豊富に含まれるビタミン、アミノ酸が肌を整えます。
お茶で頂くと余分な水分をとりむくみの改善に使われます。
生薬ではよくいにんと言われ 関節炎、リウマチに使われます。
ハト麦茶とどくだみやクコとブレンドして、ハト麦粥もお勧めです。

和漢薬を希望の時は漢方薬局などに相談してみるといいでしょう。

             参考 ハーブライフ テキスト

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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