男女別の薬膳 男性

らら

くうさん
素敵な花だね、

クゥ

本当に
ママさんがお花が好きだから！

皆様　ごきげんよう。
お天気予報通り　お天気が荒れていました。
綺麗に咲いた桜が散ってしまったら、寂しいですね！
今回と次回で　男性と女性についての薬膳を書かせて頂きます。

４０－５０代前半の男性の薬膳
５０歳代後半ー６０歳代の男性の薬膳

４０－５０代前半の男性の薬膳

女性は３５歳ころから老化が始めるのに比べ、男性は４０歳ころから体力、精力が低下していきます。
このころになると、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や癌にもなりやすくなり、白髪も目立ち始めます。
これは腎気の衰えです。腎は先天の本といわれ気、血の元ですので腎の衰えは疲れやすくなったりします。

お勧めの食材
気、血が不足することが原因です。
気を補い、血を養う食材を摂りましょう。

鰻
補気、気を補う食材の代表です。
良質の脂肪、たんぱく質、ビタミンも豊富に含まれています。
腎、脾胃の働きを高め、精力をつけ、血行を良くします。

黒豆
肝に働き、血を補い、腎に働き生殖機能を高めます。

松の実
松の種子で、仙人食といわれ滋養強壮に優れています。
肺や腸に潤いを与え、内臓を活発にします。
肌や髪の若さを保ちます。咳止め、食欲増進、便秘解消に、、

黒ゴマ
脂質、たんぱく質、ビタミンを多く含み、不老長寿の食べ物と言われています。
血の働きを高め、腸を潤し、肌や髪に潤いを与えます。

その他のお勧め食材
山芋、豆、金針菜、クコの実、棗、貝、レバー、牛肉など

お勧めメニュー
１）鰻のかば焼きと小松菜のいためもの
　　松の実や黒ゴマをかけるといいでしょう。
２）玉ねぎとエビのにんにく炒め
　　玉ねぎは先にスープでにておくと優しい味に仕上がります。

５０歳代後半ー６０歳代の男性の薬膳

このころになると、そろそろ肉体の衰えを感じる頃になります。
腎の働きが低下し、膝や腰の痛み、前立腺肥大の排尿障害などの症状が出てきます。
社会的には、定年をむかえ、精神的にもストレスの多い年代、怒りっぽくなったり、落ち込んだりしやすい時期でもあります。
腎の働きが落ち、肝の働きも低下して自律神経の調節がうまくいかなくなったりします。

お勧め食材
腎の低下を補い、気血を補う食材を選びましょう。

にんにく
疲労回復、健胃、強壮効果、殺菌作用、免疫力向上がある食材。
温性の食材で世界で元気の出る食品として知られています。
料理の香りづけや薬味に、醤油漬け、酢漬けにしても頂けます。

春菊
血行改善、消化促進作用が期待できます。
目の疲れや頭痛改善に。
高血圧、痰の多い咳、のぼせなどの効果もあります。

すっぽん
元気回復パワーは抜群！
疲れを感じた時は市販のスープなどを召し上がってみて下さい。

にら
血行をよくして、身体を温める効果があります。
強壮、健胃、血栓予防、狭心症予防などの効果が期待できます。

その他のお勧め食材
黒、白木耳、ナッツ、玉ねぎ、鰻、どじょう、ラッキョウ、羊肉

お勧めメニュー
１）すっぽんスープ
　　市販のすっぽんスープに春菊、木耳を入れる。
２）長いものみそ焼き
　　１ｃｍくらいに輪切りした長芋に、田楽味噌に黒ゴマのすったもの、
　　クルミのつぶした物を混ぜ、それを塗ってオーブンで焼く。