子供の健康とハーブ   1

ハーブ
くぅ
くぅ

東京はいいお天気で、紅葉がきれいだけど。
日本海側などではすごい雪の一日になったね。

らら
らら

東京は住みやすいね。
雪の降るところは 大変な季節になるね。
雪景色は最高だけれどもね。

皆様 ごきげんよう。今日はお付き合いで上野公園に行きました。東照宮の周りなど本当に紅葉が綺麗でした。五重塔に鮮やかな紅葉、そこに金色の銀杏の葉がちらほら舞って、まるで絵巻のようです。東京の中心でこんなきれいな景色に会えるとは思いませんでした。最高の一日でした。私がいつもお勉強させて頂くメディカルハーブの本に子供の健康について書かれていたので、一部をご紹介させて頂きます。お子様と関係ない方は参考までに。。

子供は小さな大人ではない
       18世紀の哲学者ルソー

ルソーは子供は大人とは違う生き物と考え、子供には子供固有の世界があると考えています。それは現代の小児医療にも関係しています。

子供の発育期の分類
1)新生児期   出生後4週間
2)乳児期    満1歳まで
3)幼児期    1-6歳まで
4)学童期    6-12歳まで
5)思春期    二次性徴の始まりから完成まで
         11-18歳まで

子供の特徴     (0-6歳)

子供と大人の大きな違いは臓器、機能、メンタル全てが未完成であるということです。体の内部の働きも違います。特徴を書かせて頂きます。

1)体温調節が未熟
体温は皮膚の毛細血管を収縮したり、拡張したりして汗をかいたりして調節されています。子供はこの体温調節が未熟です。体重当たりの表面積が大きいので周りの温度に影響されやすいのです。ですので、衣服をまめに調節してあげて下さい。

2)子供の骨は柔らかい
大人の骨は固く丈夫ですが、子供の骨は柔らかくしなやかです。折れにくく骨折をしてもすぐ回復します。思春期を過ぎると大人の骨になると言われています。

3)水分調節に注意
子供は身体に占める水分の割合が高く、新陳代謝も活発で大人より多くの水分を必要です。ところが腎臓の機能が未熟なため、体内の水分や塩分を排泄しやすく脱水症状を起こしやすいと言われています。脱水症状になると、汗がでなくなり体温が上昇してしまいます。発熱、下痢、嘔吐などがきっかけで脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。
  人体に占める水分量
1)生まれたばかりの赤ちゃん   80%
2)乳児             70%
3)幼児             65%
4)成人             55-60%

4)脈拍が多い
子供の心臓は小さく、1回の収縮で送り出す血液が少ないので、心拍を速くして送り出す血液を多くします。
   年齢別脈拍
1)新生児    脈拍(1分)130-140   呼吸数(1分)40-50
2)乳児           120-130          30-40
3)幼児           100-120          20-30
4)学童           90-100           18-22

5)成長ホルモンの分泌が盛ん
全身の細胞の代謝を活性化させ、組織を増大させる成長ホルモンの分泌が盛んです。分泌が一番多いのは思春期の後半、女子12歳、男子15歳で、その後減少します。寝る子は育つと言われるように、深い眠りの時成長ホルモンはよく分泌します。

6)子供の心は未熟
思考力、記憶、言語力、情緒、社会性などの精神的な部分も未熟なのです。個人差、環境にも影響します。また子供は心の悩み、ストレスが原因の体調不良が起こりやすいもの特徴です。

子供の病気の特徴

1)子供はウイルスや細菌などに対する免疫力が低いのが大きな特徴です。母体からの免疫は半年で減少。半年から1歳半までは免疫力が低下します。初めは母や周りの方の細菌の影響が、集団生活に入ると子供の持つ細菌に感染しやすくなります。いろいろなウイルス、細菌に感染して免疫力をつけていきます。

2)症状が急変しやすい
子供が病気になると進行が速いのが特徴です。急変したり、重症化しやすいので注意が必要です。インフルエンザ脳症のような合併症も多いです。その反面、子供は自然治癒力が強く治るのも早いのも特徴です。

3)アレルギー疾患になりやすい
1歳から小学校に入る前はアレルギー疾患がよく見られます。子供はアトピー性皮膚炎から食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎と連鎖的に発症します。これをアレルギーマーチと言います。体力や免疫力がつくと軽くなっていきます。
    アレルギーの知識
食物アレルギーについて、皮膚の乾燥や湿疹から、アレルゲンが入りアレルギーが起こりやすくなります。スキンケアが大切と言われています。また離乳食を始める時は1日1品目がよいと言われています。ハーブを始める時も1種ずつ、少量から薄めて飲ませるように致しましょう。

4)不調のサインをチェック
子供の訴えを丁寧の確認してあげましょう。普段の様子をしっかり覚えておき、変化を見逃さないようにしましょう。機嫌が悪かったり、顔色が悪かったり、食欲が少なかったり、ゴロゴロしていたり、抱っこしてと甘えたりするときは注意しましょう。

5)かかりつけ医を見つけておく
夜発熱すると慌ててしまいます。熱だけを気にするのではなく、食欲、睡眠、元気さ 排泄なども含めて判断致しましょう。熱だけなら、次の日に受診しても大丈夫です。近所にかかりつけ医を見つけておくこと、休日夜間診療をしてくれる所はしっかり調べておきましょう。

子供にお勧めなハーブ   1

リコリス 甘草
砂糖の50倍の甘さを持つと言われています。漢方薬によく使われています。


科名 マメ科
使用部位 根  ストロン
香り マスカットとクルミをミックスした香り
成分 サポニン フラボノイド イソフラボン カルコン クマリン類
作用 去痰 鎮咳 消炎 抗アレルギー 抗ウイルス  免疫賦活
注意 肝疾患 糖尿病 高血圧 腎不全の方は量に注意。また 妊娠中、授乳中は避けましょう。


漢方では葛根といわれ、風邪、肩こり、中耳炎などに使われます。


科名 マメ科
使用部位 種子 葉 花 葛でんぷん
香り 無臭で少し甘い
成分 でんぷん ゲニステイン ダイゼイン ブエラリン トリテルペンサポニン
作用 鎮痛 発汗 解熱 止瀉
適応 風邪 発熱 肩こり 頭痛

ジンジャー
世界中で使われているスパイス。血行を良くし、体を温める作用があります。ティーでは消化不良、吐き気止めに。乾燥させると鎮痛作用が増え、リウマチや関節炎の痛みに。


科名 ショウガ科
使用部位 根茎
香り ウッディで豊かな香り
成分 αクルクメン ジンギベレン ジンゲノール ジンゲロン ショウガオール
作用 健胃 食欲増進 発汗 解熱 代謝促進 利胆 制吐 消炎 鎮痛 殺菌 血行促進
適応 消化不良 関節炎 乗り物酔い
注意 皮膚炎 高熱 出血症状があるときは控えましょう。胆石の方は主治医に相談しましょう。
                  参考 MEDICAL HERB

わたし
わたし

子供は大人とは代謝などで違うので、
薬も量を少な目にすればいいというものではなく
大人で何気なく使っている薬でも小児には
使えない薬もありますので注意しましょう。

正しいケアに役立つ!子どもの病気の特徴
正しいケアに役立つ!子どもの病気の特徴。免疫力が弱い子どもは病気の進行や症状が大人とは異なります。月齢や年齢によって病気に対する反応が変わってくることも理解しておきましょう。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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