子供の薬膳

薬膳

皆様 ごきげんよう
桜の季節になりましたが、今年も昨年同様 以前のようなお花見はできないのでしょうか?

今年はいろいろ対策も考えられてきましたので、時間をずらして早朝のお花見などいかがでしょうか?

以前にも年代別の薬膳について書かせていただきましたが、
詳しく書かせて頂きます。

子供はとても元気な感じがしますが、育ち盛りの子供はまだ未熟で臓腑の働きが十分ではありません。
とくに、肺 脾 腎です。
肺は外からの邪気から身を守りますので、子供はよく風邪をひきやすいというのは、肺の働きが十分でないためですね。
脾は飲食物から気血を作りますので、お腹をこわしたり、消化不良になったりします。
腎は成長や発育に関する働きをするので、失禁、発育の遅れなどに関係します。

子供にお勧めの食材


脾を補い気を補うもの
ナツメ 蜂蜜(1歳以下は禁忌)米 人参 やまいも かぼちゃ 豆乳 落花生

飲食物の消化改善
さんざし 麦芽 大根 キャベツ りんご

下痢を改善する
ぎんなん さんざし りんご くり きんかん
※りんごはかぜ 下痢の時にお勧め

発熱の時
豆腐 きゅうり なし なす

虚弱体質 発達の遅れが感じられる時(肝 腎を補う)
やまいも くるみ 蓮の実 黒ゴマ うずらの卵など

肉は血肉有情といい、肉は野菜より強く補い、脳の発達を助けると言われていますが、摂り過ぎはいけないので注意しましょう。

お子さんにお勧めの献立

やまいもの蒸しパン
脾と腎を補うやまいも、虚弱体質のお子さんにお勧めです。
クルミのかわりに、人参や南瓜でもいいですね。

材料
 上新粉   70g
 山芋    70g
 砂糖    40g
 水     25g
 クルミ 黒ゴマ 少々

作り方
1 山芋はすりおろす。
2 すりばちにやまいもを入れ、砂糖 水を少しずつ混ぜていく。
3 上新粉を数回に分けて へらで切るように混ぜながら入れていく。
  クルミを細かく刻んだものを混ぜる。
4 ホイルのcup型に入れて、黒ゴマを上に飾り、20分くらい蒸す。
  串をいれてなにもついてこなければ出来上がり!

野菜スープ
脾胃を補うお腹に優しいスープ

材料
南瓜  40g
人参  10g
豆乳  200g
塩麴  少々

作り方
1 南瓜 人参は洗って薄く切って、電子レンジで柔らかくする。
2 フードプロセッサーにかぼちゃ、人参、豆乳を入れて粉砕する。
3 塩麹で薄く味付けし、鍋で温める。沸騰瞬前で止める。

※ さつまいも、ブロッコリーなどでも作れます。
  離乳食でもいいですね。

りんごのサラダ
胃腸の調子を整え、子供に優しいサラダです。


材料
 キャベツ  4枚
 りんご   半個
 うずらの卵 4個
 オリーブオイル 小さじ2
 塩コショウ  少々
 ヨーグルト  大さじ2

作り方
1 キャベツは千切りにして、フライパンで軽く蒸し焼きにしておく。
2 リンゴはうすくいちょうぎりにして、塩水につけておく。
3 ボールにキャベツ、リンゴ、オリーブオイル、ヨーグルト、好みで塩コ
  ショウして混ぜる。
4 盛り合わせの時 茹でておいたうずら卵を上にのせる。

※うずらの卵の代わりにクルミなどでもいいでしょう。
 ヨーグルトの代わりに、お酢と砂糖でドレッシングのような味付けもOK
 です。

子供の症状で気になる事 たくさんありますよね。
とくに 初めてのお子さんの時は。。。
まず 主治医に相談する事が一番大切です。
次に 虚弱体質であったり 発達に問題があったりしたら、
是非 薬膳を勉強して毎日の食事を整えて下さい。
食事はうそをつきません。身体にいいものを頂けば、
それだけ いい毎日を過ごすことができるのです。
        ごきげんな毎日を過ごしましょう。

※今日の写真は蓮の実です。近澤商店さんで買いました。
 ゆでると、ほくほくした感じで美味しいですよ。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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